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Ep.09 アルバイトのエピソード

アルバイトの経験は少ない。

郵便局の年賀状配達、回転寿司屋(かっ〇寿司)、本屋兼雑貨屋。
この3つだけ。

生来、生真面目な?規則正しい?生活スタイルであり、実家通いの国立学校という学生生活を過ごしたので、学費や生活費もさほど苦労せず、ガソリン代とケータイ代と、いくらかの遊びに行くお金が稼げれば良い程度。

なので、実に経験が少ない。

とはいえ、それぞれ面白い3つの仕事を経験させてもらった。

特に寿司屋は面白かった。

当時は、まだ回転レーンの真ん中に、全方位から見られる寿司調理場が一般的で、男性スタッフはその中に入って寿司を握るか、バックヤードで炊飯、皿洗い、というのが一般的な配置だった。

1つ年上に経験が長い先輩がいて、初出勤から幾日もたたないうちに、中で軍艦巻きや細巻きをこさえていた。
平日の夜なんかは、社員さんは事務仕事や会議で不在もままあり、高校生2人のエセ寿司職人+ホールに同じく高校生の女の子1人という営業も良くあった。
今思えば、胡散臭いことこの上ない笑

それでも、週4~5日もやっていると何となく形になるもんで、
一丁前に寿司を握る(風)を見せたり、一通りの作業はできるようになっていた。

高校生だけで対面のレーンを回させて、鮮度管理や製造量の調整まで、おまかせ。当時はそれでも、普通?に成り立っていたのだから寛容な時代だったのでしょう。
今思えば超危険だよね。

21時に寿司屋を閉め、橋のたもとにある屋台のラーメン屋に先輩と原付で行くのが、「あ、なんか自分で稼いでるなぁ~」と実感する大人の時間でした。
16~17歳の頃のお話。

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