コンサート

先週、コンサートを聴きに行きました。パートナーと一緒です。

この時期に、この時期だからこそ、企画されたイベントかもしれません。
「共生」の心と、平和の祈りのメッセージを届けるためのコンサートです。

完全予約制で、入場料は無料。
終演後に寄付金をお願いしますとのことでした。
「こども食堂」での「元気ライブ・ランチコンサート」に充当されます。

会場入り口では、マスクチェック。
消毒スプレーを使ってから、中に入ります。
一部を除いて全席自由ですが、座席は一つおき。ほぼ満員です。

ちらしの他に、名前や連絡先を書く用紙とアンケートが、同封されていました。
内容は、体調や体温についての質問です。
万が一、体調が悪くなったときのためでしょう。

私は観客ですから、気楽な立場です。
予約をしたとはいえ無料ですし、当日行かなくても構わない。
実際、私の知人は、当日体調不良のため来ませんでした。

でも、主催者側はそういう訳にいきません。
告知した以上、開催しなければならないのです。

その為の準備が、どんなに大変かを考えると、やはり聴きに行って寄付をすることが自分に出来る協力だと思いました。

ロビーはOKですが、会場内は飲食禁止。マスクを着用すること。
会話も控えめにしなければならないので、人数の割には静かです。

最初は、小鼓と横笛の演奏。ライブで聴くのは初めてです。
幻想的な情景が思い浮かびました。
時間が止まったような感覚。静かな余韻に浸りました。

主催者の一人が講演をします。
そして、ソプラノ歌手とピアノによるコンサート。
真っ赤なドレスを着たアーティストの力強い演奏と、響く声。
まさに人間楽器です。

ライブで聴く素晴らしさ。
録音では得られない、立体感のある雰囲気を味わい、歌い手の表情を見る事ができました。

第二部は、グループによる演奏です。
スクリーンに映し出される映像と一緒に、ゴスペルを聴きました。
自然に足踏みをしたくなります。

最後は、全員で「ふるさと」を合唱しました。
出演者だけではなく、観客全員です。
観客はマスク着用しながらとはいえ、思い切った企画だなと思いました。

それでも、歌うことは楽しかった。
声を出すことは、気分が良かった。
終わった後すっきりしたのは、浄化作用があったからだと思います。

今、歌や演奏を発表できる機会がほとんどありません。
それは、私たちも素晴らしいものを聴く機会が少なくなる、という意味でもあります。

リスクを気にせず、いいものを心から楽しめる状態になってほしい。
そう思いました。

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