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【詩】最後の微熱

声変わりの赤道を越える夜

骨は濁音を鳴らして伸びる

第二次性徴期の微熱

脳が茹で上がったせい

あの夜鍵をかけたのは

包丁握った大人が

寝てる私を

刺しにくると

怯えていたから

第二次性徴期の微熱

少年の心が壊死をした

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