あなたは曲を聞いて、頭の中に風景が広がったことはありますか。今回紹介する曲は、私が聞いたときにはっきりと景色が浮かんだ低所得Pさんの“little bunny”です。

　イントロを聴いたときに、はっきりと冬の夜、雪がちらついてその中に主人公が立っていて、白い息を吐いている。そんな様子が、広がりました。

　動画で少女がマフラーをして雪の降る夜に、街中で立っていますが、まさに音でもその様子が鮮やかに思い浮かんだのです。

　私は、Nicoboxでこの曲を聴いていました。あとで動画と一緒に聴いたのですが、曲と動画がピタッとあっていて、本作をより好きになりました。

　浮かぶ風景は、凍えそうな冬です。でも、どこか温かくて、まるでかじかんだ手を吐息で温めるようです。

　本作は、冬の夜に聴くと、もっと曲の良さが引き立ちそうです。

　また、ピアノの音だけになる瞬間がいいアクセントになっていて、とても好きです。

　あなたも冬が似合うバラードに耳を澄ませて、白く染まってみませんか。