ドワンゴの出来の悪い現職エントリをリファクタリングしてみた

元記事:
https://mi111.hatenablog.com/entry/2019/11/01/013545
ネタ記事だと思ったのですいませんが遊びます。

修正内容
・業務内容の補足、詳細化(予想の部分あり)
・誤字脱字などの修正
・基本的な敬語表現の修正
・棘のある言い方や正直過ぎる表現を柔らかく修正
・エンターテイメント気質な方の特有の語彙を少し固い表現に修正
・その他日本語

以下
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はじめまして、退職エントリで有名なニコニコ動画の会社で働いています。私は話題のエンジニア等の技術職ではなく、ニコ生の公式生放送の番組制作を行っている制作ディレクターです。

以下の文章を友達に見せたら「『エンジニアじゃない人って本当に頭悪いんだ』って思われるくらい頭悪い文章だよ・・。」と言われたのですが、私のの同期(技術職ではない)は、早慶を始めMARCHといった一流の大学出身なので、私以外はみんな賢いと感じています。
私はF欄出身でバカなので、頭の良さそうな文章を書くことができないので許してください。

◆何故現職エントリなのか

本来、自分の仕事や所属の組織に関しては、退職してから書くもの、というのがインターネットの風潮としてあるかと思います。
退職エントリを書くのは自由ですし、また元社員の率直な意見を聞けるわけですから、マネジメント層には反省の気持ちを込め読んでもらいたいなと思う記事もありますが、正直近頃はドワンゴの退職エントリが出すぎていて、一社員としてあまり良い気持ちでは有りません。私は心が弱いため、退職エントリが頻発すると気持ちが沈んでしまいます。

この記事を書くことで、自分の仕事のやりがいやチームの個性、そして私は楽しく働いている、という事実を伝えたいと考えたため、noteに書いてみることにしました(自分を励ますために書いている部分もあります)

やはり退職エントリって所属している組織に対して砂をかけられている気持ちになるので、そういった内容に対し「ドワンゴは楽しく、自分にとって過ごしやすい会社だ」という一個人の意見を発信していきたいです。

◆業務内容について
ニコニコ生放送、いわゆる「ニコ生」において番組制作のディレクター業務に従事しています。ニコ生というとツイキャスのような「個人ユーザーが自己発信するメディア」という印象が強いかもしれませんが、ニコ生では多くの企業番組が存在しています。
下記のような番組が主力のひとつです
https://live.nicovideo.jp/わからんかったのでわからん
ゲーム会社からアニメ関連会社へ往訪し、クライアントの要望をもとに番組の企画やスケジュール調整を行っています。人員がたくさんいるわけではないため、ディレクター、プロデュース業務を中心にひとりで企画を回すことが多いです。
TV局のように巨大な組織であれば、アシスタントプロデューサー、いわゆるAPから様々な職種が集まって制作が行われるのだと思いますが、前述の通り人が少ないため個人に多様なスキルが求められ、必要であればカメラも回しますし、音声器材を触ったりと撮影技術に関わる分野も行っています。
その他、プレス用の文章を作成したり、番宣用のTwitterを運用するなど、広報を担当したり、自分の企画に1から10まで携われるのが魅力です。

他にも携わっていることが色々あるため、以下に箇条書きで簡単に業務内容を書いておきます。
・権利者や事務所といったクライアントへ番組企画を制作し提案
・スケジュール調整
・構成作家から撮影技術会社、撮影機材などの手配
・撮影スタジオを予約、小道具や番組中のテロップなどの用意
・構成作家との打ち合わせから台本作成
 (自身で台本作成を行ったりもします)
・番組の放送ページ作成
・プレス用の文章の作成
・費用から得られる効果を測定し、提案書を作成後、予算承認を得る
・放送当日の打ち合わせ、リハーサル、本番しきりなど

当日は出演者用のお菓子を買いに走るなど、完全に雑用スタッフとして帆走しています。

このように番組の放送まで大体1~2人で回しており、私は月に6~8番組くらい番組制作しており、上記に記載した業務を8回分こなす感じです。

補足:エンジニアの方と話すとエンジニアが指す「ディレクター」とは、だいたいエンジニアと一緒に仕様を考えたり要件定義やスケジュール調整を行う人です。それ以外の人は「営業」と大きな括りで見ているエンジニアの方が多く、そういう意味では私は営業の分野の仕事が多いと言えるかもしれません。

◆仕事は楽しいか

正直、楽しいです。
大きな裁量を持って、作りたい番組を自分の手で作れる環境があります。それは番組制作に携わった方には分かるかと思いますが、とても幸せなことです。なんでもかんでも自由に採用されるわけではないですが、だいたい実行させてもらえます。その上でもちろん数値目標があり、その目標と自分のやりたいことをいかにすり合わせながら達成していくか、そういった楽しさがあります。

番組制作とは、世間一般の「テレビ制作会社のAD」のイメージでもあるように、泥臭い部分もあります。重い荷物を朝6時などに1人で運んだりしますし、毎日19時には退社❤丸の内キラキラOL❤合コン❤では決してありません。帰宅が遅くなることもたまにあったり…。

ただ、いい番組ができたときの、やったー!うれしー!という気持ち、放送内でコメントが盛り上がったり、エゴサーチでユーザーさんが喜んでたり、そういったときの達成感は何ものにも代えがたく、とても好きな瞬間です。

◆ニコニコは終わるのか?
プレミアム会員やユーザー数の減少もあり、ニコニコはオワコンと言われているのも知っています。正直仕事たのしーで思考停止して安心している場合では無いのですが、しっかり伸びている分野もあります。N高等学校、ニコニコチャンネル、また最近話題になった範囲だとメンタリストDaigoさんの番組が月額有料会員数1位を獲得しており、その内容は同時に配信しているyoutubeよりコアな内容が多く、daigoさん自身は「無料のYoutubeよりニコニコのほうが治安が良く、踏み切った内容がやりやすい」といったことをお話されています。
https://ascii.jp/elem/000/001/873/1873254/
https://ch.nicovideo.jp/mentalist/live

また、私の部署や周りの同僚としては、会社がより黒字化して、結果として良いサービスになるようにに仕事に取り組み、売上を立てているチームであったりします。日々この楽しい環境に甘んじるだけではなく、よりユーザーにとって有益な番組を提供するために、もっと頑張りたいと考えています。

◆上司について
退職エントリで良く見るヤバい組織・ヤバい上司がいるかどうかについてですが、幸い私の上司は最高です。
こまめに相談に乗ってくれ、雑談も楽しく、提案も聞き入れてくれます。的はずれな施策に対しての指摘は勉強になることが多く、上司自身が今考えていることを分かりやすく指導してもらえ、日々知見が増え本当にありがたく感じます。上司、何考えてるんだろ(T_T)わたし何をしたらいいの(T_T)そんな無理なオーダーある!?(T_T)みたいな状況に遭遇したことはありません。

私が知らないだけで、上司が外部のヤバい環境から私たちを守ってくれているのかもしれませんが、そんな素振りは見せずのびのびと仕事をさせてもらっています。
本当にありがとうございます!大好きです!(私信)

◆給料について
新卒入社です。正直に言うと同期のエンジニアと比べると初任給から10万円以上低く、世間一般と比べても、給料が高くはないと思います。
無駄遣いはできないし、ブランド物をバンバン買ったりはできないですが、そんなに趣味もないので現状は足りている感じです。
めちゃめちゃリッチになりたい方には、おすすめできるかは正直不明です。

◆現職の皆様へ
正直エンジニアさんたちとの交流が全く無いため詳細を把握しておらず申し訳ありませんが、私はこんな感じです!
エンジニアと思われる方々がSlackで雑談をしているのはよく見かけるのですが、仕事に関する内容がよく見えず、もっと業務内容について聞いてみたいな、自分の動かしているサービスの技術についてもっと詳しく教えてほしいなと考えています(また、自分は電話やメールなどを中心に業務を行っているので、Slackを難しいと感じている部分があります…)

私はガリガリ仕事をするのが好きなので、ちょっと大変なくらいが好きなのですが、今の組織には色んな人がいるなと感じています。浮かれてるつもりはありませんが、浮かれてんなー!とか脳筋だなー!とか思われてたらすみません。こういう人です。

私は平和主義ですが、来るものは拒みません。11Fで決闘しましょう。

◆最後に
そんなこんなで、現在技術職ではないメンバーも募集中です。
>>採用ページ
https://progres05.jposting.net/pgdwango/u/job.phtml?job_code=1636&_type=&business=&job_field=002#job_field
番組の制作経験があるかたは是非、上記の採用ページをご確認くださいませ。歓迎要件に動画編集ソフト(Final Cut ProやAdobe Premiere)などが使える方とありますが、使えなくても問題ないです。
気になる部分がありましたらご連絡いただければと思います。

ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。


※諸注意※
私はファッションメンヘラなので、ストレス溜まるとメンヘラツイートをしてしまいますが、それは会社が最悪ということではなく、そういうメンヘラツイートするぐらい仕事が大変な期間ということです。そういう部分も含めて私は仕事が好きなので、メンヘラツイートがあっても気にしないでください!

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おわり。
引用元記事の筆者の方で問題ございましたら、@akazunoma まで御連絡下さい。

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