ライターアケミン

ライターです。03年〜09年迄AVメーカー2社にて広報として勤務後フリーに。スポニチ、…

ライターアケミン

ライターです。03年〜09年迄AVメーカー2社にて広報として勤務後フリーに。スポニチ、SPA!、月刊FANZAなど欲に忠実な媒体も。ダイエット、マネーなど芸域も広め。著書は、親公認AV女優について取材した「うちの娘はAV女優です」(幻冬舎)

マガジン

最近の記事

『子どもへの性加害』 ”風”は吹いているのか

占い好きには有名な「風の時代」  70歳にして推し活に目覚めた実母にとって、”風”といえば、「藤井風」らしいのですが、少し前には「風の時代」という言葉をよく耳にしました。  風の時代とは、「西洋占星術の世界で200年に1度訪れる時代」で「2020年12月22日の”グレート・コンジャンクション”以降に突入し、2023年には完全にシフトしたと言われている」という説明が一般的にされています。そこでは「個人の自由と権利・平等性」を強く求められ、長らく当たり前とされてきた世間の

    • 『迷子になった拳』生き残って私たちはまた会う。必ず。

      『迷子になった拳』試写会へ。 監督は今田哲史さん。かつてのタートル今田監督、AV好き、サブカルに詳しい人なら知っている人も多いと思う。 本作は、ミャンマーの格闘技「ラウェイ」にまつわる人たちを追ったドキュメンタリー。 格闘技は知識ゼロの私も終始、ほぼ身動きせず見てしまった。かなりの量の汗や血、涙が映し出されているけれど、それと同じぐらいの人間のアクやクセ、美しさと醜さがぎゅっと寄せられたドラマだと思う。 なぜ戦うのか。なぜ挑むのか。 一般作ですが今田監督の名前にこの

      • 食べる、食べない、食べられない。

        7月は、食べることについて色々考える月でした。 編集協力をしたダイエット本『ガチ速脂ダイエット』が発売され、 末には構成を担当したソーシャルワーカーの斉藤章佳さんとライター姫野桂さんとの摂食障害についての対談もアップされました。 食べたり、食べなかったり、食べられなかったり…… なんだか矛盾とまでいかないにしても ブレるように感じる人もいるかも知れませんが、 ひとつ大きな軸があるとしたら、 「自己受容」だなと思うのです。 自己受容。 アドラー関連の本を読んでいる人にはお

        • 重版、スポサン、コロナ観。(7/6〜7/12)

          2020/07/06(月) 熊本の大雨の被害のニュース、 東京でも朝から雨が激しく窓を打ち付けている。 午前中、新しい企画のネタ出し、午後は細かな書き仕事。 夕方、お手伝いをした『ガチ速脂ダイエット』の発売前重版の知らせを受ける。はじめての発売前重版体験は、一言でいうと気分がいい。 それにしても数年前には、ダイエットに関する書籍の仕事をすることになるなんて、想像もしなかったな。断食、カロリー制限、まごわやさしい、プロテイン、マクロビ、置き換え法、脂肪燃焼野菜スープ………これま

        『子どもへの性加害』 ”風”は吹いているのか

        マガジン

        • 業務日誌、みたいなもの。
          7本
        • ブログでもツイッターでもこぼれてしまうもの
          22本

        記事

          不倫、性依存、「私は女になりたい」(6/22〜6/28)

          2020/06/22 体調がすぐれずグズグズして過ごしてしまう。 デスクトップリサーチだけして、早めに仕事を切り上げる。 2020/06/23 性依存症の当事者取材、新宿へ。 性へのトラウマ、見捨てられ不安や強迫的な性衝動を赤裸々に語ってくれる。 本人も苦しみの只中にいるものの、冷静に言葉にしていこうという知性と気迫。 他人の言葉を預かっていること、自分が「メディア」という拡声器を持っていること、 それは半ば武器にも暴力にもなりえることに対して 自覚的であろう、とつらつら考

          不倫、性依存、「私は女になりたい」(6/22〜6/28)

          〆切、納品、サムギョプサル。(2020/6/16〜6/21)

          2020/06/16(月) 自宅作業で1日終わる。 2020/06/16(火) 午前中に納品1本とAVレビュー。 午後はデータ整理。 毎食の自炊にラジオ体操、 20代のころには考えられなかったような、まともそうな生活になっている。 2020/06/17(水) 入稿日。朝から原稿を書たものの、 うまくまとまらず、3回ほど編集者とやり取りして入稿。 抽象的な話は、なかなか週刊誌ではじっくり書けないのだけれど、 いい体験だった。作業の間にAVのレビュー。 どうも最近よく「エアコ

          〆切、納品、サムギョプサル。(2020/6/16〜6/21)

          「アラート」は解除されたけれど。(2020/6/8〜14)

          2020/06/08(月) 特別定額給付金の申請用紙が来たので、記入して郵送する。 身分証明書やキャッシュカードをカラーコピーして 台紙に貼り付けるアナログ感が心もとない。 コピー機がなかったり、コンビニが遠かったりしたり、 「たったそれだけ」と見えることでも環境によっては面倒になって申請しないひともいそうだな、と感じる。 女性向けメディア用のセクハラ関連の記事を執筆する。 夜、三浦ゆえさんと小川たまかさんとイベントの打ち合わせ。 話したいことがたくさんありすぎて、どこから

          「アラート」は解除されたけれど。(2020/6/8〜14)

          女帝の不時着、対面取材と外食と。 (2020/6/1〜7)

          2020/06/01(月) 雨のスタートの6月。 「どこかに美しい村はないか 1日の仕事の終わりには一杯の黒麦酒」 風呂あがり、レモンサワーを飲みながら 残り数話になった『愛の不時着』を見る夜。 詩で綴られるような労働のユートピアとは遠いけれど、悪くないと思う。 全国一斉に花火が打ち上げられたとツイッターで知る。 2020/06/02(火) 昼過ぎ、セクハラ問題についての取材で弁護士事務所へ。 久々の対面取材で、久々の銀座。 外国人観光客のいない銀座は、少し間延びしたような

          女帝の不時着、対面取材と外食と。 (2020/6/1〜7)

          緊急事態と日常と、はざまの日々(2020/5/25〜31)

          2020/05/25(月) 気持ちのいい五月晴れ。 次の日の取材のための資料読みや質問事項をまとめる準備の日。 夕方、緊急事態宣言が解除される。 そろりそろりと周囲を伺いながら、行動範囲を広げていく。 「これまでの生活には、戻れはしない」と言い聞かせながら、 コレこれもしなきゃ、アレもしなきゃと欲張って焦る気持ちは否めない。 同時に、自分の殻にシッカリ閉じこもった生活から 心の中では、この戻りたくもない気持ちもある。 そしてそれはとても恵まれていることだと、考える。 夜、軽く

          緊急事態と日常と、はざまの日々(2020/5/25〜31)

          緊急事態下のナイトホークス(2020/05/18〜5/24)

          2020/05/18(月) 午前中、テレワークについての記事を1本書く。 その後、アポ入れや細かな連絡や確認作業をしていると、 検察庁法の改正が「今国会では断念」というニュースが。 必ずしも、ネットの声が勝ったわけではないけれど、 声を上げないと始まらないことを実感する。 2020/05/19(火) 雨が断続的に降る日。 この日、発売の週刊SPA!には 「アフターコロナ」という文字が表紙にいくつも並んでいた。 昼過ぎ、スカイプで2時間ほどガッツリとした取材と打ち合わせ。

          緊急事態下のナイトホークス(2020/05/18〜5/24)

          業務日誌、みたいなもの(2020/5/11〜5/17)

          2020/05/12(月) 真夏のような日、30度近くまで気温があがる。 ラジオ体操をして、書籍の作業に取り掛かる。 ネットでは、#検察庁法に抗議します のハッシュタグが大きなうねりになっていた。 2020/05/12(火) 書籍の執筆と細々とした作業を進める。 昼過ぎに久々にパートナーが会社に行く。 久々にひとりの時間、なにしようかと一瞬、浮足立ったけれど、 結局コンビニでハーゲンダッツを買って終わった。 夕方、昔からお世話になっているショップの人からメールが。 今度店

          業務日誌、みたいなもの(2020/5/11〜5/17)

          業務日誌、みたいなもの(2020/5/4〜5/10)

          2020/05/04(月・祝) 起きたら昼近く。 この日は、衣替えやサーキュレーター2台と加湿器の手入れ。 知らない間にホコリは溜まるし、カビは生えていく。 定期的なメンテナンスが要るのは、家電も人間関係も同じ。 22時ごろに地震、そしてソフトバンクのネットワーク障害。 電話で編集さんと業務のオンライン化とか、リモートワークについての打ち合わせをしていたのだけれど、たまたま取材データをクラウド上に資料を保存していたので見ることができず焦る。なにこの皮肉。 インフラとしてのイ

          業務日誌、みたいなもの(2020/5/4〜5/10)

          業務日誌、みたいなもの(2020/4/27〜5/3)

          2020/04/27(月) 昼過ぎ、格闘家の青木真也さんの取材。 緊急事態下における持論を伺う。 常にアドレナリンを放出し続けている人のエネルギー量に圧倒される。 2020/04/28(火) 打ち合わせやアポ入れをいくつか。 担当した記事の掲載号やウェブの記事もいくつか更新される。 いつからか、 告知することまでがライターとしての仕事になっていると感じる。 ネタ出しをして、アポ入れをして取材して、文字起こしして、書いて、納品して、告知する。ライターの仕事において、「書く」な

          業務日誌、みたいなもの(2020/4/27〜5/3)

          業務日誌、みたいなもの(2020/4/20〜26)

          2020/04/20(月) 午前中、1本ウェブの原稿。 日中はアポを取ったり、オンラインで打ち合わせをしたり。 移動はしないものの、人と関わり、せわしなく過ぎていく。 夕方、坂口孝則さんからお声がけいただいた「坂口孝則と牧野直哉のオールビジネスニッポン」の収録、スタジオには行けないので、ZOOMでの収録に。 ラジオははじめてだったのだけれど、 子供の頃にラジカセの前で独りDJごっこをしていたことを思い出す。 大人としては、「声もメイクできる人」になりたいと思った。 2020

          業務日誌、みたいなもの(2020/4/20〜26)

          業務日誌、みたいなもの(2020/4/13〜19)

          とびとびだけど、一週間の備忘録と業務日誌、みたいなもの。 4/14(火) 貧困とコロナ関連の取材へ。 対面はリスキーだけど、オファーがある限り引き受ける所存。 NPO団体と当事者取材の二件。 64歳の独身無職、ガン患者の女性。 これまでマジメにやってきた。貯金もしてきた。でも生活はギリギリ。 自宅、台所の窓際に置かれた豆苗に 洗って畳まれた牛乳の紙パック。 そのヒトコマに彼女のこれまでの生真面目な人生を見た気がした。 「カラダはまだ思うように動かないけど、人に迷惑はかけたく

          業務日誌、みたいなもの(2020/4/13〜19)

          『コロナの時代の僕ら』

          日々の感染者数に、緊急事態宣言。 テレビもネットニュースもツイッターのタイムラインも、 不満、怒り、政治への不信感、嘆き……あらゆる情報が滝のように流れていきます。 激流のようなツイッターのタイムラインで目に飛び込んできたのが、 『コロナの時代の僕ら』(パオロ・ジョルダーノ著、飯田亮介翻訳、早川書房)。 「出版関係者はゲラの依頼はお気軽に」というツイートに即問い合わせ。すぐさまグーグルドキュメントでPDFをシェアしてもらい、拝読しました。 「すべてが終わった時、本当に僕

          『コロナの時代の僕ら』