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自分をしぼる訓練【アイデア発想と知識洗練】

毎日更新を始める前にもちらほらnoteを書いていて、そんな中にこんなnoteがあった。

時間を決めて、アイデアを片っ端からアウトプットしていくことを「脳をしぼる」と呼び、推奨していた。

今日はこのnoteを元にして、「自分をしぼる」方法について書いていこうと思う。

自分をしぼる

「自分をしぼる」という言葉からどんなイメージを得るだろうか?

僕がイメージしているのは、頭と身体をひねりながら、アイデアや知識を必死にしぼり出しているイメージだ。
ぞうきんしぼりで、何度も何度もひねりながら限界まで水分を抜こうとしている感じである。

自分の知識や経験、今考えていることから、目的に合致するものを限界までしぼり出すプロセスなのだ。

体感だけど、実はこの「自分をしぼる」能力の熟練度には大きな差があると思う。普段からしぼる機会を多く得ている人は熟練度が高くなるし、反対の人は低い。

「質は度外視でとにかく量を出せ」

そう言われた時にアウトプットできる量を見てみる。グループでやると結構な差がある。前提知識や経験の差も関係していくるが、議論を進めていくとアイデア量が少ないにもかかわらず十分な知識を有しているパターンもあった。

アイデアをしぼり出すというのは一つの能力なのだ。同じ知識・経験を持った人でも、その能力の熟練度によってアウトプットできる量に差が出てくる。

自分をしぼるメリット

自分をしぼる能力にはいくつかのメリットがある。

① アイデア量

アイデアの質というのは量に比例してくる。実際、広告代理店の人たちは100も200もアイデアを出した上で仕事を進めていくのだ。

自分をしぼる能力はアイデア量の増大に寄与する。

② 限界を超える

自分をしぼっていくと「境界」が見えてくる。現在の知識・経験によって出せる限界のラインみたいなものだ。
その「境界」と「問題空間の全体像」を合わせることで次に自分が起こすべき行動が見えてくる。

知らないことで知るべきことは何なのか?
活かせる強みは何なのか?

自分をしぼることで効率的に限界を超え、その先に向かうことができる。

③ 学習

学習において重要なのは新知識だけではなく、既存知識「自分が何を知っているか」だ。既存知識の構造に足したり、再構造化したりするのが学習というプロセスなのだ。

何かを学習する時、それについて完全なる無知というのは(厳密には)ほぼない。というか、その場合あなたはそれを学習することはできないはずだ。

自分と新知識をつなぐ架け橋となる知識が、自分の中にあるはずである。

自分をしぼるという行為は、この意味で学習にも役立つ。

自分をしぼる経験を増やす

自分をしぼる能力の熟練度を増やす方法はたった一つ。その機会を増やすことだ。

それは容易に実現できる。問いを投げかけ、それに対する答えを質も粒度も無視でひたすら書き並べていくだけだ。

学んだ内容についてひたすら並べていくのもいい復習になるだろう。*このとき、なるべく参考資料(自分の外部にあるもの)は見ないこと。

最後に、以前のnoteで書いた「脳をしぼるとき気を付けたい7つのこと」を並べておく。

1.目的(アイデア出しのテーマ)は明確にする
2.制限時間と目標アイデア数を決める
3.アイデアがカウントできる仕組みを作っておく
4.ハイテンポな音楽をかけるのもアリ
5.実現性や矛盾点は考えない
6.アウトプット(外化)する
7.楽しむ



学習のアーティストを目指してます。学習ノウハウの体系化・学習体験のコンテンツ化を通して、学習者のレベルアップを手伝います。現状、お金よりも応援がほしい。