だまされちゃダメ! クラウドワーカーたちを貪る悪質クライアントの見極め方

現在、80万人もの人たちが利用するクラウドソーシング。

その大手である「ランサーズ」や「クラウドワークス」には悪質なクライアントも数多く存在しているという。

すでにネット上では被害にあったユーザーからの報告が続々と増加中。

これに対し、「ランサーズ」や「クラウドワークス」は抜本的な改善や対策はおろか、何のコメントも発表せずに黙秘し続けている

そこで、今回は、経験の乏しい新参クラウドワーカーたちを騙し、不当な方法で利益を搾取し続けている悪質クライアントを見極める方法をご紹介。

これからクラウドソーシングを始める人はもちろん、まだクラウドソーシングを始めて日が浅い人も今回の方法を活用して、悪質なクライアントに引っかからないようにしよう!

※今回は「タスク」作業ではなく、「契約」を必要とする仕事に限定して話を進める。

悪質なクライアントを見極めるポイントは?

悪質なクライアントを見極めるためには、二つの段階をふむ必要がある。

一段階目は、最初に提示されている「プロフィール」と「依頼書」の内容チェックである。この段階でほとんどの悪質クライアントを見極めることができるので、二つともじっくりとチェックしよう。

二段階目は、「メッセージ」のやり取りをすることである。ここで、依頼内容の確認や依頼書には書かれていないことなどの質問をメッセージに買いて送ってみよう。返信されてくる相手のメッセージから相手が悪質なクライアントかどうかが分かる。

それでは、いったいどんなところに注目してチェックすればいいのだろうか? 二つの段階に分けて、具体的にチェック項目を確認してみよう。

<第一段階>

こんなクライアントには要注意 

悪質クライアントのプロフィールのここに注目せよ!

悪質クライアントを見極める最も基本的な方法は、彼らのプロフィールに注目すること。

膨大な数の調査結果をまとめると、悪質クライアントには次の2点の共通点がある。

1.「評価」が異常に低い

2.「発注率」が低い

1.について

評価が異常に低いクライアントの中には、契約したユーザーから悪口を書かれていることがある。そのようなクライアントの中にはまともなクライアントは存在しない。100パーセント悪質なクライアントなので契約しないようにしよう。なお、評価が低いクライアントの中には、募集した結果、よい相手が見つからず、そのまま放置したものもいる。そのようなクライアントの中には、良心的なクライアントも存在している。評価が低くても、他のユーザーから良いコメントをもらっている場合もあるので、コメントもしっかりチェックしよう。

2.について

悪い評価をもらった悪質なクライアントは、すぐに退会して、別のアカウントで再登録する。その結果、彼らの発注率(仕事を募集し、実際に契約が成立した確率)は異常に低い。評価だけでなく、発注率もしっかりチェックするように心がけよう。

なお、最近の悪質クライアントの中には正体がバレないようにさまざまな工夫をしている

たとえば、プロフィール写真に「かわいらしいイラスト」や「子供の写真」を掲載し、ユーザーの警戒心を解く方法だ。

そのほかにもステマを使って、自分に都合のいい良心的なコメントをつけてもらっている者もいる。コメント欄に同じようなコメントばかり書かれている場合は要注意だ。

こんなクライアントには要注意 

悪質クライアントの依頼書のここに注目せよ!

・報酬が異常に安い

文字数が数千を越えるのに、数百円程度しかもらえない案件は即却下。時間ばかりかかって利益は少ない。

目安としては、「文字単価0.1円」が一般的。できれば、文字単価0.4~0.6円以上で契約できるクライアントを探そう。

・使用期間(トライアルテスト)を課す

悪質クライアントは必ずテストを課してくる。無料でタダ原稿を手に入れるおいしい方法だからだ。テスト結果には、「残念ながら、当社の方針と合わないので、今回はご遠慮させていただきます。」という旨が書いてある。当然、報酬はゼロなので、トライアルを課すクライアントとは契約しないようにしよう。ただし、トライアルでもきちんと報酬を払うと依頼書に記載されている場合は例外。その報酬が異常に低いものでなければ引き受けてもよい場合がある。

・依頼書が短い / 説明不足

良心的なクライアントは、依頼書に必要事項をもらさず記入してくる。それに対し、悪質クライアントは、最低限度の項目しか記入しない。これは報酬をエサに応募を募り、後からいろいろと要求するためである。また、ほとんど必要事項も書いていないクライアントの中には、費用の「調査目的」であることが多い。応募しても、すぐにキャンセルされるので、依頼者をきちんと書かないクライアントの案件には応募しないようにしよう。

・要求レベルが異常に高い / 多い

報酬は高くても技術的に要求レベルが高いこともある。たとえば、「あるサイトのために記事を書いて、アクセスUPにつなげてほしい」というもの。どんなに記事内容がよくても、アクセス数はすぐには上がらないもの。このようなクライアントの中には「いい記事をのせれば、すぐにアクセス数が伸びる」と勘違いをしている人が多いので注意しよう。また、ライティングの場合は、SEO対策を厳密に課すクライアントも多い。内容以外にも段落の文字数やキーワード、タイトルや見出しについて細かい指定を課してくる。当然記事を仕上げるのにかなりの労力と時間を奪われることになるので、最初から引き受けないようにしよう。

・面談 / 電話 / メールアドレス / 住所を聞き出そうとする

悪質クライアントがよく使う手口は、「直接取引」をもちかけること。まず、本来全く必要でないはずなのに、「こちらが私のメールアドレスです。急ぎの場合はこちらの方に送ってください。」という旨のメッセージを送ってくる。返信すると、こちらのメールアドレスも相手に分かってしまい、「もっと報酬が高くなるようにしませんか?」ともちかけてくる。そんな訳で、相手からメールアドレスを知らされても、絶対に返信しないようにしよう。「直接取引」はランサーズでもクラウドワークスでも固く禁じられている違反行為に当たる。また、同じくクライアントがユーザーの住所や電話番号などの個人情報を聞き出す行為も違反行為に当たる。「守秘義務を守ってもらうために、契約書を書いてほしい」と迫ってくるクライアントは相当な悪質クライアントなので、十分に注意しよう。

<第二段階>

ここからは、クライアントにメッセージを送り、相手のメッセージから悪質クライアントかどうかを判断する方法を紹介する。まだ経験の少ないクラウドワーカーはこの手間を省きがちだが、相手と「契約」を交わす以上、お互いにいろいろと疑問な点を質問し、確認し合うのは当然のこと。多くのトラブルの原因は、この時点で質問・確認の行為を怠ることから生じている。お互いに「契約」に従って行動することになるので、かならず相手にメッセージを送って、質問や確認をするようにしよう。

こんなクライアントには要注意 

悪質クライアントのメッセージのここに注目!

・敬語を使わない

話しかけてくるように妙に軽い感じでメッセージが書かれてる場合は要注意。悪質クライアントは、基本的なビジネスマナーを知らないので、敬語が使えない。

・メッセージが異常に短い / 多い

悪質クライアントはほぼ100パーセントきちんとした文章が書けない。そのため、まるでtwitterやLINEでのやり取りのような短いメッセージを大量に送りつけてくる。

・感情の起伏が激しい

悪質クライアントはほぼ100パーセント感情のコントロールができない。だから、妙にハイテンションな状態でメッセージを書いたり、急に怒り出したりすることが多い。このようなクライアントと間違って契約してしまうと、仕事途中で突然キャンセルされることが多いので気をつけよう。

・超基本的なことが分かっていない

悪質クライアントは意外にITリテラシーが低い。パソコンよりもスマホを頻繁に使っているせいか、サーバー関連の知識はゼロに等しい。そのため、受注者に仕事をまる投げし、責任も受注者に押しつけることが多い。ひどい場合にはWordpressのサイトも作成していないのに、「Wordpressに記事をアップしてほしい」と頼むようなとんでもない悪質クライアントもいる。何度かメッセージのやり取りをして、「ITの知識がなさ過ぎる」と判断したときは、仕事を引き受けないようにしよう。

・依頼書に記載されていないことを頼んでくる

悪質クライアントはほぼ100パーセント依頼書に書かれていないことを頼んでくる。そのため、契約を交わす前には、「自分が行う仕事の内容」と「自分が行わない仕事の内容」をはっきりと相手に伝える必要がある。特に、契約する前に「◯◯◯については作業できない」ということは、提案書にはっきりと明記し、メッセージでも繰り返し伝えておこう。

・長文過ぎて何を言っているのか分からない

まれに、かなり長い文でメッセージを送ってくる人もいる。このようなクライアントは、「要点をしぼって相手に伝える」ということが基本的にできていない人であることが多い。悪質ではないが、いっしょに仕事をすると無駄に時間を消費されてしまうので、できるだけ仕事を引き受けないようにしよう。

それでも悪質クライアントに出会ってしまったら

残念ながら、上記のチェック項目をかいくぐってくる超悪質なクライアントは存在する。

もしも、そのような超悪質クライアントに出会ってしまったら、すぐに「違反申告」を申請しよう。

「違反申告」のやり方

<クラウドワークスの例>

クライアントの依頼書のページを開く

画面右下の「違反申告」をするをクリックする

すると、いくつかのチェック項目が並んでいる画面に切り替わる。

ここで当てはまる項目にチェックを入れよう。

項目は次のようになっている。

(以下、引用)

違反種類 必須

・メンバー(受注者)の正社員採用・契約社員採用・派遣社員採用を目的とする内容となっている

・勤務地や時間を指定するなど常駐が必要な内容となっている

・成果報酬を得ることを目的とする内容(アフィリエイト等)や、外部サービスやメールマガジンへの登録が必要な内容となっている

・メールアドレスや住所・電話番号など直接の連絡先の記載が必要な内容となっている

・公序良俗に反するなど法令又は社会規範に反する内容となっている

・その他利用規約や仕事依頼ガイドラインに反する内容となっている

(引用、ここまで)

次に問い合わせ内容としてメッセージの入力ある。

ここで詳細な違反内容を伝えるようにしよう。

証拠となるファイルがあれば添付することもできる。


基本的なやり方は「ランサーズ」でも同様である。

<ランサーズの例>

クライアントの依頼書のページを開く


画面右下の「違反申告」をするをクリックする

(以下、クラウドワークスとほぼ同じため省略)


違反申告をした後は、担当者が調査を開始する。だが、調査結果は申告者に連絡されることがないので、どこまで調査され、どのような罰則を受けたのか不明のままである。

ちなみに、上記の調査で判明した悪質クライアントは随時報告済み。まともな調査をしていれば、かなりの数の悪質クライアントが駆除されているはずであるが、現時点では全く何の罰則も受けていないようである。

最後に

悪質なクライアントは現在も増加中である。特に気をつけなければならないのはクラウドソーシングを始めたばかりの経験が浅いユーザー。悪質クライアントたちは日々何もわかっていないようなユーザーをターゲットに利益を搾取しようと狙い続けている。被害にあえば、報酬はもちろん、大切な時間と労力も奪われることになるので、上記の方法を活用して悪質クライアントに引っかからないように気をつけよう。健闘を祈る。





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