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macのプレビューがハングアウト:macOSごとフリーズしmacが使えなくなる現象(解決策)

レアな症例
今回紹介する現象は、国内では恐らく私だけしか経験していないのではないでしょうか。日本語では検索しても全くヒットしませんでした。海外では、とあるQ&Aのサイトで同じ現象を訴えている人を見かけましたが、誰もその現象を理解できず、解決策は示されておりませんでした。

今回、別件を調べていたら「Macのアプリケーションのウインドウサイズを初期化する方法」というブログがヒットしました。偶然にも、そこに解決策が示されていました。私が解決させたい事と、そのブログがやりたい事とは異なるものではあったのですが。
(この記事は、弊社サイトの2019年1月29日付けブログ記事をnoteに移設したものです)

1. 発生した症状


まず、画像ファイル (PNG, JPEG)やPDFを「プレビュー」アプリで開こうとしたときの症状を列挙しておきます。

・プレビューが起動するが、画像ファイル等は開けない(表示されない)。
・レインボーアイコンがグルグル回る。
・macOS自体もフリーズ気味で、キー操作もマウスクリックもほとんど受け付けない(激しく操作すると忘れた頃に、反応するがすぐに受け付けなくなる)。
・Command + Option + Esc キーの同時押しをしつこく行っていると、稀に「強制終了」の窓が開く。しかし、プレビューをクリックして終了しようとしても、クリックを受け付けないため、プレビューを強制終了できない。
・アクティビティモニタなども起動できない状態のため、プロセスを終了させることができない。
・数分(十数分だったかも)放っておくと、何かのプラグインが見つからなかったというエラーダイアログが表示され、それ以降であれば、macOSは利用できるようになる。

その後、QuickTime Playerでも上記症状が発生するようになりました。予め、強制終了用の窓とアクティビティモニタを起動させておき、その様子を写真に撮りました。

2. 環境


私のmac環境は次のとおりです。
 ・Mac mini
 ・macOS High Sierra (10.13)
おかしな事に、MacBook Air (macOS High Sierra)では、プレビューは正常に使えており、Mac miniと何が違うのかわかりませんでした。

3. 出会い


Mac miniが1. 項の症状となったときは、気長に待つか、電源ボタンの長押しで強制シャットダウンするかどちらかです。こういうことがたびたびあって仕事が中断されていました。そこで、プレビューが不意に起動してしまわないように、画像ファイルやPDFを開くためのデフォルトアプリケーションを変更しました。

どれほどの月日が流れたでしょうか。1年以上は経っていたかと思いますが、たまたま冒頭のブログを最近見かけました。それに因りますと、ウインドウのデフォルトサイズを変更するには、「該当するアプリケーションソフトの .plistファイルを削除しても、キャッシュから元に戻されてしまう。.plistファイルを削除し、更に、cfprefsdプロセスをkillせよ」とありました。

この記述から類推しますと、「プレビューの.plistファイルを削除し、更にcfprefsdプロセスを終了させれば、プレビューのフリーズは解決する」ように思えました。これまで「プレビューの .plistファイルの削除」は試しており、無効だったのであきらめていたのです。

4. 解決


(1) 「移動」→「ライブラリ」を選択(ライブラリがメニューに無い場合は、Optionキーを押しながら「移動」をクリック)

(2) Preferencesフォルダ内の com.apple.preview で始まるファイルを全て削除する(デスクトップ等に移動でもよい)

(3) ターミナルで sudo killall cfprefsd を実行する。

(4) プレビューで画像ファイルやPDFを開けるようになりました。

以上、忘れるといけないので書いておきます。
人知れず、誰かの役に立てるかもしれませんし。。。

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