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パクリアフィブログにいちいち対抗してみた話


 ※この記事は投げ銭記事です

はじめに

 いつものように何の気なしに写真付きでツイートしたものが1000RTを超え、「これはwww RT@akasofa……」みたいなクソリプが断続的に届くようになってきたとき、あぁこれは多分パクられるなあ、と直感的にわかりました。こんなツイートです。



 いわゆるB級スポット周りを趣味のひとつにしている者としては割と既出な風景(TVでも出ていたらしいので)だと思っていたのですが、結構知らない人が多かったらしくそこそこ面白がってもらえました。何だかんだfavやRTが増えると嬉しく思うものです。

 少しすると、ハフィントンポストの記者の方から、写真を記事に使いたい旨の連絡がありました。その記者は昔の掲示板で知り合いだったのでOKをし、さらに別のショットの写真も提供しました。それがこちらの記事です。


群馬県大泉町にある「止まれ」の標識がすごい【画像・動画】 http://www.huffingtonpost.jp/2014/05/05/ooizumi-tomare_n_5265430.html


 ここまでは良いのですが、フォロワーの方から「ここにも許可したんですか?」と連絡がありました。転載まとめのアフィブログでした。

 いちいち抗議したりするのも面倒だったのですが、ここで「著作権法侵害は親告罪」であるようなことを思い出しました。端的に言えば、パクリの抗議に法をタテにして言うなら、パクラれ本人しかできない(もちろん道義的良識的な面から他者が指摘することもあるでしょうが)ということです。あの写真は正真正銘私の撮ったものなので、今回はその権利が自分にあると気付き、ではせっかくなので色々と著作権者たる権利を行使してみよう、というのが今回の趣旨になります。先に言うと、今でもこの写真を知らないアフィブログが無断転載をしているとは思いますが、もう面倒なので対処していません。なので今回私が絡んだアフィブログの方々は不公平感を抱くことでしょう。まあ、残念でしたねあはは。



対処法を考える

 さて、対処するといってもどう対処したら良いのでしょう。色々と調べた結果、彼らの弱点はやはりアフィリエイト、お金稼ぎが目的のため、その収入源を絶たれることを一番嫌がるようです。私の場合以下のように対応を進めることとしました。

①連絡フォームより、削除または利用料金(※)請求の連絡

②同時に、各種広告出向元への規約違反の報告

③①が無視された場合、サーバ運営会社への対応依頼の連絡

④③が無視された場合、サーバ運営会社へ法的措置検討の旨連絡

 ※については後述


①連絡フォームより、削除または利用料金(※)請求の連絡

 まずは警告を送信します。さすがにそれなりのパクリアフィブログはこういったことに慣れているようで、フォームなども一応は用意してあります。

 記事アップは休日の朝、警告を送信したのは昼間でしたが、結局消されたのは翌日でした。絶対に管理グループのうち誰か一人はいたはずなのですが、おそらく敢えてタイムラグを作り、その間PVを一通り稼いだら要望にお応えする、ということにしているのでしょう。捨て看板業者みたいなものですね。ちなみに上記は悪名高い「ハム速」のフォームです。送信すると……


 うわー、ムカつくし、古い……。

 しかし警告メールだけでハム速を含む2ブログは削除に応じました。これで一応は完了です。が、1ブログは反論をカマしてきたので続きます。


②同時に、各種広告出向元への規約違反の報告

 これは同時対応になるので、各種広告主への問題記事報告をします。ただし結論から言うと、GoogleやAmazonといったところも相当数のPVのサイトには大目に見ている部分もありそうで、またその他の広告業者もメールの返答はあるも、実際の対応までやっているかどうかは不明瞭でした。ただの風景写真のパクリ程度ではおそらく何でもないのでしょうが、TwitterのAPI埋め込みなどであれば児童ポルノにでも差し替えれば一発でしょうね(笑)。

 で、Twitter API埋め込みの場合は自分のスクリーンネームを変えることで広告をストップさせられたという事例を見ました。なのでそれに倣って対処してみました。

 これはただのはらいせですが、

 まあこんな感じにしておくと、少なくともGoogle Adにはひっかかります。これで脅しておくのも良いと思います。


③①が無視された場合、サーバ運営会社への対応依頼の連絡

④③が無視された場合、サーバ運営会社へ法的措置検討の旨連絡

 結局これらは今回は出番がありませんでしたが、仮に無視を決め込まれた場合はドメインからサーバ会社を探っていくしかないと思われます。まあこのへんは調べればすぐに出ますので、悪質なようであれば、という手段です。



食い下がってくるアフィブログがいた

 さて①の部分で、反論をカマしてきたアフィブログがありました。端的に言うと、Twitterにアップされているツイート・画像は自由に利用していいんだぜheheheといった素っ頓狂な解釈をしてきました。その上その後facebook上で陰口を言う始末。

 パクられた人間が、パクった者に対してパクるなということが偽計業務妨害になるというパラレル西遊記です。なおおそらく根拠としたNAVERまとめの記事はかなり解釈に誤り(わざとかもしれませんが)があり、アフィブロガーやパクツイ野郎の心の拠り所となっているようです。なので一応、こんなものを貼っておきます。パクラー諸氏はご確認ください。

他人のつぶやきを盗んでツイートする「パクツイ」 弁護士が「著作権法違反」と警告 

http://www.bengo4.com/topics/1569/


著作権違反の全パクリサイトにDMCA侵害申し立てしたら12時間で処理された 

http://www.jweb-seo.com/blog/wordpress/2012/10/29/4074


 メールに関しては上記のようなことを言ってきたので、

 「それならば、Twitterのサーバから画像を自サーバに無断転載しているのは何でしょうか」

 「それでも使いたいなら、というか今まで発生したPVに対しても含めて【コンテンツの利用料】を申し受けます」

 といった旨の返答をしました。つまり、PVの稼げる優良なコンテンツを利用して金を稼いでいるわけですから、その利用料をくれという至極まっとうな話に持っていきました。先のハフィントン誌には「無償提供」ですが、このブログには有償提供、かつ遡及請求ということです。これが当初打ち出した①の※の話ですね。

 ここでようやく面倒臭くなったのか、記事中の私のツイートおよび画像を消すことに合意してくれました。私も譲歩して、これまでの遡及請求は行わないことで手打ちとしました。

 なおこれらの対応は、本職の弁護士のお友達と相談しながら進めましたので、私の立場としてはまったく問題のない対応であったと認識しています。(あとで何か奢ります)



無間地獄発生

 そんな対処をしていると、パクツイされたこと、そしてそのパクツイをパクっているアフィブログが現れた、という報告がありました。もう相当に面倒な話です。

 確認すると、パクツイ君がその写真を撮ったことになっていました。

http://www.peeep.us/89199fd1

 この手合いは話が通じないのではと思いつつ経緯を確認してみると、あっさりと認め、消し、反省を始めました。

 意外と良い人でした(笑)。その後もパクツイはやっていないらしいです。


 この辺でいよいよ飽きたので、特にもうどうこうするのはやめました。



振り返って

 ネットが無法地帯——というよりは秘境の少数部族のムラ、と表現するほうが近いかもしれませんが——だった時代はとうの昔に終わっているので、つまんない話でもありますが、それなりの場所ではそれなりの常識的振る舞いやコンプライアンス遵守的な態度が求められるのが実情です。

 現状のネットでの個人レベルでの著作権の運用はグレーもグレー、たまに見せしめに吊し上げがありますが、もうグレグレです。白黒はっきりつけるとかえって困る、という事象も沢山あります。しかしあくまで「黙認・容認」されているのだという意識を持つことが大事で、ましてや「この超ウルトラスーパー有名ブログ様が拡散してやってるのに何だその態度は」とか、「ネットにあるものはすべてフリーだ」とか、「カツオ〜?サザエさんっぽくしてみたら全ての言葉はオリジナルよ!ウフフ」みたいな感覚はいかがなものでしょう。それは一度でも良いので自分の積み上げたスキルを発揮したり、何時間も時間と労力をかけ、場合によってはお金をかけて、何かを意識的につくり出してみたら理解できると思います。その労力とは、海外のあやしいアップローダを回ってきてDLしてきた映画のファイルをDVD-Rに焼いて売る、みたいな方向性の労力、の意味ではありません。空き巣に入るためのガラス破りにも熟練のスキルが要るんだぜ、みたいな意味のスキルではありません。

 パロディやコラのようなものもまたひとつの文化かもしれません。それは否定しませんし、パロやコラで面白いものはむしろ大好きです。情報をまとめることもまたそれ自体に価値が生まれることもあります。しかしパロにしてもコラにしてもキュレーション(?)にしても、大事なのはオリジナルへのリスペクトではないかなと私は思うのです。

 例えば、会社のデスクに私物のティッシュを置いていて「1枚もらっていい?」と同僚に聞かれ、それを渋るケチな人は流石にあまりいないでしょう。私はいちいち断ってくる同僚がめんどくさくなって、事前協定で「断らずに勝手に持って行っていいよ」と決めて勝手に使ってもらったりもしました(まあ自分の分は自分で買えよって話ではありますが)。しかし、自分の目の前で知らない奴がパッと無断でティッシュを使っていったとき、ちょっとムッとしました。こういう経験は皆さんもあるのではないでしょうか。

 この感覚、つまり金銭的あるいは物的被害の問題ではなく、「話を通す」というまるでジンギやニンキョーな行為は実はとても大事です。そんな古くさい話どうでもいいよ、と思っている人ほど、このセオリーを踏むと驚くほど態度が軟化したりするものです。これは営業とか、交渉事や調整事などを仕事でやっている人は体感していることかと思います。今回のことも、「ティッシュ1枚もらっていい?」と聞いてきたのがハフィントンポスト様で、勝手にティッシュを持って行ったのがアフィブログ各位、「このティッシュ、俺のだけど好きに使って!」と勝手に言い放ったのがパクツイ君といった図式です。

 「じゃあ結局お前はどうだったら満足なのか?」と問われれば、

・「引用」の要件内であれば当然ご自由に(そもそも引用に関しては口出す筋合いはない)、

・でも人のふんどしで小銭やfavを稼ぐ人らは自分は嫌いなので対抗する(この手合いは、結果的にある種の必然なのか引用の要件は満たしていない)

・逆に、もし何なら連絡してくれたら嬉しいし、協力だってするかも

 というだけです。


 しかし正直言って、あまり厳密に著作権法がどうとかの運用をしてほしくないというのが本音です。ジャニーズのタレントのようにネット上でだけシルエットとか完全に異常ですものね。

 今回試してみて体験としてわかったのは、たかが風景写真1枚程度であっちこっちに騒ぎ立てるのはとても骨が折れるということ、物量戦には勝てないということ、本当に本当に無断利用がイヤならネットには出さないこと、といったあたりでしょうか。特にパクツイ→転載アフィブログのコンボは本当に絶望を見ましたね。結局、最初に書いた、アップした人へのリスペクトは忘れてはいけません。その原理原則で考えたうえでの行動であれば良いのではと私は思います。


オチ

 boketeへの転載も、もしかしたら面白いかもしれないし、bokete自体は嫌いではないので放置しておいたところ、どういう理由かで誰かが反撃したくなったのか、このようなある意味一番ボケてる回答を見て、わらってしまいました。

 わらってしまったので星を付けました。boketeは星を付けるとアカウントがわかるようになっているのですが、これを投稿したアカウントは、例によって私(akasofa)専用の煽りアカウントでした。このためだけにakasofuckというアカウントを取得したわけですね。ご苦労様でした。


この記事は投げ銭設定なので、購入してもこのあとは何もありません。読んで頂いただけでありがとうございました。



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パクリアフィブログにいちいち対抗してみた話

赤祖父

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赤祖父

ネット大好き書きたがりマン。 【個人で色々やってるブログや日記一覧】https://akasofa.hatenablog.jp/iroiro 【ハイエナズクラブ】http://hyenasclubs.org

コメント7件

本文中のリンクですね。確かに、今再確認したところおっしゃるとおりでした。リンク紐付けの凡ミスです。ご指摘、まことにありがとうございました!
sophozm様、今修正しました。ご指摘、重ねてありがとうございました。
私はパクツイする人達のツイートを読み、この人が元ネタの人なのかと単純に騙されてしまう方なので後から気付いた時の恥ずかしさや本来ツイートしていた方への申し訳なさに苛まれる最近でして、赤ソファさんのティッシュ一枚の仁義という表現にとても共鳴しました。昨日もパクって何が悪いのみたいなツイート見かけたばかりでぷるぷるしていた所こちらのブログを拝見し、ネットのトラブルに詳しくない私までちょっぴり溜飲を下げる恩恵を味合わせてもらいました。でも本来は赤ソファさんのような方々がもっとスッキリ溜飲を下げるよう何か簡易な対策があれば良いのに…良い記事をありがとうございました。
ありがとうございます。今のパクリブログやパクツイで小銭稼いだり承認欲求満たす奴らの隆盛ぶりは、イナゴの大量発生状態だとぼくは危惧しています。すなわち良質なコンテンツという畑を提供できる人が、ただただイナゴのエサとなることを是とせず別の場に去ることで、結局荒野しか残らない世界となってしまうことです。システムやアーキテクチャ的な防止ができない以上、彼らに資する行動はしないという一人ひとりの意識(アクセスしない、通報、ブロック等)が当然になっていかないと厳しいのでは、と思って記事のような行動をサンプルとしてとってみた次第です。
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