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天照大御神のお告げ?🤣

私の名前はあけちゃんから想像して、ご察しの通り「明美」です。

この名前を見るたび、そう毎日毎回忘れる事なく思い出す事がある。

小学5年の時の学校の宿題。

名前の由来、意味はなんですか?

はあ…そんなの決まってんじゃん!明るく美しいだよ!と心で文句を言ってたら、担任が家族の方に聞いてくるようにと。

私は自分の名前が嫌いだった。古くさいし、なんか安っぽいし、単純だし。もっと考えました〜〜的な名前にして欲しかった。家に帰ってから、父に一応由来を聞いてみた。心の中でどうせ、明るく美しくでしょ、ハイハイと思いながら。

すると父が自慢げに

親戚に気立ての良い人がいて、そんな人になって欲しくて同じ名前にしたと。えっ?

そんな由来、クラスで言えない!

由来の意味わかっとる?名前に対する意味よ!育ってくれる行く末を聞いてない!

こんな由来じゃなくて、もっと考えなかったのかと父を責めていたら、おばあちゃんが「本当の事言おうか。」とガラにも無く話しの間に入ってきた。我が家のおばあちゃんは割と無口で、会話に割って入るなんていうのは稀でした。

だから何?何?と興味しんしんで聞くと、

「あけちゃんが生まれる前にばあちゃんの枕元に天照大御神が立っていて、名前を明美にしなさい。明美は天照大御神の意味があるというお告げを聞いたんよ。だからその名にしたんよ」

マジか!

父の方をみると、うんうんとうなづいて聞いている。おばあちゃんも満足そうに笑っている。天照大御神って床の間に飾ってある掛け軸の神さまよね。天岩戸の女の神さまで太陽の神さまよね。

そんなわけないじゃん!

この二人は嘘をついている。おじいちゃん、貴方の妻は嘘をついてますよ!と心の中で叫んだが、もう文句を言うのはやめた。信じてないけど二人の嘘を信じたフリをしてあげる。そこまでの壮大な嘘だから。二人の優しい嘘だから。

ただねお父さん、もうちょっと名付けの時は考えようね(笑)

以上、天照大御神のお告げの娘からでした。


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