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英検 1 級二次試験 対策に80時間かけても合格できなかった話

こんにちは。あきです。
記事をご覧いただきありがとうございます。
タイトルの通り「英検 1 級二次試験 対策に80時間かけても合格できなかった話」を数回に分けて投稿していきます。
私が英検 1 級の二次試験に合格したのは面接2回目であり、今回は 1 回目の受験の失敗談について書かせていただきます。

記事に入る前に私のスペックを再掲いたします。
(1)4年制大学の外国語学部を卒業
(2)卒業後は IT プログラマーとして2年勤務、業務での英語使用率は 5~10%
(3)TOEIC 945 点(2022 年 10 月取得)

今後の記事の中に具体的な勉強時間が記載されておりますが、私は勉強中にタイマーで時間を測り、StudyPlus というアプリで逐一記録していますので、時間は九割九分正確なものと言えます。

■1 回目の受験結果(2022年 11 月)



★80 時間かけても合格点に届かなかった要因を以下のように分析しました。
(1)教材に記載されているスピーチを暗記しようとしていた
(2)本番ではっきりとした発音を心掛けたつもりが、カタカナ発音になっていた
(3)質疑応答が短答になってしまった。(結果、5問聞かれました)


■勉強方法について
勉強時間の大多数を占めたのが、『英検1級 面接大特訓』に掲載されているスピーチと質疑応答の例文音読で、何度も音読すれば覚えられる、話せるようになるという自信がありました。


実際、学生時代に英語でプレゼンする機会があるときは、原稿の音読を何十回と 繰り返し、暗記で乗り切っていましたし、プレゼンのある授業はほぼすべての教科で S(最高評価)を取っていました。その実績があったため、今回も同じ方法で学習し、練習したテーマが当日出題されて、模範回答通りスピーチをするつもりでした。


■音読→暗記は通用しない
しかし、英検1級の面接はそのような根性論は通用しないと1回目の受験で実感しました。 当日出題されたスピーチテーマのうち、3題には初見の英単語が含まれており、意味も解釈も分からず、残り2題は過去問を違う視点から問うものでした。 テーマをなんとか選びスピーチに臨みましたが、俗に言う小泉進〇郎構文のオンパレードで、「この状態のままにするのは良くないことなので、このままにしないように対策を打つべきだ」と話すくらいには散々なスピーチでした。

質疑応答も上手く行きませんでした。数ある質問から、面接で教材にあったものと全く同じ質問が聞かれることなく、その場で思いついた内容を、小学生低学年の国語レベルくらい単純な文章で回答してしまいました。
「○○は○○ですか?」に対して「○○は賛成 or 反対。理由は△△だからです。」といった感じに2文で終わってしまう単調な回答になってしまい、回答時間も短く時間に余裕ができたため、最終的に5問質問されました。
対策に80時間かけたとは言え、学習(というか音読)したテーマはおよそ 40 題で、当然勉強してきたものと同じテーマが出る可能性は高くなく、仮に同じテーマが出題されたとしても、それを記憶の引き出しから呼び起こして 2 分話すのは困難だと気づきました。

音読自体は発音の確認には良い勉強方法だと思いますが「聞かれたことに対して、自分の言葉で回答する」試験には向きませんでした。音読だけで受かるわけがないというのは、考えれば分かることです。しかし皮肉なもので、先にお伝えした通り学生時代のスピーチ機会は、この根性論に頼る音読の積み重ねで成功してきたので、この対策に何の疑問も持たず、ただの音読マシーンになっていました。

さて、今回はこの辺にしたいと思います。
次回は不合格した原因についてのさらなる考察、私が感じた合格に必要な要素についてお話しさせていただく予定です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


あき

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