ろくぶんのいち

今日は君の手を救い上げる権利をもらうよ ぼーかりおどP / “1/6 -out of the gravity-”

 あなたは心から誰かを救いたいと願ったことはありますか。今から紹介する曲は、ぼーかりおどPさんの“1/6 -out of the gravity-”です。

 ちなみに、今日で投稿されて10周年です。おめでとうございます!

 この曲は、辛いことや悲しいことがあって心を囚われている人(君)を、救い上げたいと手を伸ばす私(この曲の主人公))の話です。

 泣いて泣いて瞳の色が赤になってしまった君を、月に連れ出してあげたい。月の重力は、地球の1/6だから、君が抱えてる重いものも軽くなるはず。

 でも、宇宙旅行は難しいから、物理的に高いところへ連れて行くよ。333メートルあるあの赤い塔(東京タワー)へ。

 ※この作品が公開された当時、まだ東京スカイツリーはなく、日本で一番高い塔といえば、東京タワーでした。

 こんな子供ダマシで気が紛れるかは、わからないけど元気になってほしい。心の重荷が少しでも軽くなってほしいと本当に願ってることが伝わると思う、私でした。

 私が君を救いたいのは、君の為じゃなくて私自身がそうしたいと強く願っているから。そんな気持ちはもうバレているだろうけど、自己満足かもしれないけれどそれでも君を救いたいんだ。

 そんな真っすぐな私の気持ちに、なんだか心を救われた心持ちになります。

 誰かを手助けするのって、結構怖いものです。拒否されたらどうしよう、差し伸べたとしても何も力になれなかったら。むしろ、迷惑をかけてしまったら。

 それでも、助けたいんだ。頼りにされたいんだ。そんな真っすぐな気持ちで手を差し伸べる私。なんて清々しいんでしょうか。

 ただのお節介に思えるかもしれません。でも、私は傷つく覚悟をして手を差し伸べているのは、本当の優しさだと感じました。

 この曲に救われた人は、たくさんいると思います。真っすぐな優しさ、それを真っすぐな声で歌い上げる初音ミク。

 2018年のマジカルミライ大阪公演でこの曲を歌う初音ミクの姿を見て、ああこの曲は初音ミクの作品だと思いました。

 初音ミクを通して救われた人がたくさんいるから。

 今日で10周年を迎えたこの作品は、これから先もきっとずっと愛されるでしょう。

 なんとこの曲の音源が、フリーダウンロードできてしまいます。期間限定なので、ぜひダウンロードしてください。

https://twitter.com/vocaliod_P/status/1125913073506590720?s=19

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