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今なぜ「クリエイティブ」が必要なのか

「クリエイティブ」と聞いて、あなたはデザイナーのような華やかな職業をイメージしたかもしれません。

あるいはビジネスに必要な発想力、アイディアを生み出す力のようなものを想像したかもしれません。

たしかに「クリエイティブ」(創造的)という言葉には、そんな華やかで、なおかつ実用的なイメージがつきまとっているといえるでしょう。

しかし今、この「クリエイティブ」という言葉は別の意味で注目され、必要とされるようになってきています。

ではそのもう一つの「クリエイティブ」とはいったい何なんでしょうか?

ここではその新しい「クリエイティブ」の意味と、それがなぜ必要とされているのかについて説明していきます。

「安定」よりも「生きがい」

現在では、生活の安定や所得(収入)よりも「生きがい」を求めている人が増加しています。

特定の会社に属さないで働く人たち、いわゆる「フリーランス」が徐々に増え始めてきているのもその影響とみていいでしょう。

彼らは毎日あくせくと働きながらも、会社勤めにどこかむなしい空虚感を感じていました。そしてある日、会社を辞めて別の道を歩み出したのです。

会社は生活費を与えてくれる場所であっても、彼らに「生きがい」を与えてくれる場所ではなかったのです。

「働くのが大変なのは当たり前。それを我慢して生きるのが人生なのでは?」

あなたはそう思うかもしれません。たしかに以前はそういう考えが一般的でした。

しかし、最近では会社勤めをしなくても、生活費を得る方法がたくさんあります。以前よりも多様な生き方ができるような環境ができつつあるのです。

「クリエイティブ」=「生きがい」を取り戻す手段

そういう流れを見ていくと、「フリーランス」というのは、今や「会社に縛られず自由に生きる」という意味に留まりません。

それは、会社組織では得られなかった「生きがい」を再び取り戻す一つの手段として受け取られ始めているのです。

そして、そこで注目され始めてきたのが「クリエイティブ」(創造的)という概念です。

「クリエイティブ」には何かを生み出すという意味がありますが、「フリーランス」の人にとっては、何かを生みだしながら「生きがいを取り戻す」ためのものです。

言い換えれば、何かを作りながら、自分の「生」をもっと生き生きと輝かせるように変えるものなのです。

創る=「生きがい」を得る

創るものは何でも構いません。絵画だけでなくイラストやマンガ、小説、彫刻、音楽、写真、日記など、自分の好きなことをやればいいのです。大切なのは自分が心に感じて表現したいと思ったことをそのまま創ることです。

立派な芸術でなくても、あるいは学問的な知識がなくても問題ありません。要はそれを通して自分自身がより生き生きと輝けるようになることが大切なのです。

ですから、作ったものが上手、下手なんて気にすることはありません。人にほめられて満足するのは「生きがい」ではありません。自分が何かを作り上げながら感じる充実感こそが「生きがい」になるのです。

創る=自分と向き合う

しかし、ここで気をつけなければならないのは、「何かを作っていればそれがただちにクリエイティブになる」わけではないということです。

SNSでつぶやく、あるいはスマホで撮った写真を投稿する。一見、クリエイティブな行為に見えますが、そんなことをしても全身に「生」の充実感がいきわたるわけがありません。

それは日々感じているむなしい気分、空虚な心をほんのちょっと慰める程度の行いなのです。

テレビや映画を観る、マンガを読む、カラオケを楽しむ、ファッションやインテリアを楽しむ、旅を楽しむ、なども同じです。

娯楽はほんの一瞬あなたの苦しみや悩みを忘れさせてくれるでしょうが、後に残るのはやはり充実感にはほど遠い空虚な気分です。

その空虚な気分をごまかしている限り、あなたが本当に生き生きと輝くことはありません。

本当のクリエイティブというのは、もっと自分自身と対決する厳しい面を持っています。

会社に属さずにいることで、収入は少なくなる。自分の将来なんてこの先どうなるか分からない。

ただ、それでも自分自身が生き生きと輝くために戦いを止めない。

挑んで挑んで戦い続ける。そういう切羽詰まった状況で自分と戦っているからこそ、逆に生き生きとし、「クリエイティブ」に輝けるのです。





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