反省の方法【オフラインメタ認知の視点をいくつか】

今日、新しい仕事が始まった。始めた。
短い時間であったが、考えるべきことは多い。

実力不足。

わかってはいたが、改めて実力不足を痛感する。
特にコミュニケーションだ。やはりというか、僕のコミュニケーション能力はひどく限定的である。もともと絶望的だったものをなんとか持ち直した状態なのだ。逆に努力できていない部分に関してはひどい状態のままといういことだ。

しかしこれらは全て想定済み。
だから落ち込みも最低限。不貞寝するようなことはない。

では何をするか?

振り返り、反省である。

反省の2種類

反省には大きく二つあると思っている。
通常、これら二つはとけあい、区別されていない。
しかし認知心理学を学び「学習・能力開発」をテーマに掲げている僕はあえて二つに分けておきたい。

二つとは、「アウトプット」の反省と「認知」の反省だ。

アウトプットの反省は、行動や成果を振り返り、その結果を評価し、改善案を考えることだ。

認知の反省は、自分が何を観察し、考え、意思決定していたのかを振り返り、評価し、改善案を考えることだ。

このような認知に対する認知を「メタ認知」という。
特に、リアルタイムではなく、過去の認知を振り返るタイプのメタ認知を「オフラインメタ認知」という。詳しくは以下の記事で。

アウトプットの反省はしやすいが、解決につながらない場合も多い。
あらゆるアウトプットは認知活動を経て生み出される

ゆえに自分の認知活動をモニタリングし、コントロールする能力がなければ、有効な改善策を実行することすらままならないのだ。

オフラインメタ認知にはいくつかの視点があるが、今回は3つだけ紹介する。

オフラインメタ認知の視点、3つ

■ リソース(認知資源)の利用はどのようだったか?
■ 視座のマクロ/ミクロの度合いはどうったか?
■ 媒介欠如・産出欠如・利用欠如はどうであったか?

■ リソース(認知資源)の利用はどのようだったか?

リソースとは、観察や思考などに割く注意力のことだ。これには限りがある。無駄遣いは削るべきだろう。

ムダな思考にリソースを割いてはいないだろうか?
例えば、他人の評価を気にする必要のない時にその視点を持ってしまっているとき。失敗を過剰に怖れ、イメージしてしまっているとき。

葛藤がリソースを圧迫してはいないだろうか?
その場合は葛藤の原因を追求し、リフレーミングを行う必要があるかもしれない。

■ 視座のマクロ/ミクロの度合いはどうったか?

マクロに考える時とミクロに考える時。そのバランスとタイミングはパフォーマンスに影響を与える。

しかしこの切替には多大なリソースが必要となるため、アップアップ状態だと上手く行っていないこともある。よくある。

もっと大局観を持たなければならなかったのでは?
もっと細部に拘らなければならなかったのでは?

問いをぶつけ、改善策を練ろう。

■ 媒介欠如・産出欠如・利用欠如はどうであったか?

媒介欠如:知らない状態
産出欠如:知っているけど、実行できていない状態
利用欠如:実行できているけど、上手く行っていない状態

人が失敗するのには三段階ある。

自分の失敗はどの段階だっただろうか?特に産出欠如の段階が問題だ。
理論やテクニックを学んでも実践の場では選択肢にすら浮かばない場合も多い。

そのような場合、どうすればいいか?

「選択肢をデザインする」ことだ。
やり方については別のnoteで考察する。

これら3つの視点以外にも多くの反省視点が存在する。
反省視点のセットを持っておけば、効率的な反省が可能となるだろう。

Action & Mindを書き出す

反省をして終わりではいけない。
次に活かさなければ何の意味もないのだ。

僕が反省の最後に書き出すのは「Action & Mind」。

Actionは具体的な行動だ。評価しやすく、実行のデザインもしやすい。

Mindは認知活動の改善策だ。評価が難しく、実行も難しい。しかし根本的な解決や成長が見えてくる。

どちらかではいけない。
両輪が揃っていなければ、車は走らないのだ。
(一輪車「………………。」)


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AKI / 学習と物語と体系に灯をともす人

「学習」「体系」「物語」に興味と期待を抱く人。 人が学習するプロセスや能力開発についての考え、体系の美学、物語的世界観などをテーマに。 人生にちょっと灯をともせるような文章を。 サイト:学びをデザインする「LearnTern」( https://learn-tern.com/ )
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