人間の顔は、目が二つ、耳が二つ、鼻の穴が二つ、眉毛が二つ。
なぜ、口は一つなのでしょうか？

ふと思う疑問ですが、口だけ一つは気持ち悪いです。
普通なら口も二つのはずなのです。
なぜ口は一つなのか？

これは科学的な答えはありません。
仮説があります。

一つの仮説は、口は食べたり話したりするために使われるので、一つで十分だということです。目や耳や鼻は、物事を見たり聞いたり嗅いだりするために使われるので、二つあると視野や聴覚や嗅覚が広がります。また、目や耳や鼻は対称的に配置されているので、バランス感覚や方向感覚にも役立ちます。

もう一つの仮説は、口は一つしかないのは進化の結果だということです。 口は消化器系の入り口であり、食べ物を分解するために唾液や歯や舌が必要です。これらの器官はエネルギーや栄養素を消費するので、二つの口を持つとコストが高くなります。

どうですか？納得しました？
僕はいまいちですね。

もし、口が二つあったら、目や耳や鼻と同じように、味覚も広がると思うのですが。

口が二つあるメリットをあげてみましょう。

●右口で歌って、左口でハーモニカやフルートを吹けます。
弾き語りはギターだけじゃなくなります。
これは、音楽の表現力や創造力を高めるでしょう。

●一人チャゲ＆アスカもできます。
右口がチャゲ。左口がアスカ。一人でハモることができます。

●落語が上下で演技しなくても、上口、下口でやればいいから多少楽。

●カレーライス。右口でカレー、左口でライスという食べ方ができます。
今までは一緒に食べるか、カレーを食べてご飯を食べるかしかできません。
しかし、口が二つあることによって、別々に食べるんだけど一緒に食べるという感覚が味わえます。
カレーライスの新しい味が発見できるかもしれません。

●食べながら喋るという行為がＯＫになる。
左口で食べて、右口で喋ればいいので、厳密にいうと食べながら喋ってません。なので下品な行動にはなりません。

これらのメリットがあるのに口は一つです。
ということは、デメリットの方がデカいということなんでしょうか？
デメリットをあげてみましょう。

●口論が多くなる。
口が一つだったら無口の人は普通ですが、口が二つあって無口な人ってなかなかいないと思います。
そうなると単純に口数が多くなる。
ケンカが耐えなくなる。
朝まで生テレビなんて被りまくりで聞いてられないでしょう。

●飲み過ぎて気持ち悪くなって吐く時に、どっちから出るのかわからない。
どっちの口を便器に向けていいか？
両方から出てきたら大ピンチ。

さて、メリットデメリット、どっちの方がデカいでしょうか？
ここをもっと多くの人が考えることによって、もし口が二つの方がメリットがデカいと思えば、将来、人間は口二つに進化するでしょう。

まずは皆さんが、口は一つか？二つか？を真剣に考えてみましょう。