取り敢えず、今は道半ば。【8】

放送大学の最終学期となるであろう、平成29年度2学期に入った頃、私はいよいよ、C大法学部の通信に挑戦する事にしました。

このプロジェクトは、私にとっては2年ほど前から温めていた企画で。2016年に国家資格の受験を終えた頃には、単なる「妄想」ステージから、いよいよ現実味を帯びた「計画」ステージに移行していました。

1.放送大学の卒業を待ってからC大法学部の通信に学士入学するか。
2. 放送大学の単位を移行して、C大法学部の通信に編入するか。

この2つの選択肢の中でどちらを選ぶか、いささかの迷いがありました。

もしも、2.の選択肢で進めた場合、C大法学部の通信課程は二重学籍を許可していないので、C大法学部の通信課程に正科生として入学する道を選んだ場合は、放送大学を一旦辞めなくてはいけない。

そして万が一「C大法学部の通信を卒業まで頑張れなかった場合」には、結局、どちらの学校の学位も獲得できない事になる。その結果、学位を獲得するためには、あらためて放送大学に再入学して卒業に要する残りの単位を獲得するためにチャレンジしなくてはいけない。
挑戦前から敗退を考えるのは、ちょっと後ろ向きだけれど、現実的にはとても面倒くさいことになる。

一見、ショートカット出来そうなルートだけれども、世の中、計算通りに事が進むとは限らない。自分や身内に何か大きなアクシデントが生じたら、自己投資的な「学業」なんて、優先度は「一番、後回し」にせざるを得ない。

だから、一見遠回りに見えるかもしれない、1.の選択肢で進める事にした。
まずは、スピード感をUPして放送大学の卒業要件の単位を獲り切ること。
そのためには、自分の力の配分を考えながら、
「従来の生活の中で実現可能な範囲の、最大エネルギー」
を投入して、卒業までの道のりを計画しようと決断しました。

放送大学もC大法学部の通信課程も、私の生活スタイルの中では基本的に
「酔狂な趣味の1つ」
という位置づけにあります。何故なら、私以外の誰も、それを必要と考えていないから…。つまり私の生活においての「必然性」に欠けているのです。

でも。もはや野望の種を蒔いちゃったので。
枯れるかと思ったけれど、この野望の種は、
時々水を与えると、意外にしぶとく生き続けるので。

このプロジェクト実現のために、まずは放送大学の卒業を、可能な範囲で迅速に進める事にしました。だいたい一学期あたり最低でも30単位は獲得しようと目論見ました。それが可能なら、そう無茶なプロジェクトでもなさそうだし。

自分なりに、「不合格を出さずに単位認定を進められる、MAXの科目数」に、挑み続けてみました。

目論見通りに、どうにか124単位を獲り切りました。放送大学の在籍3年半の期間のうち、国家資格受験では実質2学期分は休んだので、つまり
  正味2年半で、124単位に合格。
という成果を挙げました。

これは自分の「集中力」や「伸びしろ」を試す上で、良い経験だったし、このペースで頑張れたから、C大法学部の通信課程への挑戦も、ひょっとしたら「夢物語」ではなく「現実的な計画」に出来そうな気がしています。

具体的な段取りとしては、以下を狙ってみました。

私の野望は「60歳の誕生日を迎える前に、C大法学部の通信課程を卒業」をテーマに掲げているので、可能な限り、前倒しで進めていく必要があります。

今、平成30年の2月半ばですが、出来れば9月までに1~2科目の合格を目標にして、おおよそのペース作りを図りたいと思います。

あまり時間を無駄にしたくないと考えていたので、C大法学部の通信課程に、平成29年の10月の段階で科目履修生として入学手続きをすませていた為、C大法学部の通信課程のテキストは、既に手元にあります。

放送大学の卒業要件の単位数が獲得できたことを確認したら、すぐにC大法学部の通信課程での履修計画を考え始めました。

そして、C大法学部の通信課程で利用できるツール、例えばオンラインでの申請手続きや動画コンテンツ視聴、学生専用メール、図書館利用のための設定などなどを、着々と進めてみました。

おおよその準備が整った時点で、早速、履修科目の学習を開始してみました。

恐る恐る…ではありますが、何事も体験です。
見知らぬワンダーランドに足を踏み入れるワクワク感を、暫く楽しんでみようと思っています。

この先の話はまた、別のコンテンツで少しずつ綴ってみようと思います。