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所謂「起業女子」な私がnoteを選んでよかったこと。

★はじめに

会社員だし自分のことを「起業女子」だと思ったことはないのだけど、noteでも度々書いているように作家でワークライフスタイリストの宮本佳実さんに憧れていたり佳実さんがつくった働き方・生き方の資格(=ワークライフスタイリスト)を持っていたりするので、読者さんの中には私を「起業女子」だと思っている人も多いのではないでしょうか。

最近、個人で仕事も取れるようになってきたし、「起業女子じゃありません」なんていちいち弁解するのも面倒になってきたので、今日のnoteは私が所謂「起業女子」という前提でお話を進めていきたいと思います。

「起業女子」とは、かいつまんで説明すると、規模の大小はさておき、“個人事業主としてサービスや商品を提供する女性”のことを指します。
この辺は結構デリケートな話題なので、詳しく話すのはやめておきますね笑


さて、「起業女子」の人たちって、全然note使わないんですよ。ほんとに。びっくりするくらい。「note?何それ?」って人結構いると思います。多くの方が天下のアメブロ様を使って商売しているからです。
(アメブロをメインに据えて、ワードプレスをつくっている人も多いです)

私、宮本佳実さんが講師をしていた頃(2016年)に「ワークライフスタイリスト養成講座」に通っていたんですけど、その当時知り合った起業女子の中で、noteを使っているのは私だけだった笑。みんなほぼほぼアメブロ!なんで!noteこんなに使いやすいのに!と思いました。

それで、みんながアメブロを使っているからという安易な理由で、一時アメブロを始めたんです。まあ、結局noteに戻ってきたんですけど笑

(その時のエピソードはこちらに書いているので割愛しますが、ブログのカスタマイズがむずかしくて、ストレスになっちゃったの。noteの使いやすさを知っていたから、耐え切れなかった…笑)

あれからもう、2年半くらい経ちますが、私は懲りずにnoteを使っているし、読者の半数を占める起業女子のみなさんには、更新の度にわざわざnoteを読みにきてもらっています。
(FBやインスタ、twitter、LINE@でシェアして、リンク踏んでもらってる。ひと手間かけさせているからこそ、読者さんへの愛情もひとしおです。いつもありがとう!)


この2年半の間、ブログサービスが違うからという理由で、ぶっちゃけると何度も寂しい思いをしました。だって起業女子の友達みんなアメブロ使ってるんだもん。みんなでリブログしてイベントの告知しあってうらやましかったよ。イベントの告知なんて手伝ってもらったことない爆 どうやったらnoteを読みに来てもらえるか、そこからのスタートでした

それでも「私はクリエイターだから!アーティストだから!noteでもみんなと同じようにできるもん!泣」という思いで、一心にnoteを書き続けてきた(更新しない月もたくさんあったけどね笑)。

そして、月日を重ね今。noteを続けてやっと芽が出てきたな…と思うことがあったので、ここでシェアさせてください。



①みんなと同じじゃないから、逆に覚えてもらえた。

これ、本当に大きいです笑

私が活動を始めた2016年〜2017年って、起業女子がすっごく増えたので、「差別化しないと埋もれる!」「SNSの魅せ方を研究して覚えてもらおう!」などと声高に言われていた時代なんです(今も?)。

アメブロはカスタマイズができるので自由度は高いのですが、目指すところが同じだからか、はたまたぼんやりとしたイメージしか描けていないからか、みなさん似たようなデザインになりがち。トップの写真はソファーの上で微笑みながらmac触ってるとか王道。デザインのメインカラーはピンクみたいな(ディスってないです)


そんな中、私は一人黙々とnoteを使っていたので、知らない間に差別化することに成功していました。

セミナーやらお茶会やらパーティーやらで、


「ひさとみえぬさん(当時のPN)って、
noteを使っている方ですよね?」


と、声をかけてもらえることが非常に多かった。

noteのおかげで、“まず”私の存在を認識してもらうことができたのです。



②文章を書くことだけに集中できた。

先ほどもちらりと書きましたが、noteってめちゃめちゃ文章が書きやすい!
あと何もしなくても見やすい!
書き手を目指している身としては、ものすご〜〜〜くありがたいことです。

決してアメブロが書きにくいわけではないのですが、自由度が高い分、センスのない私はどうしていいかわからなかった。

どこで文字の色や大きさを変えるとか(noteでもどこを太くして大きくするかは迷うけど)、どこで画像を挿入するかとか、ブログデザインをどうするかとか、いちいち考えなければいけなかったから。


それを考えるくらいなら、文章の構成や言い回しを再考する時間にあてたいのに…!!


って、ずっと思ってたよね笑


noteのシンプルで洗練されたデザインのエディタ(っていうの?)のおかげで、思う存分、私は文章を書くことができました。

だからこそ、noteのおすすめにとり上げてもらえるような、noteを使っていない起業女子の方々にわざわざ読みに来てもらえるような、ブログやtwitterでシェアしてもらえるような、良い作品を生み出すことができたのだと思います。

noteさん、書くことに集中できる環境を用意してくださって、本当に本当にありがとうございます。



③ライター・書き手として第一歩を踏み出せた。

②ともつながるんですが、良い作品が生まれたおかげで、ライター・書き手として第一歩を踏み出すことができたと感じています。(もちろんまだまだだなって思う部分もすごくありますが…)

プロフィールにライターって入れてるのもあるだろうし、個人セッションやセミナーを辞めたからという理由も大きいだろうけど、単なる「起業女子」じゃない、ライター・書き手として周囲に認識されるようになったことが、すごくすごくうれしかった。

認識されるきっかけになったのが、『私はエモい文章が書けない』というnote。はじめてnote公式の「おすすめ」に取り上げてもらった作品で、twitterでシェアしていただいたり、たくさんの反響がありました。

丁度、「エモい文章」が流行っていた時期で、私もどうにかこうにか、そういうのを書いて、一皮むけたいと思っていました。でも、全然書けなくて笑。

「エモいライターにはなれない」と腹を括ってnoteを書いた矢先に、「おすすめ」掲載されたので、ライターとしてある種のターニングポイントになったとも思います。


そうそう、最近、私のnoteを読んでくださった企業さんから、twitter経由でライティングの依頼もありました。会社の仕事と、既に個人で取っている仕事の関係で引き受けられなかったのですけど、すごく自信になりました。本当にありがとうございました。



④作品でお金がもらえるようになった。

私のnoteってほぼ無料で読めるのですが、小説のあとがき部分のみ有料で販売しています。小説自体は無料なので、裏話を聞きたい(面白かったからお駄賃あげてもいいよという)人はぜひ買ってねという風にしています。

短編小説『椿の花は首から落ちる。』の“あとがき”は、思ったより多くの方に購入いただいたので、とってもうれしかったです。「小説が売れるってこんな気分なのかな〜」なんて、さながら出版を体験したような気持ちになりました(気が早い)。

あと、ありがたいことに、noteを読んで私の執筆活動を応援したいと思ってくださった方が快くサポートしてくれることもありました。うれしいです。がんばります。

他にも、結婚祝いや誕生日のお祝いにサポートをいただくことも…。なんて粋なはからい!! 本当にありがとうございます!


で。アメブロと比較するのもどうかな〜というか、このことを書くのはタブーかな〜とも思うんですが、アメブロって、商用利用NGなんですよね。

もちろん、全部が全部NGなのではなくて、“悪質なもの”はだめ(らしい)。でも、その線引きが非常に曖昧(だと感じている)なので、「記事消された!」「ブログ消された!」は、今でもごくたま〜〜〜に耳にします。

危険なビジネスをしているわけではないけれど、規約に書いてある以上、アメブロで商用利用するのはリスキーなのかなと感じています。後から何かあってもめんどくさいし。消されるのをビクビクしながら活動するのもいやだし笑

そういう意味でも、堂々とnoteで作品の販売ができるのはありがたいなと感じています。クリエイターやアーティストを応援してくれるnote、だいすき!(ハズキルーペ、だいすき!のノリで)



⑤クリエイティブな知識が増えた。

“クリエイティブな知識”って一括りにするのもどうかと思うけど、効果的なSNSの使い方だったり、読みやすい文章の書き方だったり、ライター・書き手としてやっていくために「欲しい」と思っていた知識を、noteでたくさん手に入れることができました。

noteって、“その道のプロ”も使っているんですよね。プロフェッショナルたちが己の力で蓄えた知識を惜しみなく披露しているんです。すごくないですか、これ。セミナーとかに参加しないと手に入らない知識が、noteを読むだけで勉強できちゃう。すごいよnote!!


起業女子の世界って、良くも悪くも閉鎖的(なように感じている)なので、情報が停滞しているように思う時があります。もちろん、世界が違うから、価値のあるものも違うのだけど、狭い世界だからこそ、もっと外から情報を取り入れてもいいんじゃないかと思います。

私のおすすめは(急に)、milieu(ミリュー)編集長塩谷 舞さん記憶に残る、Webメディアの作り方(月額800円)』。これを読んで、メディア界隈の情報を仕入れています。個人の仕事で企画を練る時も、このマガジンの情報を参考にしてるかなあ。(私もメディア作りたい)

それから、noteの公式マガジン『編集・ライター系の記事まとめ(無料)』もすごくおすすめです。出版やライティングの知識が集まっているので、フォロー必須です!



⑥twitterと合わせて使うことで、読者さんが増えた。

twitterをまだやっていなかった頃。FBやインスタでnoteをシェアしても、繋がっているのが友達や起業女子の人たちばかりだったので、そこから輪を広げていくことに少々難しさを感じていました。

でも、twitterを始めてから、ぐっと読者さんが増えた。書いたnoteを自らツイートしたり、読んで下さった方がシェアしてくださったからです。

シェアしてもらえるような記事を書く力はまだまだですが、もっと多くの読者さんに読んでもらえるようにこれからも頑張っていきたいです。

あ、twitterで「note読んでます」って話しかけてもらうことも増えましたね。うれしい限りです。




★まとめ

ここまで書いてきた“noteで良かったこと”って、ほとんどnoteのデザインや機能、運営のみなさん、それから大好きでたまらない読者さんのおかげなんですが、それにプラスして言えるのは、やっぱり、「noteを続けてよかった」ということなんです。

2年半前、noteを諦めて別のブログにしていたら、今、こんな景色を見ることはなかったと思う。クリエイターやアーティストを応援してくれるnoteを選んだからこそ、見られた景色なんだと思います

(小さな世界ではあるけれど)数多いる起業女子の中で、まあまあそこそこ認識されて、ストレスなく大好きな文章を形にすることができて、ライター・書き手としてスタートが切れて、作品がお金に替わって、仕事につながるような知識を持つことができて、読者さんが増えて…。

いいことしかなかった。まじで。

もちろん、すぐにこの景色が見られたわけではないし、時間もかかりました。歯がゆい思いも、悔しい思いもたくさんしました。それでも、諦めずに続けたから、だからこうして見ることができたんです。


最近noteを始めたばかりという人も多いかと思うんですが、やっぱり、「スキ」や「フォロー」だったり、反応が少ないと辞めたくなると思う。

でも、そこで屈せずに、続けてほしい。
続けることで見られる景色が、絶対にあるから。
noteは、作品をつくり続ける人を見捨てたりしないと思います。


と、いうわけで。

noteさん、いつもありがとうございます!
これからも、良い作品を作っていくために、書き手として生きていくために、力を貸してくださったらすごくすごくうれしいです。
頼りにしています!

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