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眼のピント調節【観察と疲労回復の話】

今日、授業中、なんとなしに周りの人や物をスケッチしていた。スケッチといっても落書きのようなカンタンなものだ。

とても当たり前のことだけど、僕らの眼にはピント調節の機能がある。
近くを見る時は遠くがぼやけるし、遠くを見る時は近くがぼやけるのだ。

また集中して見ているモノは鮮明に見え、その周りがぼやけることもある。

人間の眼のスペックは凄まじい。脳の処理が追いつかず、取得できた情報を選択的に利用しているくらいだ。

五感の中でも、僕は視覚の話をよくする。その視覚を支える感覚器官が「眼」だ。
今日は少し「眼」「視覚」について書いておこうと思う。

眼のピント調節-疲労回復は?

「水晶体」は聞いたことがあると思う。レンズ的な役割をするやつだ。

ピント調節を行うのはその上下にある「毛様体筋」

近くを見る時、毛様体筋は緊張する。緊張した毛様体筋は水晶体を押し、熱く膨らませる。これが近くにピントを合わせている状態だ。

逆に遠くを見る時は毛様体筋が弛緩する。すると水晶体は薄く広がることになる。これが遠くにピントを合わせている状態。

なんとなく分かると思うけど、眼を休ませるためには毛様体筋の緊張をとけばいい。つまり遠くを見るのだ。

スマホやPCは比較的近くにあるので、毛様体筋は緊張し続けていることになる。定期的に遠くを見る癖をつけて、眼に優しい人間になろう。

眼のピント調節-視覚を意識する

さっきのは専門外の医学チックな内容。今度は能力開発的な内容だ。

普段、視覚を意識して使っている人がどの程度いるだろうか?
以前に『感覚をとぎすます』noteを書いた時にも触れたが、美術系とかデザイン系とかの人はよく視覚を使う。バードウォッチングをやっている人なんかも相当だろう。

しかし多くの人は視覚を意識していないと思う。別にその必要もない。

でも僕らが得る情報の多くは視覚経由でやってくるのだ。文字情報程度であれば視覚をフル稼働させる意味も薄いけど、より属性の多い情報となってくれば「どのくらい視覚を駆使できるか」が鍵となるだろう。

「全体をぼやっと見る」
「一点を集中して見る(周りはぼやける)」
「動きのあるものを追う」
「特定の色だけを見る」
「関係性に注目して見る」

視覚の使い方というのはいろいろある。
そして使えば使うほど習熟していく。これは他の五感にも言えることだ。

現代、僕らは五感を鍛えることを忘れがちだが、間違いなく基本能力の一つ(五つ?)なのだ。

積極的に鍛えていこう。


学習のアーティストを目指してます。学習ノウハウの体系化・学習体験のコンテンツ化を通して、学習者のレベルアップを手伝います。現状、お金よりも応援がほしい。