見出し画像

3人家族、ソウル滞在の記録【2023年8月-9月】

2022年8月にコロナ以降初めて韓国を訪れて以来、今回で4回目の韓国滞在となった。

6ヶ月の子どもは1歳半になり、歩けず横たわるだけの状態だったのが自分の足で走り回れるようになり、自己表現は「微笑む」「泣く」の2パターンだったのが、簡単な単語をいくつか言えるまでに成長した。

夫が「はらぺこあおむし」の絵本を毎日彼の母国語で読み聞かせた努力の甲斐あって、子供の脳内韓国語単語帳の1ページ目に「딸기(いちご)」が刻まれた。赤くて丸い食べ物を見ると「ったーるぎぃ、ったーるぎぃ」と連呼する。発音が地味に上手い(笑)もうね、かわいすぎ!

さて、今回も韓国滞在で得た新たな発見、感じたことメモを公開します。ほんっっとにただのメモなんですが、子連れ韓国行きの楽しさが伝わったらいいな。

子どもが大きくなるほど、飛行機の難易度は上がる

0歳児の時の飛行機旅は、授乳が超スーパー大変だったが、お腹がいっぱいになればコテンと寝てしまうので周りに迷惑をかけることはほとんどなかった。ところが、一歳にもなると感情表現がより豊かになって、叫ぶは暴れるはでさらに大変。

行きは離陸のタイミングで昼寝をしてくれたのでよかったが、帰りはお目目ぱっちり。機内に乗り込んだタイミングから早速ご機嫌斜めだったので、お守り代わりに持ち込んだお菓子をあげ始めたところ、なんと15分程度で完食(結構量あったのに…)。隠し玉が一瞬で胃の中に消えた。その後は「ギュッギュ(牛乳)」「チッチ(おしっこ)」ジュセヨ〜地獄。トホホ…

飛行機が大好きなはずなのに、本人は飛行機に乗っていることに全く気づいていない様子。前の座席の背中に入っている機内誌を何度も取り出して、下に落としたがる。機嫌を取りながら奪って元の場所に戻す、の繰り返し。いつも見てる電車の動画をダウンロードしてくればよかったと心底後悔(YouTube育児には必然性がある)。

ふらっと来ても楽しめちゃう万能空間•光化門広場

光化門広場(景福宮前に広がる広場)は、ソウルに行くたびに毎回足を運んでしまう。このところソウルでは通り魔騒ぎで不安だったけれど、ここは外交部や大使館など重要な建物が多く、いつも警備員がたくさんいて安全だろうということで、今回も遊びに来た。

いつも何かしらイベントがやっていて飽きない。周りに飲食店・休憩場所がたくさん。子どもは噴水で大はしゃぎ&大満足。お手洗い+授乳室近くにあるというわけで、ここに来れば何でもそろっているという安心感がある。

今回は「Seoul Music Week」という観覧無料の音楽イベントがやっていて、国楽バンドのADG7(악단광칠)に遭遇。思えば産後初のライブで、夫と息子と見る初めてのステージで、ここが現実なのかわからない…不思議な気分になった。

韓国旅に小慣れた人には盲点のバスツアーが最高だった

8月末。日本はまだまだ真夏日が続いていたのだが、ソウルは涼しく早くも秋に突入した感じすらある。日中は日差しが強かったのだが、日が陰った夕方はバスツアーに最適の気温だった。

少し前に東京でのバスツアー(2階建てで屋根がないやつ)が意外と楽しかったので、今度はソウルでも乗ってみたい!と思いチャレンジ。DDPの前のバス停から乗車して、乙支路→光化門→サランチェ→南大門→南山→DDP というルートでグルッと一周。

バスから眺める景色は、いつも歩いている時に見える景色と違っていて新鮮に感じられるし、上から見下ろす形になるので、知らないお店を発見したり、人だかりのできている人気店を見つけることができた。息子も目をキラキラさせながら外を見ていて、私まで自然と笑顔になれた。風も気持ちよくて、最高だった〜。

デジカルビの美味しさを知った

日本で韓国料理×肉のお店と言えば、無条件にサムギョプサルだと思う。なかなか日本に住んでいると食べる機会のないテジカルビのお店に連れて行ってもらった。

寂れた外観で不安になったが、ドアを開けた瞬間隠れ家のような店内が広がっていた。

フワフワで柔かいお肉。すっきり爽やかな水大根。ヤンニョムケジャン。ジョン、生ニンニクのスライス。水冷麺。Cassの瓶ビール。水冷麺は肉と一緒に食べるのが韓国式だそう。

ジョンに唐辛子が入っていることに気づかず子どもにあげていたらいきなり大泣き。落ち着いたらものの、そのお店では一切ご飯を食べず…。ここが韓国だということをすっかり忘れてました。泣

北朝鮮の近くまで行ってみた

お義姉さんの友達の車で、ソウルから北にまっすぐ進んだところにある坡州市の「平和ヌリ公園」というところに連れて行ってもらった。

この辺。

イムジンガンという川を隔ててすぐ向こう側が北朝鮮。こんな韓国の端っこまで来たことのない私はちょっとドキドキ。一体どんな場所なのだろうかと思っていたら、北朝鮮の真横に広がっていたのは、子どもたちのはしゃぎ声が響き渡るとっても穏やかで平和な公園だった。

おしゃれなカフェ、遊園地。芝生エリアでは家族連れでキャンプをする人たちで溢れかえっていた。少子化が急速に進む韓国。ソウルの街中では小さいこどもを見る機会が少ないけれど、こういう場所に集まってるんだねぇ〜とつぶやくコリアンたち。ステージ付きの野外広場では、音楽フェスの垂れ幕もかかっていた。

でも、しっかりシェルター(대피소)もある。

韓国のトイザらスが楽しすぎた

いつも散歩がてら立ち寄ってしまう、ロッテモール内のトイザらス。韓国の子どもの生活を擬似体験してるような気分になれてすごく楽しいのである。

韓国版モノポリー「ブルーマーブル」

面白かったのは「クレヨンしんちゃん」の人気っぷり。韓国では「짱구는 못말려(チャングは止められない)」。日本だとドラえもんやアンパンマン的なポジションにクレヨンしんちゃんがいてびっくりする。

レゴコーナーにもクレヨンしんちゃんはもちろん、孤独のグルメのセットも発見。他にも歴史物や韓屋の韓国でしか手に入らないであろうセットが並んでいて、大人の私でも欲しくなった。

印象的だった食べ物

  • キムチチム

  • bhcのチキン

  • 韓国のお刺身 with 日本酒

  • テジカルビ

  • ポッサム

  • トゥルケカルグクス

  • オルクンカルグクス

  • チュロス

  • マヌルパン

  • FRANK BURGARのチーズバーガー

韓国できちんとお刺身を食べたのはこれが初めて。タイ、ヒラメなど、脂身の少ない魚が贅沢にさらに敷き詰められていて、醤油や酢コチュジャンにつけてパクリ。サムジャンをつけてサンチュで巻いて食べるのも美味しかった!韓国で秋のお魚と言えば「コノシロ(전어/ジョノ)」。初めて食べてみたけど、小骨がボリボリ多くて一口で十分でした…。

韓国の家族に買って行った日本のお土産

  • トラノモンのフィギュア

  • プリン(3種類ほど)

  • サントリーのウイスキー

  • 日本酒「梵」

今回で夫の家族に会うのは確か5回目。最初はちょっとお値段の張るバッグや化粧品、ファッションアイテム、インテリア、雑貨などを大量にプレゼントしていたけれど、だんだんお互いの好みがわかってきて、贈り物というよりもガチで欲しそうなものをピンポイントで買っていくようになってきた。

あ、プリンはちなみに着いて開けたら中身がシェイクされていて、キャラメルとプディングが混ざったジュース状態になってました(笑)それでも大満足で美味しい美味しい言って食べてたけれどㅎㅎ

一歳半の息子のために買ったもの

  • タヨバス(타요버스)のおもちゃ

  • 乗り物図鑑

  • 単語が載ったポスター

  • ポロロのバナナ牛乳

一歳半の息子がプレゼントでもらったもの

  • 赤ちゃん用の無添加お菓子

  • 恐竜のおもちゃ

  • ステッカーブック

  • ポスター

毎回韓国に行くと、親戚が申し訳ないほどにたくさんソンムル(贈り物)を準備してくれる。こういう周りからの支援が本当にありがたい、有難い。

韓国から買って帰ったもの

  • キムジャバン

  • ムマルレンイ

  • 無印のポックムキムチ

  • インスタント麺

  • クマのスマホホルダー

3ヶ月に一回の頻度で行っているといつでも来れるため、以前ほど買いだめしなくなってきた。もともと物欲があまりなく、ほとんど食べ物。無印の韓国限定商品、ポックムキムチは前回買って美味しかったのでリピート買い。

オリーブヤングのセールがやっていたが化粧品は意外と日本でネットで買った方が安かったりもして、今回は購入せず。

スポンジのように吸収する息子

今回短い滞在期間にもかかわらず、息子にいろんな変化が見られた。発語が増えて、感情表現がより豊かに。登れなかった場所に登れるようになった。猫を優しく撫でられるようになった。飲みたい時、食べたい時、おしっこをした時に教えてくれるようになった。

全てが揃っていて安心安全ないつもの環境とは違うため、生き延びるためのアラート機能が発動したのかな?

たくさんお世話になった牛乳。カムサハムニダ〜。

いつもnoteをご覧いただきありがとうございます!いただいたサポートは、私が運営する韓国音楽WEBマガジン「BUZZY ROOTS」の運営資金にさせていただきます。