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ラジオとわたし〜お耳のともだち

小学生の頃に祖父から携帯型ラジオのお下がりをもらったのがラジオとの出会い。

それから、高校・大学受験勉強の相棒として、東日本大震災での主な情報源として、苦しめられた卒論の強い味方にもなってくれて、社会に出てからは朝の身支度から出勤、帰宅後のBGMという母なる存在として鎮座してくれたり…本当に社会人となった今までラジオと一緒に歩んできた。

受験勉強の時とかは、シーンとした環境で勉強するのが落ち着かなくてラジオをお供にしてたけど、今は日中ほぼ100パーセントがデスクワークで帰宅すると目がしょぼしょぼして好きなテレビや漫画を手に取れない時にせめてラジオ聴きたい…とつい手を伸ばしてた。

そんな私のいろんなポジションに付いてくれるラジオについて好きな番組と一緒にお話できたら。


⚫耳よりなとっておきの話のオンパレード

ラジオの「テレビや雑誌では話してなかったけど…」みたいなこそっとした別室の会話感が好きだなて思う。活躍されてる人の身を置く業界のあるあるとか出来事とか、お仕事への姿勢とか…挙げ出したらキリがないんだけど、フランクに話してくれて新たな一面を知れる感じが良い。今日は何の話が聴けるのかな〜とワクワクしながら聴いて、エンディングに差し掛かると「もう終わりか〜」と寂しさが募って次の回へと思い馳せる。

そんな楽しみを再確認させてくれたのは、欠かさず聴いてる「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」だなとふと思う。

元テレビ東京で現在はテレビプロデューサーをしてる佐久間宣行さんがパーソナリティーのANNは、携わってる作品の裏側とか佐久間さん自身の年相応のドタバタフリートークとか毎週深夜3時からの生放送なのにエピソードトークに事欠かない。

ゲストが来ればその関係性から引き出される昔話や強烈エピソードトークが繰り広げられるし、究極のエンタメ吸いである佐久間さんの最近触れたエンタメトークも興味深い。とにかく全方位、痒いところに手が届く感じが次の回まだかな〜と待ち遠しくなる。

最新回であるゲストにお笑い芸人千鳥が来た回も爆裂に面白かった。大悟が本物のヤギを引き連れて出演するテレビ東京で放送されている「ヤギと大悟」がスタートするきっかけとなったエピソードや10/10よりNetflixで配信開始された「トークサバイバー」の撮影時の壮絶ロケやネタバレにならない範囲の当時のエピソードなど…内容てんこ盛りで「あ、終わっちゃった…」と秒だった。

radikoだけでなくSpotifyでも過去回も配信されてるのでいつでも聴けるのがめちゃくちゃ嬉しい。暇さえあれば何度目か分からなくなるくらい再生してると思う。

「へえ〜そうなんだ!!」がアップデートされていくのはラジオ様々のおかげだ。

⚫耳から広がる世界

ラジオの醍醐味はこれかな〜〜。パーソナリティーの方が話すエピソードを聴いて「そんな感じだったのかな」とほわわんと脳内で想像すること。これが結構楽しいし、ふふって口元が緩む時もある。テレビや新聞と違って耳からしか情報が入って来ないので、聴いた話を息を吸うようにイメージするようになった。

そんな楽しみ方を今でもずっと教えてくれてるのは文化放送にて毎週土曜に放送の「神谷浩史・小野大輔のDear Girl 〜Stories〜」(以下、DGS)。

「進撃の巨人」や「おそ松さん」など人気アニメのメインキャストを務め続ける超人気声優の神谷浩史さんと小野大輔さんによる深夜ラジオ。2007年に放送開始されてから何も変わらない2人の掛け合いが聴ける、私が学生時代、声優ラジオ沼にズブズブにハマるきっかけとなった番組である。まさか初めに聴き始めた中学生の頃から社会人となった今でもお世話になると思ってなかったし、どんなに忙しくても続けてくれることに圧倒的感謝しかない。

DGSも佐久間さんのANN同様に2人の本業である声優にまつわるアレコレとか出演されてるアニメ作品のアフレコ裏話や声を吹き込むキャラクターに対する解釈など普通に生きてたらめっっったに聴けない話が聴けるので放送時間30分の尺なんて足りるわけが無い。アニメ作品やキャラクターへのリスペクトを欠かさない2人だからこその色濃い時間を過ごせてるんだなとしみじみと感じてるし、初回放送から16年経つ今では距離感もグッと近くなって、DGSで魅せるグイグイきて神谷さんをおじさん呼びしちゃう小野さんや一筋縄ではいかないちょっぴり偏屈な先輩の顔をする神谷さんの違う一面がバンバン見れるのも大変良きです。ほんとに良い…。

と語り尽くせないんだけど、2人はラジオブースでこんな感じで話してんのかなとか、「超視覚的ラジオ」と呼ばれるDGSでは普通のラジオではやらないYouTubeでやるような企画を平気でぶっ込む時があるので、その様子を聴いて想像するのが愉快で楽しみの一つになってた。バリバリ声優として活躍してんのに、こんな企画やってんのかなんて想像するだけふふっとこちらも声が漏れる。

そして、放送終了後には収録の様子が書かれた番組レポートを専用サイトに必ず上げてくれるので、聴きながら想像した様子の答え合わせができる感じもとっても好きです。「あ、そういうことだったのね!?」と新鮮な驚きがあって、毎回違ったワクワク感を味わえる。

そんなこんなでDGSも2023年で16年目を迎える。radikoでも聴けるし、YouTubeでも更新されてるのでリアルタイムで聴くのが難しければいつでも聴ける環境を用意してくれるのはありがたい。これからも今と変わらず超視覚的を貫いていってほしいなと思ってる。



やっぱりラジオって好きだな〜

ラジオ番組ひとつとってもパーソナリティーの性質が違えばいろんな楽しみ方ができる。好きなテレビや漫画とは違った普段の生活では触れられない情報が入ってくるのがおつも新鮮で聴き入ってしまう。生活の彩を与えてくれるラジオとこれからも共に出来れば。


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