2人で

雨音に耳を澄ませて~2人でお入りください DJ後記~

 今日は、先日行われたイベント「2人でお入りください」でDJをした作品を紹介していきたいと思います。

 DJMIXはこちら。

 セットリストはこんな感じでした。


 開催日が6月16日ということで、テーマを「雨」にしてDJすることにしました。雨曲を集めて、聴き比べてセトリをせっせと作りました。ところが、イベント前日にハプニングが……!

 なんと音楽を保存していたHDDが、突然データを読み込まなくなってしまったのです!

 詰んだ。

 そう思ったのですが、なぜかセトリを作るときにかける曲候補を別の場所に保存していたので、8割は無事残っていました。

 残りの二割は後から付け足したので、データがありません。そのため、苦肉の策として以前DJしたときに使った曲からピックアップすることしにました。

 一時期使用した曲をイベントごとに保存していt。これを読んでるDJさんに言いたいことは、データのバックアップはちゃんととろうね!です!!

 ちなみにまだHDDはダメなままで、知り合いの詳しい人に助けてもらう予定です。

 さて、前置きが長くなりましたね。曲紹介していきます。

1* 松任谷由実 / “雨のステイション”

 一曲目はなんとボカロ曲ではないです。曲の空気感が好きで、歌詞に“六月は蒼く煙って”とあるので、絶対にかけたいと思っていた作品です。

2* れるりり / “いつもより泣き虫な空”

 “雨のステイション”の空気感を上手く引き継いでくれるボカロ曲といえば、この曲でしょ!

 “雨のステイション”聴いてるときに、絶対この曲には“いつもより泣き虫な空”が似合うに違いないだろうと思って、組み合わせてみました。いかがでしょうか?

 先日レビュー書いちゃうくらい好きな雨曲(バラード)でもあります。

3* 秦基博 / “Rain”

 「言の葉の庭」という映画を知っていますか。その映画のエンディングテーマ曲が、本作です。

 もともとは大江千里さんの曲で、1998年にリリースされ、アルバムのみ収録されている曲です。

 映画のために秦基博さんがカバーしたものが本作です。曲も、天気雨のように雨の粒がきらめいている様子が思い浮かび、素敵ですが、映画も素敵なのでまだの方はぜひ観て下さい。
 
4* imie×平田義久 / “俄か雨”


 “Rain”と“俄か雨”は繋がりがるので、繋いでみました。ボカプラでもかけたたのですが、ラウンジにぴったり合うと思ってかけました。春を思わせる雨曲です。

5* imie / “Drop”

 imieさん繋ぎです。間奏が好きすぎるので、フルでかけました。この曲も、ボカプラでもかけましたが、ラウンジによく合う雨曲なのでかけました。何度聴いても心地よくて、ずっと聴いていられます。

6* バイカP / “通り雨”

 アルバム「恋文」に収録されている作品です。ギターのこの感じが静かに降る雨みたいで、好きです。

7* liam / “春の雨”

 ギターの音色繋ぎです。本作は、コンピレーションアルバム「AO0」収録曲です。KAITOの声が使われているインスト曲です。

 ここで曲の雰囲気を変えてみました。

8* 春野(原曲:歩く人) / “night (t) rain [haruno remix]”

 歩く人さんのnight (t) rainを春野さんがリミックしたものです。「Our Candles」というアルバムに収録されいます。

 原曲よりもゆったりとしていて、夜の雰囲気も増し増しになっています。

9* keeno / “longing(in the rain arrange)”

 keenoさんのlongingのアレンジverです。たしかアルバム「in the rain 」の特典CDに収録されていたと思います。

 ゆったりと音に浸れるアレンジになっています。夜の雨の雰囲気が続きます。

10* forute / “星の雨”

 アルバム「白紙」に収録されている曲です。この曲も浸れる作品です。keenoさんのミクとforuteさんのミクは、共通するところがあると思って繋げてみました。

11* whoo / “All About You ”

 keenoさん→foruteさん→whooさんはつないでみたい作り手さんでした。個人的に大好きな流れです。

 この曲だけ、タイトルに雨がありません。でも、動画のサムネイルが雨+傘なのでイメージにはあっていると思います。イラストが本当に素敵なので、動画見ながら聴き入ってほしいです。

12* ヤスオ / “雨宿り二人”

 ピアノ繋ぎです。この曲もレビュー書くくらい好きですね。ここから初夏の雨の匂いがしてきます。

13* ぜん / “rainy season”

 ギターの音色がお気に入りの一曲です。味があるんです。沁みるんです。

 あどけなく歌うテトさんも素敵ですね。ずっと聴いてられます。

14* 青屋夏生 / “夕立”

 スキップしたくなる雨曲です。傘をくるくると回すと、水滴が光を反射してキラキラする。そんな一瞬を閉じ込めたようなわくわくする雨曲です。
 

15* におP / “rain stops, good-bye”

 ボカロで雨曲といえば、この曲を思い浮かべる人も多いと思います。名バラードです。

 歌詞に“緑が舞う日も 茜に染まる日も”とあるのですが、月日を色の移り変わりで表現するのがとても好きだと感じました。

 50分間全部雨曲でお送りしました。実は、本イベント「2人でお入りください」はお店で行うのが、今回で最後でした。本イベントは、私が初めてレギュラーDJをさせて頂いたイベントで、終わってしまうのはとても寂しかったです。

 好きなように伸び伸びDJができる現場なんてそんなにないと思います。このイベントを通じて出会った人や、音を大事にしてこれからもDJ活動をしていきたいです。

 またこのイベントの好きなところは、お客さんとの距離が近いことです。DJしてると今かけている曲について尋ねられて、好きな曲について語れる。そんな距離感のイベントってなかなかないと思います。

 居心地が良くてずっとこの空間が続ければいいのに。そう思いました。

 主催のSnafkinさんには開催して下さったこと、私をレギュラーDJとして呼んでくれたことに心から感謝申し上げます。

 ラウンジDJということも最初は知らなかった私ですが、心地いい午後の空間を作ることを楽しみながら全力で取り組むことができてよかったです。

 一番最初はトリ(最後)をやらせてもらって、最後はトップバッターをやらせてもらったので、本イベントが終わってからが私にとってはスタートなのかもしれない、なんて。

 雨音に耳を澄ますように、一つ一つの音を受け止めて良さを紡いでいければ、いいなと思います。これからもDJ茜涼夏をよろしくお願いします。

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