見出し画像

一般人の俺が撮るべきもの。

おれは平凡な男だ。カメラ好きだけどカメラマンじゃない。
普通にヒラ会社員だし、結婚してるけど妻には尻に敷かれ、子供たちにはパパ臭いと文句を言われる。家は中古の一軒家でローンもそこそこある。

だけどカメラにハマってからはその何気ない日常を撮ることに、ある種の義務感を持ってきた。
子供の成長。お出かけの記録。入学卒業。
猫も飼い始めたから、猫だって撮る。

でもそれだけじゃ、つまらないよね。
もっと外の世界を撮りたい。
だから仙台の街へ繰り出す。
あのあこがれの写真家みたいな作品を撮りたいがために。カメラのスペックを確認するために。

でもそれって本当に自分が撮りたいもの?
流行りのストリートスナップを撮ることにどんな意義があるのか?
自分しか撮影できない被写体とはなんだろう。
確かにストリートスナップは楽しい。


お洒落だし、カッコいいし、おれって仙台の街好きなんじゃん!という自負心を再確認する。
地産地消や地域愛みたいな。
けど、郊外に住む俺にとって仙台の街は生活圏内ではないし、日常ではない。
あともう一つ、通行人の存在だよね。
前はあんまり気にしてなかったけど、今はなるべく顔は映さないで、後ろ姿か、ボケにするか、黒く潰すか。
肖像権とか個人情報保護とかいろんな問題を内包してるし、おれもいまこうやって、撮影した画像をネットにアップしてるわけだから、通行人に対してはもっと気を使うべき、と思ってる。

他人は、所詮他人だからそもそも自分とは何も関わりがない。そんな人たちを、被写体として、ストリートスナップにリアルみを出すための味付けとして、写し出すことに違和感は、やっぱりある。それって本当に取るべきものなの??
時代の記録、としての意味はもちろんわかる。
、、、けどね。

自分にしか撮れないものは何か、、。

だから最近は非日常の街ではなく、自分のリアルな日常を撮ろうと意識してる。

日常だって面白いものはたくさんある。
そのためにはいつだって、車の助手席にはxf35mm f1.4が付けっぱなしのX-E4。
RX100m1

あとボーナスでGR3予約した。
お届けまで一ヶ月。
早く来い来い!
前回手放したgr3xの換算40mmにはいまいち馴染めなかった。ファインダー無しで40mmは使いづらかった。
換算28mmに期待!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?