2泊3日台湾ひとり旅の備忘録
10月半ば、2泊3日で台湾へ行きました。
初めての海外ひとり旅。
私にとっては大冒険だったので、少しばかりですがnoteにまとめてみようかなと思います。
こうやって旅行をnoteに書くの、ずっと憧れてたんです。
だけど、いざ書こうと思い、旅行中の写真を振り返ると、
食べ物と景色、以上。
………あれ?
写真、全然撮ってないじゃん…。
何してたの、わたし…。
と、後悔&反省しているところです。
写真少なめ文字多めの旅行記になっちゃいましたが、すっごく楽しかったよ!ってことだけでも伝われば嬉しいです🌱
1日目 福岡→台北へ
10月半ば。久しぶりの夏日で気持ちいいぐらい晴れた日。いよいよ念願だった台湾。
行きに選んだのは、タイガーエア航空。
約2時間のフライト。
無事に桃園国際空港へ到着。
市内へ向かう前にお金を両替して、SIMカードの交換、そして消費金の抽選へ。
消費金とはなんぞや?とお思いの方へ。
現在台湾では個人で旅行しに来た人を対象に抽選で5000元(日本円で約2万3千円)をプレゼントするという、なんとも太っ腹なイベントがあるんです。
詳しく知りたい方はURLを貼っておきますので、是非調べてみてください。
そして、私もチャレンジしたところ、
なんと当選しました…!!
悠遊卡(イージーカード)というICカードに5000元がチャージされた状態で渡されました。
比較的当選しやすいという噂は聞いていたものの、現実になるとは…。最高に幸せな悩みができました。
そうこうしてやるべきことを終えて、空港から出ているMRTに乗り換え、いざ台北市へ。
車窓からの風景は日本に近く馴染みがあって、でも車内アナウンスは当たり前だけど中国語。
知らない街に来たんだなぁ。
異国の地に来たんだなぁ。
と、電車に揺られてる時間でちょっとずつ実感していきました。
台北市に到着
ホテルのチェックインを済ませた頃には、すでに16時。
行きの飛行機は機内食無しだったので、朝ごはんから何も食べておらず、空腹の限界。
ただ、夜市が開くまではまだ時間がある。
ってことで軽食を探しがてら街を散策。
おやつタイム in 台湾
近くに座って食べれそうな公園を見つけて、いざ、おやつタイム。
ドーナツは揚げたて。
ほんのりあったかい状態をガブリ。
そして、ずんだの様な味がする冷たいシェイクで飲み込む。
空腹と慣れないことの連続でくたびれていた私が欲していたのはコレだ…。
甘いものでエネルギーを補充し元気満タン。
その後、スーパーやコンビニに寄り道してたら、もうすぐ午後6時。
いよいよ夜市が始まる時間!
いざ、夜市へ
台湾では夜市が有名で各地で開かれていて、夜ごはんをこうした屋台で済ませるのが一般的とのこと。
今回、私が訪れたのは寧夏夜市
これこれ、この雰囲気。この空気。
これをずーっと楽しみにしていた。
小さいけど一つ一つの個性は強い屋台が、ズラーっと並ぶ姿にまず目を奪われる。
そして何より匂い。
屋台ごとに美味しい匂いが漂ってて、ただ歩くだけで楽しい。そして何もかも日本には無い独特な匂い…。
想像していたよりも屋台の数は多くなくて、じっくりと見て回るには丁度いい広さでした。
早めに来たので混雑しておらず、贅沢に何往復もしました。
ただ、さっき食べたおやつが意外とお腹に溜まってて、自分の胃と相談した結果、食べるのは一品だけにしておきました。
こういう時に誰かいたらシェアできるのになぁ。
…後々それをより実感することになるとは、この時の私は知らなかったのです。
そうして悩みに悩んで購入したのが、
月氏激蛋葱油餅という屋台の葱油餅
おかずクレープのようなもの。
ここのお店では揚げ焼きしてるので、生地部分はサックサク通り越してザックザク。
ピリッと辛いソースが良いアクセントになって美味しい。
ただ、ほんとにデッカい…。
余裕で手のひら2個分くらいあります。
間違いなくシェア一択です。食べる予定のある方は気をつけてくださいね。
その後、ホテルでゆっくりした後は、
消費金の使い道を作戦会議。
まさか当たるとは!と言いつつも、当選した方の動画をYouTubeで見ていたので、なんとなく目星はたててました。
まずは無印良品。なんと台湾限定の商品があるとのこと。これはお土産にうってつけです。
あと、神農生活という台湾の雑貨や食品を取り扱うお店でも使えるらしい…。
おおよその移動プランを立てた後は、さっさと寝る準備を済ませ、そのまま夢の中へ。
2日目 台北市内を散策
冒険の前に腹ごしらえ
時刻は、朝の4時半。
普段なら起きられない時間。
だけど絶対にやりたかったことがあるのです。
それは朝ごはんを食べに行くこと。
台湾は朝ごはんをこれまた外食で済ますことが多いらしい。それが台湾の朝のルーティン。
元々朝ごはん大好き人間な私には、ぴったりなルーティンじゃないか…!
これは楽しまなきゃ損。
ただ、早朝が故に移動手段がほぼ無い。
そして、行きたいお店まで約3キロで徒歩は厳しい。
そんな時に便利なのが、レンタサイクル。
台湾ではYoubike(ユーバイク)というレンタサイクルサービスがあり、街中の至る所に自転車が並んでて、それを借りて利用できます。
登録までは少し面倒ですが、使い方はすっごくシンプル。好きな場所から自転車を借り、目的地に着いたら返却する。
利用時間で料金が加算されるのですが、
最初の30分は10元(約40円)。
これを使わない手はない!
というわけで、レンタサイクルに初挑戦。
台湾は交通マナーがあまり良くないと聞いていたので、朝イチの車が少ない時間帯を狙います。その為の早起きでもありました。
朝の静かな街を自転車で駆け抜けていく。
朝特有の静けさ、1日が始まる前の澄んだ時間、この瞬間がとても心地良い。
ただ、その気分のまま爽快に駆け抜けることは方向音痴の私には叶わず、立ち止まっては地図とのにらめっこを繰り返していました。
予定では15分で着くところが30分ほどかかりましたが、なんとか目的地の劉媽媽飯糰に到着。
招牌紫米飯糰という紫米の台湾式おにぎり。
具材は色々入っているらしい。
味の予想はつかないまま、テイクアウト。
その後、歩いてすぐにある鼎元豆漿というお店へ。口コミを見ると、台湾の朝ごはんといえばが全部揃っているお店らしく、席が空いてたので思い切って店内へ。
しかし、初のイートインでお店のルールがよくわからず、オロオロしていました。
そしたら、地元の方らしきおばさまが「ここで食べたいの?」と、ジェスチャー付きで聞いてくれて、そうだと答えたら「それならあっちの列だよ!」と、イートイン用の列に連れてってくれました。優しい…。
並び直すと感謝を伝える間もなく自分の番がきて、今回は鹹豆漿と花生酥餅を注文。
鹹豆漿は豆乳がおぼろ状にほんのり固まったスープ。味はかなりあっさりしてて、茶碗蒸しみたいな感じ。とにかく優しい。
花生酥餅はピーナッツ入りのパイ菓子のようなもの。周りの生地が層になっててサクサクほろほろ。中のピーナッツの餡がしっかり甘くて味も濃い。
和菓子屋さんに茶菓子の一つとして並んでそうな感じ。
今考えると、ピーナッツ味の甘いパイ菓子を塩気のある豆乳スープで流すという、朝からなかなかトリッキーなことをしてますね。
でもこれが台湾スタイル。
ただここで、台湾の食事あるある。
一人前がしっかりめ。
特にスープは、両手いっぱいのお椀になみなみ入ってて、飲み干す頃にはお腹がパンパン。
そうして食べ終わった後、先ほど列を教えてくれたおばさまに「謝謝(ありがとう)」と頑張って伝えました。
笑顔で「沒關係(大丈夫だよ)!」と言ってくれました(初めて中国語が聞き取れた)。
感謝を伝えられたのと、相手の言ってることが聞き取れて、嬉しさ2倍。
体も心もあったまったひとときでした。
ただ忘れてはいけないのが、私にはおにぎりもあること。早くホテルに戻って食べたい!
というわけで、来た道をまたしても自転車で戻りました。
通学・通勤ラッシュ揉まれながらなんとかホテルまで帰りました。
ホテルへ帰宅後、自転車で動き回ったおかげかすこーしだけお腹が空いたので、二回目の朝ごはん。
先ほどテイクアウトしたおにぎり。
食べかけの写真があるので、気になる方はスルーしてください🙇♀️
調べたところ具材としては一般的に、煮卵、たくあん、肉鬆(豚肉のでんぶ)、油條(台湾の揚げパン)、などらしい。
一口かじる度に、煮卵のプリっと、たくあんのザクっと、肉鬆のポソポソ感と、油條のサクッと、、、。そこに紫米のプチプチ感も加わって、一口食べるたびに驚きがあって楽しい。
台湾へ行かれたら是非味わってほしいです。
私も他のお店の飯糰を食べたい…。
もしオススメがあれば、是非教えてください🙌
こうして1日の始まりの時点で胃の限界を迎えつつ、台北市散策へ。
レトロな街並み 〜迪化街〜
レンガ調でレトロな建造物が立ち並ぶエリア。
ここで花生酥というピーナッツのクッキーをお土産としてゲットすべくやってきました。
予定が詰まってたので、買い物だけの訪問でしたが、建物がどれもこれも私の好みドストライクで素敵な場所でした。
台北市のランドマーク 〜台北101〜
迪化街から引き返しホテルで小休止した後、台北101という、それはもうとてつもなく高いタワーがある場所へ。
高所恐怖症でケチな私は、外観だけ見れれば良いやと思っていたのですが、展望台の入場券を当選した消費金で購入できると知り、思い切って行ってきました。
入場券は大人1人600元(約2400円)なので、これが実質無料で行けるのはかなり嬉しい。
お天気が良かったお陰で台北市をしっかり一望できました。展望台までビューンっと爆速で上がれる名物エレベーターもあり、想像以上に楽しめました。
絵本みたいな可愛らしさ〜四四南村〜
すぐ近くに可愛らしい建物が並ぶエリアがあると聞きやってきました。徒歩で10分もかからないところにある四四南村です。
古い建物をリノベーションしており、カフェや雑貨屋さんが並んでました。
四四南村のあとはお買い物タイム。
グーグルマップと、単独行動が故の謎の自信を用いて、事前リサーチしていた雑貨屋さんを巡ってきました。
行く道やお店を間違える、注文がうまくいかないなど、しっかり紆余曲折とやらも経験しました。
それも旅の楽しさってことにしましょっ!
ごはんの記録
お昼過ぎて歩き疲れた果てに辿り着いた、小籠包。本場の小籠包は絶対食べると決めていたので食べられて幸せでした。
ほんとはもっと色々頼みたかった…。ここでも胃袋問題が付き纏います。
夜ご飯はふらっと寄ったお店で海老炒飯をテイクアウト。炒飯がパラパラで香ばしく美味しかったのは勿論のこと、面白かったのがスープ。
ほんのり甘くて体があったまる。見慣れない具材ですが、多分薬膳料理で使われるもの…かな?
どんな味だろうと予想しながら食べるのがすっごく楽しかったです。
とってもオススメです👍
あとお風呂上がりのお供にコンビニで購入したタロ芋のジュース。
2日目を終えて最終日の作戦タイム。
そもそも台湾へ来た目的というのは、本場の魯肉飯を食べるため。これだけは譲れません。
そして、帰りは15時過ぎのフライトのため、台北市で遊べるタイムリミットはお昼の12時。
そこで、魯肉飯は朝ごはんのターンに回すことに。無事に帰国出来るかは、明日の自分に託して眠りにつきました。
3日目 最後まで目一杯遊ぶ
朝の6時半。
早起きして朝ごはんを食べるべく目的のお店へ。
念願の魯肉飯とご対面…!!
(でた。ホンモノだ。すごい…!!)
心の声が口から漏れ出るのを必死に抑えて、
心躍らせながら、ひとくち。
口の中ですぐにとろけるサイコロ状の角煮。ふんわり香る八角の主張もちょうど良い。脂身が甘くって、だけどこってりし過ぎない。
添えられてる漬物と一緒にかき込むと食感がアクセントになって味変に最高。
そして副菜として注文した、煮卵、煮豆腐、にんじんと卵の炒め物。
煮卵と煮豆腐は見た目通りしっかり味が染みてて味は角煮と同じ醤油ベース。
気分で注文した炒め物は、日本でいうにんじんしりしりみたいな感じ。
見た目は重そうですが、意外とさらっと食べれちゃいます。
時間の都合上、ここでしか食べられませんでしが、魯肉飯が美味しいお店は沢山あるようです。
地域によっては、ここではサイコロ状だった角煮が、ドカンと塊で乗ったのもあるとか。
これはまた台湾に来ないとです。
お店の近くに雙連朝市が開いていたのでちょっとだけ寄ってきました。朝の7時過ぎだったので開店準備中が多かったです。
行くなら8〜9時ごろがいいかも。
インタウンチェックインに挑戦
朝ごはんと買い物を済ませ、荷物の準備完了。
帰りのフライトは15時過ぎなので時間が許す限りは市内をギリギリまで楽しみたい。
そこで調べてみると、市内の駅で飛行機のチェックイン、そして手荷物を預けることが出来るんです。
上記のサイトなどを参考にしました。
事前予習をしまくったので準備バッチリ👌
ホテルのチェックアウトを済ませ、駅のインタウンチェックインが出来る場所に行き、自動チェックイン機へ。
帰りのフライトはエバー航空を利用するので、それを選択。
…あれ。選択肢に無いぞ。
ここで私はミスを犯してしまいました。
私が選んだ航空会社では、駅構内のチェックイン機に対応してなかったのです…。
うそー!できないのー!となり、急いで自分のスマホで手続きをしました。
が、今度はチェックイン後にメールで送られる搭乗券が届かない。
それはもう焦りに焦りました。
別のメールアドレスやSMSで何度もやり直しました。それはもう手当たり次第に。
駅構内の隅っこで約30分ほど格闘し、『もういっそのことこのまま空港へ向かうか……。』と諦めた瞬間、ようやくQRコードのメールが届きました。
なんてラグいんだ!心臓に悪いよ!
と安堵のため息をつきながら、なんとか荷物を預けるまでいけました。
エバー航空を利用予定の方で、市内の手荷物預けサービスを利用する際は、必ずオンラインチェックインを済ませてください!
そうしないと時間短縮のはずが、冷や汗をかくイベントに早変わりしちゃうので注意です⚠️
やっとこさ解放されたのが10時前。
自由時間はあと2時間ちょっと。
美味しいご飯を食べ尽くすのも良いですが、どうしても寄りたい場所があったので時間ギリギリでしたが思い切って行ってきました。
即席タイムスリップ〜林安泰古厝民俗文物館〜
古い伝統家屋が保存されている公園のような場所。歴史的な建物を見るのが好きなのでどうしても訪れたかったのです。
辿り着くまでにかなり時間を食ってしまい、滞在時間は10分が限界だったので、風のように一瞬で回りました。
チャイナ服のような伝統的な衣装を着た方が写真撮影していたり、小さい子供たち(保育園からきたのかな?)が列になってお散歩していたり…。
自然があり、ゆったりと時間が流れるとっても素敵な場所でした。次は時間にゆとりを持って写真撮影会をしてみたい。インスタントのフィルムカメラで撮ったらおもしろそう…!
バイバイ台北市、バイバイ台湾
あとは空港へ向かうだけ。
搭乗口に辿り着けば安心です。
そこに辿り着くまでも色々ありました。
空港行きの電車で地元の方とお話しすることになり台湾語を教えてもらったり。
保安検査所がわからず、案内所へ行き拙い英語で頑張って聞いたら、めっちゃ流暢な日本語で説明してくれて、有り難いようで恥ずかしかったり。
たった数時間でも、嬉しいこと、ちょっと恥ずかしいこと、ヒヤヒヤしたこと、、。
いろんな感情を共にしながらそれを全力で楽しんできました。それは台湾に滞在していた時間全てに通じます。
こうして、たくさんの経験をさせてくれた台湾にさよならしました。
そして、無事に福岡へ到着。
3日間じゃ全然足りない!
これがまず最初に思ったこと。
本当に足りない。まだまだ行きたい場所、食べたいもの、たくさんあります。
今回は北側だったから南側にも行きたいし、新幹線にも乗って遠出したい。山や海にも行きたい。
そして何よりも現地の方がフレンドリーで優しい。ひとりでいると、気が抜けるとちょっとのことでオロオロしちゃうんです。
そんな時に周りの方に何度も助けられました。
そのおかげで何事もなく、楽しく自由に動き回れました。出会った方全員に感謝の気持ちを伝えたいです。
あとは、自分の行動力に『なかなかやるじゃん!』と見直しました。
思い立ったは良いものの行動するのが苦手な私は、口先だけで行けないままになるだろうと思ってました。
だけど、今回は違いました。
好きなこと・興味があることには自分の想像を軽く飛び超えて行動できるのだと、自分のことなのに少しびっくりしました。意外な1面を知れた気がしてます。
この好奇心と行動力をこれからも大切にしたいし、じゃんじゃん発揮していきたいです🌷
台湾はまた行くつもりだし、他の国にも、シンガポールやベトナムとかにもチャレンジしたい。
更なる目標と自分の意外な1面と、そして、台湾のあったかさを知れた素敵な旅行になりました。
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