「児童書の魔天使マテリアルを知ってほしい」
これは、本当に存在すら知らなかった人にも、子供の頃に読んでたけど全30巻になって完結してたことを知らなかった人にも向けた言葉です。
魔天使マテリアル(略称マテマテ)を知ってくれ～～！！！
全30巻電子書籍出てます～～！！！

あらすじ

作者である藤咲あゆな先生が代表している会社のサイトに全巻のあらすじは載っているので、そちらを見たほうが分かりやすいのですが、一応ここでもあらすじを述べます。

孤児院で育った紗綾(サーヤ)の前に、ある日、実の兄と名乗る青年(純也)が現れる。
家族と暮らせる喜びの反面、引っ越し先で色々な辛い思いや危険な目に合う。
そして、純也の帰りをアパートの家で待っていた時に火事が起こる。
サーヤは逃げようとするが、母が自分を孤児院に預けた時に置いていった形見を取りに戻ってしまう。
しかし、火の巡りが早くサーヤはもう逃げられなくなって倒れてしまう。
そこに同い年くらいの謎の少年が現れ、光の壁を作ってサーヤを守る。

マテマテって、つまりどんな物語？

ざっくり言うと、遺伝で「マテリアル」という力(光、火、水、風、土など)を受け継いだ子供たちが、悪魔を倒す話です。

ただ、今後の説明のために１巻だけネタバレをします。
ネタバレが嫌な方は今すぐマテマテ１巻を読んできてください。
電子書籍版ならすぐに読めます。
ネタバレOKの方もマテマテを読んでください。

まずTwitterの昔のアカウントに約３年前に載せた画像です。

そうです、謎の少年レイヤは、サーヤの実の双子の弟だったのです！！！

……私は訳あって当時３巻からマテマテの世界に触れたので、この驚きを味わえませんでした。
めちゃくちゃ悔しいです。
まあ、１巻は他にもビックリ仰天な展開があるので、その目で確かめてほしいのですが！

ここで、また１つだけ１巻からずっと重要なネタバレ。

サーヤとレイヤは魔王と人間との子供だったのです！！！

話が大きくなってきましたね。
大丈夫です。ちゃんと完結してます。

特別な力を持つサーヤが魔王から命を狙われてしまうのですが、レイヤを中心に仲間たちと困難を乗り越えていきます。

じゃあどんな魅力があるの？

もう昔にダイマは済ましてるので今さら書くのもあれですけど、大体こんなかんじです。

ただ、ラノベっぽい児童書ではあると思います。
でも、本当に……20代になってからもずっと夢中になって読んでて……。

なんならマテマテ用にTwitterのアカウントを作って聖地巡礼オフ会をしたくらいにはハマってて……。

可愛い表紙のイラストに惹かれて読んでみたら、登場人物の悩みや葛藤、戦闘シーン、美味しそうな料理、もうそこには素敵な世界が広がっていたのです……！

そう、結構色々なタイプの兄弟が性別問わず全編通して出てきます。
血の繋がったガチ兄弟も、めちゃくちゃ仲が良かったり、逆にぎこちなかったり、疑似兄弟というか「姉みたいな存在」「弟みたいな存在」というタイプの兄弟感も出てきます。
比べてみるとめちゃくちゃ面白いです。

ちなみに、外伝は本編と同時進行で進むサーヤの母親の過去編で、本編の後に載っています。
その外伝がめちゃくちゃ本編とリンクしていて、「本編の桜の花びらの描写って、外伝のこのシーンと似てる……？え～！！エモ～！！」「この人物が言った言葉って本編のあの時のあれ……？うわ～ヤバ～～！！」みたいなことが度々起きます。
最終巻は本当にヤバい。
涙が止まらなかった。

サーヤの双子の弟レイヤは、よく「姉ラブ」(俗に言うシスコンみたいな感じ)なんて言われます。
まあ、実際中盤は色々あってめちゃくちゃ自分を追い詰めちゃうんですが、あの～……最終巻読んだらね、もう、彼の成長に泣きました。
これだけは肝に命じておいてほしいのですが、

彼は常にサーヤを大切に想って発言している。

そう、本心や嘘を言う時も一貫してサーヤを大切に想っている。
「ヤバい姉ラブ発言してるわ～w」とは正直私も思ってたりしてたんですが、常にレイヤは真っ直ぐにサーヤを想っている事だけは分かってほしいです。

私の好きなキャラ

伊吹 涼さん(男性 26歳くらい)なんですけども。
２巻から出てきます。
めちゃくちゃカッコいいし、外伝では小学生なのでめちゃくちゃ可愛いです。
私は７巻でサーヤを励ますシーンからめちゃくちゃ好きになり今でも大好きです。
本編ではサーヤたちをサポートする大人として、外伝ではマテリアルとして苦悩する姿が描かれていて、二度おいしいです。
喫茶店のマスターです。

あと、高校生のマテリアルである凍堂 雪成(男性)も好きでした。
大体Twitterでパブサをすると「雪成って人好きだったなぁ～！」が定番ツイートなので、大体みんな好きなんだなぁ～とニコニコしています。
実際めちゃくちゃ見た目も行動もカッコいいです。
ただ、物語の都合上で出番が減ってしまったからなぁと思ったあなた！
なんだかんだ彼は最終巻までちょこちょこ出ます。
他にもちょこちょこ出る、なんなら最終巻でハッピーエンドになるキャラもいるので、読むのを諦めてしまった方もよかったら読んでみてください。

最後に

なんで魔天使マテリアルのダイマを書こうと思ったのかというと、らくだい魔女の映画を見たからなんですよね！
同じポプラ社のらくだい魔女は実は読んだことなくてガチ初見で見に行ったのですが、いや～最高でしたね！！
２回見に行って２回とも泣きました。

それで「同じポプラ社の魔天使マテリアルもいつか……」とちょっと思ってしまったんです。
実際に見たいんですよ！！
サーヤやレイヤが動いて、しゃべって、戦ってるところを！
(本編に出てくる双子アイドル兼マテリアル)のアクセルが歌うところも！！

でも、まず最高な作品である児童書の「魔天使マテリアル」を読んでもらいたくなり、ダイマを書きました。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
魔天使マテリアルは全30巻ではありますが、あくまでも児童書なので１冊のカロリーは低めだと思います。(内容は濃いです)

私の約12年間を共にした面白い作品なので、よかったら読んでみてください！

おすすめは８巻いけたら９巻くらいまでが一旦キリがいいです！

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