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空き地

いつも通る住宅街の一角が、更地になっていた。

いつからだろう。

前に何が有ったのかも思い出せない。


見ているようで見ていない。

ただ過ぎていくだけの映像。


なくなってはじめて、その存在に気づく、とはよく聞く言葉。


解像度の低い視界で、

見ようとしたものだけを見ている。