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【7月】エンタメ月報〜視聴作品祭り編

いしかわゆきさんの『書く習慣』からスタートした·····と書く30日はもう終わったのかと思うと感慨深くなる。昨日までの30日は、“書く”を日常に落とし込むための準備運動。もっと“書く”と仲良くなるために今日も今日とてフリック入力を続ける夜。

そんな31日目となった今日は、7月の振り返り。その中でも7月の日々の中で吸ったエンタメの月報をお届けしたい。そう思いつつ筆を走らせてみたら語りたいことがありすぎて、今回は視聴作品に絞って書き連ねさせて欲しい。書籍、漫画、リアルイベントは明日のnoteにて。



⚫7月エンタメ月報


1ヶ月間で吸ったものはどれも美味しかったから全てを全て語りつくしていきたいけど、今回は掻い摘んで「せめてこれだけは·····」なものをピックアップしてお届けしたい。

⚫熱い3月までの軌跡〜憧れを超えた侍たち 世界一への記録〜


今年3月に開催されたWBCで14年振りに世界一に輝いた侍ジャパン。その世界一のチームがどのように作られ、技術を磨き、世界へと挑んだのか。栗山監督の就任直後から代表選手選出、宮崎合宿、そして試合本番の裏側、憧れを超えた瞬間·····掲げた14年振りの世界一までの軌跡が凝縮されたドキュメンタリーとなっている。

本当なら6月中に期間限定で映画館公開されていたのだけど、仕事の都合で期間中に行けずめそめそ泣いていたのだけど、7月入ってprime配信していたので拝むように視聴した。

もう栗山監督が就任した時からもう侍ジャパンの挑戦は既に始まってて、国を背負うチームというより完全に組織なんだと社会科見学をしたような気持ちになった。試合が始まるのは今年の3月。この3月目掛けての2年間は、各ポジションで誰を招集するか、いつまでにキャンプに合流できるか2年かけて調整、確認、交渉、会議、会議、調整の連続。

監督という2文字には収まらないほどの重圧、責任を背負った2年間のリアルを固唾を飲んで見ていた。ただその中でも監督自身が選手との繋がりを大切にして、信頼を築いてきたからこその当日の大胆な采配に納得。最大限のパフォーマンスを引き出すにはやっぱり人との繋がり、その人の強みを把握することなんだと実感して、感慨深く世界一を祝福した作品だった。侍ジャパン、世界一おめでとう·····!

⚫好きなことに年齢なんて関係ない〜メタモルフォーゼの縁側〜


17歳の女子高校生と75歳のご婦人。交わらないであろう年齢差のある2人を繋ぐものは、一つのBL作品だった。

原作のふんわりした優しい雰囲気が好きで、prime配信が開始したと聞いて、すぐさま視聴。正直な話、映像化するとどうなるのかなと思ったら、優しいしかない世界すぎる·····。
17歳の女子高校生のうららちゃんは、もの静かで友達とワイキャイするタイプではなく一人で物静かにBL作品を嗜んでいて、その姿に「めっっっっちゃわかる·····」と昔の自分と重ねてすぐ感情移入してしまった。今の時代、オタクを公言しても受け入れられる風潮がある。けれども、ずっと隠し続けてきたのにそう簡単に公言できる勇気は持ち合わせてないし、友達に熱くBLの話をしてるキラキラ女子を見て「え、いや、なんで·····」と陰鬱な感情を持ってしまって、後悔するリアルは他人事とは思えなかった。芦田愛菜さんほんとにすごい。

そこから、アルバイト先でBL作品について尋ねてきた58歳上の雪さんと次第に距離を縮めて、同じ作品が好き同士話が盛り上がっていって。“好き”を前にして、年齢なんて関係ないなって思った。作品が真ん中にあって、同じ熱量で語り合える関係性って、なかなか出会うことってないし、ファミレスでプリンをお供に盛り上がれることってものすごく素敵な事なんだなと優しさに触れていた。

それから2人を繋ぐ作品をきっかけに人生初めての同人誌制作をして行くのだけど、その過程や日常の中で2人の間に無理やり他者が介入しないところがいいなと思った次第。2人の繋がりは、2人だけが知る“好き”があって、繋がるきっかけを話すことはあれど周囲は周囲のままで中途半端に介入することはなく2人の“好き”を中心に展開されていくのがとにかく優しい気持ちになった。

創作も別でしてるからより身に染みる作品だった·····。また時間見つけて見ようと思う一つである。


⚫アニメ2期「呪術廻戦」懐玉に寄せて


7月はなかなかに感情が忙しい1ヶ月となった。前日まで友人と「こ、こわい·····映像化された懐玉を観たらどうにかなりそう·····」と恐怖を抱いていた。

呪術廻戦2期の始まりは、現代最強の呪術師・五条悟が最強になる前。まだ青く、底知れぬ自分の術を理解しきれていなかった五条と同級生の夏油傑と家入硝子との青く眩しい青春を描いたシリーズ「懐玉」が放送されてしまった。

ま、眩しい·····眩しい·····あの最強にも青い春はあったんだ

原作も読んでいたけれども、映像化されるとより眩しさが際立つ。事情も知らなければ彼らは疑うことも無く高校生であるのに、これから背負う業を考えると普通の高校生の青春に見えてもあまりにも眩しすぎる。まだ、「最強は五条悟」ではなく「五条と夏油、2人は最強だった」時代の話。4話で綴られる「懐玉」は、進むにつれて眩しさを失いつつある。五条と夏油、2人合わせて最強では無くなってくる。五条だけが最強の道を歩むことになる、そんな始まりが丁寧に演出も演技も落とし込まれていて視聴後はいつも放心状態。原作を読んでも放心状態になるけれどもその時の登場人物の心情を推し量るのは自分の想像のみ。だから、映像化されたことによって「この時の五条は、こんな声色だったのか」と感情を想像の範囲外で知れて、視聴は怖かったけど見れてよかったと思う作品だった。


⚫久しぶりにドラマを嗜む〜トリリオンゲーム・ばらかもん〜

この7月は、久しぶりに今期ドラマを追っかけ始める1ヶ月になったなと個人的に思う。基本テレビ番組は、見逃し配信アプリ「Tver」で追いかけてるのだが、ほとんどはバラエティ番組。食指に引っかかるドラマがここ数ヶ月なかったので、特に気にもせずにいた。·····いたのだが、いつも通りTverを開くとビビッと気になる作品があったのだ。それも2つ。「トリリオンゲーム」と「ばらかもん」である。

・トリリオンゲーム

口が達者な男と気弱だけどパソコン技術はピカイチな男の2人組が、起業して1兆ドルを稼ぐことを夢見るドラマ作品。漫画原作だと知らなくて、サムネがSnow Manの目黒蓮さんだったのが気になるきっかけだったように思う。

というのも、昨年秋にどハマりしたフジテレビドラマ「silent」のメインで出演していて作中の繊細な演技が印象的だったからである。何度もTverで見返して視聴した「silent」は、「花より男子」以来ものすごく沼に落ちた作品だった。だから、このドラマの目黒蓮さんはどんな感じなんだろうと興味本位で見始めたらドボン。毎週の楽しみになったのである。

いや演技、振り幅すごいな!?!!、

「silent」の繊細な演技とは真逆の快活で、自信家で、口が本体なんじゃないかくらいのザ・営業マンを見事に演じてるでは無いか。根拠の無い自信だけどなぜか信じてみたくなる人物を演じていて、物語の展開もちょうどよくドキドキハラハラさせられる作品で。そして、漫画原作はどんなのだろうとLINEマンガを開いたら、「原作:稲垣理一郎 」の文字が。

えっアイシールド21の原作者の方じゃん!!

ほんとにびっくりした。目黒蓮さんじゃ〜んというほんの軽い気持ちで見始めたのに、まさか稲垣さんのお名前見るとは思わなかった。こうして、ズブズブのズブに沼に落とされて次週の放送がより楽しみで仕方の無い作品となった。

・ばらかもん

Tverで夏ドラマ特集に「ばらかもん」の文字をみてこれはもうシンプルに驚いた。原作も好きで、アニメも好きでいっそのことアニメ二期を今でもずーーーーっと待っていたからだ。漫画原作やアニメで表現された書道家・半田清舟と生活を始めざるを得なかった島で出会う島民たちとのハートフル書道ライフを実写化でも出来るのか。好きな作品なだけに疑心暗鬼だった。けれども、観ないで決めつけるのも宜しくないと思って、1話をドキマギしながら視聴。

ば、ばらかもんだ·····

2話が待ち遠しくなる話の運び方。半田先生がリアルの世界にいる!となったのだ。「人として欠けてる部分がある」と島での生活を促されて、慣れない土地で書に向き合おうとするも息を吸うように繋がりを持とうとする島民の暖かさに触れ始める。その中で半田先生はどう変わっていくのか?その一歩が垣間見れる終盤の躍動感のある書はもう身震いするほど迫力があり感情こもった作品だった。人が書をしたためる姿が好きなので、実写化最高では!?とこれもまたズブズブにハマった次第である。


視聴作品でもまだまだ語り足りないではなるが、まずは一旦締めようと思う。書籍関連については、明日改めてど感情をしたためていきたい。なんやかんやドタバタと仕事に振り回されていた気がしたけど「案外楽しんでんじゃん」とポジティブに振り返りができた7月エンタメ月報〜視聴作品編である。


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