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霜降り明星の粗品さんと長澤知之さんの共通点について。(正敏)

先日M-1グランプリで優勝した霜降り明星の粗品さんのツッコミがすごく好きです。

キーワードの体言止めを古畑任三郎みたいな姿勢でこちらに刺して来るあのスタイル自体も好きですが、何より声と音程と滑舌が素晴らしいと思います。

2018年のM-1グランプリを振り返ってということで中川家がラジオで感想を伝え合っていました。そこで、粗品さんのツッコミを「心から言っている」と評していました。例として挙げられていたのが「しょうもない人生!」というツッコミでした。あれを言いたかったんだろうなと言うのがわかる、と。伝わって来るということでしょうね。

ダウンタウンの松本人志さんも昔ラジオで噛まない方法について語っていましたが、その方法というのが同じように「心から言う」というようなことだったと記憶しています。

長澤知之さんの歌からも、僕は粗品さんのツッコミと共通するものを受けます。

声質が似ているとかはよくわからないのですが、長澤さんの歌は彼の心から、その時その時発せられていると思うのです。ライブに行ったこともありますが、とんでもない力で引き寄せられました。

歌やギターが上手いというのもあると思うのですが、それは粗品さんのツッコミが上手いから霜降り明星が面白い、というのと同じ次元の話だと思うのです。長澤さんの音楽と霜降り明星の漫才が素晴らしいと感じるとしたら、僕はその本質は違うところにあると思います。それが「心からやっている」というところなんじゃないかと。

僕もセンテンスでギターを弾いているし、青い似顔絵を描いているし、今こうしてブログを書いている。それが僕なりの表現だから、すべてにおいて心からしたくてしているかどうか、その純度が音に、絵に、言葉に現れると思っています。

37歳になった2018年の年末になって、どんどん青臭くなっている気がします。それがいいと思っています。自分のことが好きになってきているなぁ。幸せなことです。

今、心からしたくてしてることがありますか?
「はい」なら、素敵ですね。
「いいえ」なら、それもまたよし。心からしたくてしてることがなくて何が悪い。むしろそれがいいと胸を張りましょうよ。

僕は、今、心からしたくてしてることがあります。
今、このブログを書くことです。
心からしたくてしてることで、読んでくださった方に何かが響けば幸せです。

今年もあと半月と少し。
良い年末を過ごしましょう。

赤阪正敏


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