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ひょう?あられ?どっちもひょうでいいよ

昨日8月1日、僕は東京に住んでいるのですが、びっくりしました。
すごい雷のあと雨が降り、そのあとひょうが降ってきました。

窓にガンガン当たってました。
確実に氷が降ってました。
Twitter上でも「ひょうだ」「ひょう?」「ひょう降ってる」など盛り上がっていました。

しかし、あれは、「あられ」らしいです。
ひょうではありません。あられです。

何が違うのでしょうか?

ひょうは雹と書きます。
あられは霰と書きます。
クイズ王になるなら憶えて下さい。
ここではどっちだかわからないので平仮名で書きます。

ひょうもあられも、どちらも氷の塊です。
では何が違うのか?
一番の違いは大きさです。
直径5ミリメートル以上がひょうです。
直径5ミリメートル未満があられです。

昨日の東京は5ミリメートル未満なのであられらしいです。
で、発生率でもひょうの方が珍しいです。
ということは、氷の塊はあられの方が確率が高いです。

しかし、どうでしょう。
氷の塊が降ると、ほとんどの人は「ひょうだ」と言います。
「ふむふむ、これは5ミリメートル未満だから、あられだ」という人はまずいません。
氷の塊=ひょう。このイメージです。

なので、ひょうでよくないですか?

違いと言えば大きさです。
ハマチか?ブリか?みたいなものです。
ハマチが成長してブリです。一緒の魚です。
ただよく目にするので、分けてもいいかなとは思いますが…。

ひょう、あられは違います。
滅多に見ません。
そんなに大きさ大事ですか?

なぜひょうとあられにわけるのか?

危険度だと言われています。
ひょうは大きくて重いので、人や動物、農作物や建物などに被害を与える可能性が高いです。
あられはひょうほど危険ではありませんが、地面に積もってしまうと滑りやすくなります。特に氷あられは透明で見えにくいので注意が必要です。

結局、両方危険じゃん!
だったら両方、ひょうでいいのではないでしょうか?

ひょうとあられの区別は、気象学的には重要かもしれませんが、一般人にとってはあまり意味があまりません。
氷の塊が降ってくるという現象は、大きさに関わらず危険であり、対策を講じる必要がある。だから、ひょうとあられを分けるよりも、氷の塊の危険性を知らせる方が大事だと思います。

なので、名前を変えるより、ひょうS、ひょうM、ひょうLにした方がいいと思います。

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