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今を深く感じる瞳【詩】

その日を精一杯に生きるということ

何気ないその日が

かけがえのないものであると

認識することから始まる


自分の持つこの感覚を

感じられるという喜びを

当たり前ではないのだと

深く知ることから


何でもいい

何か感じたら

生きていることそれを

その奇跡を

抱きしめ

噛みしめ

心の奥深くに吸い込もう


空の模様

海の波音

川辺の鳥たち

光る水面

木の葉の色が変わったら

それを見つけた自分って

すごく幸運な

感受性に恵まれたって

喜ばなくちゃ

喜ばなくちゃ


そんな世界の一部分に

この世の

そして生命の

奇跡が内包されていて

自分の命も今輝いているのだと

深く知ることが出来るから…


自分の持てるもの

その感覚を敏感に働かせて

何もかもを楽しむように

生きていると知ろう

それは深い宇宙という瞳のように

素晴らしいことと

一瞬一瞬を

葉っぱに光る一雫を見るように

大切に

慈しみ…


見えるもの 

見えないもの

人それぞれに己を楽しむ方法があるから

自分を大切に

自分にしかない感覚を頼りに

生命を味わい尽くそう


生きている間

目の前にあることが

それを叶えてくれる


旅に出るのもいい

そうじゃなければ

今感じるものを

有り難く感じるという術を

身に付けたなら

今を

「生きている」のだと

永遠くらい深く感謝できるから…










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