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人間関係には寿命があるから。

人間関係には寿命というのがあると思います。

体の寿命とは別の、見えないパラメーターがあるような気がする。


好意は重ねて増やしていくものではなく、減っていくイメージがあります。

好意は一本のロープのようなもので、それを全部燃やし尽くしたら、人間関係の寿命。

だからこのロープが減っていくスピードをいかに遅くするかが、人付き合いでは一番大切なのだと思っています。


このロープを減らしてしまうのは、無理のある対人距離感です。

たとえば、相手に頼まれごとばかりされると、ちょっとずつロープは減って。

もう相手のために行動できない、となったら人間関係は終わってしまう。

そのためには、ここまでは相手のためにできるけれど、これ以上は私にはできないという線引きを決めておくと良いと思います。

できないことには、ごめんと断る勇気。

こちらが頼む側の時も、依存しすぎないように。

そして相手が断れる退路をふさがないように頼むようにしています。


あとは、必要以上の時間を一緒に過ごしてしまうと、ロープは減る気がします。

長い時間一緒にいると、距離感が近くなりすぎて、やたら相手に理想を求めてしまう。

あの話をしたときにこういう相槌が欲しかったのにもらえなかったとか、
話したいことを話しきってしまい退屈な時間が発生してしまったとか。
そんな些細なことなど。

あの時のお礼の仕方や態度にもやもやする……
常識の違い……なども
気になってきます。

もっと近い関係、同居などになってくるとわかりやすく、生活の違いで揉めることもありますね。そういう距離の話。

適度にドライなほうが人間関係は長続きするのではないでしょうか。


私は、人間はわかりあえないと思っています。

だから、わかりあおうとするとトラブルになるのではという価値観を持っています。
わかりあおうとしても、わかりあえることはないので。

わかりあえないけど一緒にいたり、連絡を取り合ったりして楽しい、くらいが、私のちょうどいい距離感かな。


一方で距離を取りすぎると、好意は減らないのですが、無関心に傾いていってしまうから難しいですね。

ロープが燃え尽きることはないけど、切ってしまうような別れ。
無意識のうち、なんとなく切れてしまうこともありますね。

友達には多少頼られたほうが、信頼されている感じがします。逆もそうだと思います。
だから、寿命が減るからと一切頼みごとをしないと信頼関係が育っていきません。

次第に無関心なただの知り合いになってしまいます。

さらに、一緒にいる時間がなくなり連絡を取らなくなったら自然消滅です。

私の場合、こっちをやってしまいがちなので、気をつけなければいけませんね……。


それでも、住む場所や暮らしが変わって、仲の良かった人と疎遠になるのは、自然な流れです。

そうやって縁が切れた人間関係もあります。

喧嘩別れじゃなければ、それでもいいのかな。

さみしいけれど、そういうパターンもある。


どんな別れ方だとしても、もう会えない人や、会わないだろう人たち、元気でいてくれるといいなと思います。

私もどこかで、そう思ってもらえていたらいいな。


人付き合い、難しいですよね。

私は人間関係を築き上げるのが上手ではないほう。
今日、こうやって記事を書いてみたけれど、この感覚がいいのか悪いのかわかりません。

人が嫌いなわけではなく、単に交流の仕方がわからないタイプです。

色々な人とすぐ仲良くなれるの羨ましいな。すごいと思います。

誰かに人間関係の築き方教わりたいです……!


(Day 22 今日のお題「人付き合いで1番大切だと思うこと」)




今日の曲は牢獄Pさんの曲をカバーしたものです。
「一人でオフを」です。昨日投稿しました。

牢獄Pさんの曲は、作者がそれまで築いてきた人間関係を思わせます。
牢獄Pさんは出会いと別れが曲の原動力なのではないかとひそかに思っています。


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