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日本が核武装したらどうなるか

 「日本が核ミサイルを保有する」

そんなバカげたことはあり得ないとあなたは思うかもしれない。

しかし、そんな突拍子もない話が今、現実味を帯びつつある。

米国のバイデン副大統領は中国の習近平シージンピン国家主席との会談の際に「日本は実質的に一夜で核武装できる能力を持っている」と発言した。

会談の時期は不明だが、北朝鮮の核・ミサイル開発問題にあまり積極的でない中国を説得するために、日本が核武装を選択するかもしれないと警告したようだ。

「日本が明日にも核武装したら…」 米副大統領が習氏に

この話は水面下で、米国が日本の核武装について本格的に議論し始めていることを表している。

おそらく同様の議論は日本政府、および各政党で始まっていることだろう。

もちろん、その内容は一般市民には公開されることはないが。

日本 核武装のメリット

もし万が一、日本が核武装したらどうなるのだろうか?

まず第一に、日本はアメリカの力を借りずに自衛する力を持つことになる。

それは対北朝鮮はもちろん、頻繁に日本の領海を侵している中国やロシアを牽制することになるだろう。

それによって、さまざまなメリットが生じることは間違いない。

ここではそのメリットを具体的に示していこう。

拉致問題は解決する

北朝鮮は軽々しくミサイル実験を行うことは控えるようになるだろう。

そして、未だに解決しない拉致問題に対して歩み寄ろうとする動きを見せるはずだ。

なぜなら、北朝鮮は自国に核ミサイルを撃ち込まれる危険性を今までほとんど考慮することがなかったからだ。

「日本は北朝鮮に攻撃する力はない」

この前提があったからこそ、北朝鮮は軽々しくミサイル実験を行うことができ、なおかつ拉致問題に対して消極的な姿勢を取ることが出来た。

絶対だと思われていた前提条件が崩れた後、北朝鮮は否応なく態度を変更せざるを得なくなる。

沖縄米軍基地問題は解決する

日本が核ミサイルを保有すれば、米軍の力はもはや必要がなくなる。

現代では敵国に数千万の兵士を送り込むよりは、一発の核ミサイルを撃ち込んだ方が効率よく敵国を打ちのめすことができる。

必要なのは兵士よりも最新技術を詰め込んだ爆撃機の方だろう。

沖縄にいる兵士は一人残らず本国に帰ってもらい、二度と米軍、およびその関係者による犯罪が起こらないようにする。

日本が核ミサイルを保有すれば、このように沖縄の米軍基地問題はいっきに解決する。

北方領土は返還される

日本が核ミサイルを保有することで、ロシアの外交にも変化が生じてくる。

例えば、北方領土問題に対して。

ロシアはこれまで再三による返還要求をことごとく無視し続けてきた。

そのため、本来日本領であったはずの北方四島(択捉島、国後島、色丹島及び歯舞群島)は未だに返還されていない。

だが、日本が核ミサイルを保有することでロシアはこれまで通りの強硬的な措置は取れなくなる。

北方領土は地理的に近い日本から攻撃されると非常にもろい。

日本が力づくで奪還しても、ロシアは日本の核ミサイルを警戒して日本に攻撃を仕掛けることはできないだろう。

尖閣諸島問題が解決する

日本が核武装することによって、中国の態度も一変する。

とりわけ、日本の領土である尖閣諸島を強引に自国のものにしようとしてきた政策は大幅に見直されることだろう。

中国はうかつに日本の領海に侵入することもできなくなる。

竹島問題が解決する

日本が核武装することによって、韓国の態度も一変するだろう。

とりわけ一方的に竹島の占拠を行ってきた政策は大幅に見直しがせまられることになる。

韓国は国際法に則り、竹島が日本の領土であることを認めざるを得なくなる。

まとめ

現実には日本が核武装することはないだろう。しかし、仮に核ミサイルを保有した場合、今まで日本が抱えてきた深刻な問題が一挙に解決されることは間違いない。

拉致問題や米軍基地問題、そして北方領土などの領土問題は、日本が軍事的な力を十分に持っていないことと大きく関係しているのだ。

このことは日本国憲法を改正すべきかという問題とも当然からんでくる。

私たちはこれまで通り、拉致問題や米軍基地問題、領土問題を抱えたまま、じっと我慢し続ければいいのだろうか?

何の効果も生まない外交努力にあと何十年、いや何百年我慢し続けなければならないのだろうか?

日本が核ミサイルを保有するというのは現実に起こらないにせよ、今後日本が強力な軍事力を持つべきかどうかについては真剣に議論していく必要があるように思う。




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