見出し画像

考課ってなんだ?

こんにちは!
年度末で考課の時期ですね。私は転職経験がないので、もしかしたら他の会社は違うかもしれませんが。

次年度から初めて管理職になるということで、考課ミーティングに参加させてもらいました。
詳しいお話の前に、とりあえず辞書で引いた考課の意味を載せておきますね。

こう‐か〔カウクワ〕【考課】 の解説
1 公務員・会社員などの勤務成績を調査して優劣を定めること。「人事—」
2 銀行・会社などの営業成績を調査・報告すること。
3 律令制における官吏の勤務評定。

今回の「考課」は1番の意味ですね。

今まで考課は受けるばかりで、フィードバックこそ受けていたものの、あくまで考課結果しか意識しておらず、考課をする・されるとはどういうことか考えたことがありませんでした。

うちの会社の考課について、簡単に説明しておきます。
うちでは、業務遂行や指導・成長等の9つ程の評価項目に対して、職位毎に求める水準が決まっており、各項目をA~Eの5段階で評価。各評価項目に対する加重が決まっており、すべてを足し合わせた結果のスコアで、全体評価がA~Eまでに決まる形です。
評価者は、まずは直属上司が評価した上で、次に所属長が評価素案を決定。最終的に人事部で評価確定します。他部署と横串を指すので、人事部から返ってくる評価が当初評価素案と違うこともよくあります。

さて、今回初めて考課をすることに触れて感じたことは3点
①結果の評価は簡単、プロセスの評価は難しい。
②考課プロセスを知らないと、いい考課を受けるのも難しい。
③考課は意外と感情で決まっている。

①結果の評価は簡単、プロセスの評価は難しい。
結果は目標に対しての到達度で測れる為、非常にシンプル。評価するのはとても簡単ですし、評価者毎で内容がぶれることもほとんどありません。
一方、プロセスの評価は非常に難しい。通年・あるいは半期の間で、各担当者がなにを考えてどう行動していたのかは普段から意識していないとまったく見えないし、意識していたとしても見えているのは氷山の一角。特に営業であれば、外に出ていることも多く、具体的にどんな活動をしているのかは分からないケースが多いです。
よくサラリーマンはパフォーマンス(アピール)も大事、と言われることに正直反感を持っていましたが、自分がしていることをちゃん上司に分かってもらわなければ評価してもらえないことを考えれば、やっていることをしっかり伝えることはとても大事なことだと思いました。

②考課プロセスを知らないと、いい考課を受けるのも難しい。
今まで正直評価項目についてしっかり読んだこともなく、一生懸命活動していれば上司はちゃんと見てくれている、ぐらいの意識でしか働いてませんでした。
幸いにいい上司に巡り合えたおかげで不遇な評価をもらったことはありませんでしたが、巡り合わせが悪ければ、評価されなくても当然だったかも知れません。
評価項目をしっかり理解しておけば、ちょっとした活動を追加するだけでもっと評価してもらえるようになるポイントが多くあります。
なんだかずるいように感じますが、サラリーマンとして生きていくなら、必要な処世術だなと感じました。

③考課は意外と感情で決まっている。
評価水準が決まっているとは言え、ファジーなもの。結局一生懸命頑張ってたなとか、みんなから好かれてて職場の雰囲気をよくしてくれてるしなといった感情を排するのは難しいことです。
評価者としては、客観的に評価し、感情は排除するのが当然ですが、被評価者としては、感情に訴えることもかなり有効だなと感じました。

考課は各社毎で全然違うので、参考になる点・ならない点があると思いますが、今回はうちの考課をベースに色々考えてみました。
人の人生を左右することもある考課。実際に行うのは次回からなので、しっかりとした考課を行えるようになっていきたいと思います。
ではまた。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?