【妄想玩具】よいこの「3てんほうしき」ごっこ
※講談師風に読んでね
えー世の中には様々な「おもちゃ」がございますが・・・
特に、子どもたちに楽しみながら社会の仕組みを教えるためのおもちゃというものは、比較的親御さんたちにも評判が良いようでございまして、私自身も幼少の頃、おもちゃのお金で「おみせやさんごっこ」などをした思い出がございます。
親の口からは教えたくないけど
えー、また人間というのは大変ワガママな生き物でございまして、自分の子供には「優しく・賢く育って欲しい」「大人になるまでたくさんのことを学んで欲しい」と思うものですが、なかなか我が子に親の口から世の中の汚い部分を伝えるというのは気がひけるというのが親心というものでございましょうか。
昔は、その辺を親戚や近所のちょっと微妙な距離の大人がふざけ半分に教えたものでございますが、今も昔も難しい問題には変わりがないようでございます。
育ちの良い方からしてみれば「世の中の汚いもの」の一つに、大人が遊戯で得た景品を合法的に換金する「3店方式」というものがございまして、日本全国各地にある娯楽施設が、まあ一時期よりは大変苦労されているようですが、脈々と商いを続けてきたのには、このルールがあることによるものだということは、だれも疑わない事実でございましょう。
そんな「3店方式」をわかりやすく説明するには、やはり「ごっこ遊び」が手っ取り早い・・・ってなわけで、お客・遊戯施設・買取人の役に分かれ、金品の流れを楽しく学べる、そんなおもちゃを作ろうってことになったのでございますが・・・それは以下の記事を読んでのお楽しみ。
ということで作りました。
簡単にいうと「パチンコ屋の特殊景品が、ごっこあそびの小道具だったら」というコンセプトで工作してみました。(そういえば昔、硬券とハサミで電車の改札ごっこするおもちゃありましたよね?あんなイメージですw)
元凶はコレ
ガチャガチャのおもちゃに「ジャグラー」というどこのパチンコ屋にもおかれている人気機種のキャラクターを使ったコインがあったので1回まわしてみました。(2枚組)
これを見て「それっぽいケースに入れたら、特殊景品(現金に換えるための板みたいなやつ)っぽくならないかな?」と、思ってしまったのです。(謎理論)
制作開始!
ネットで特殊景品のなんとなくのサイズを調べ、blenderというソフトで3Dデータを1時間程度で作成。(単純な形ですが、まだあまり上手じゃないですw)
1つ4時間ほどかけてケースを出力。(とりあえず2個作った)
フェルトで豪華に
フェルトを敷くと急に高級感が出ますね。
他の工作でも活用できそうなテクニックです。
シール自作
本当、100均が便利すぎる!
透明のシール用紙とホログラムシール(ステッカー)が買える!
「お試し」で少量作る時は本当に助かる!
合体!
ケースにコインを入れて(貼り付けて)シールを貼り付けまして・・・
プラ板を挟む
ダンボールで作った工作もそうですが、プラ板を挟むと見栄えがぐっとよくなりますね。
横っちょの表示も再現
大義名分上は、お客さんへの商品なので「お持ち帰り下さい」という表示があったり、昔の名残で福祉協会(これは色々複雑な事情というか、こういう場でもあまりいじっちゃいけない経緯があるので各自調べてね。)の表示がありますが、「条区愚津図」(ジョークグッズ)という表示にしてみました。
あとは偽造防止の封印シールがあったりしますが今回は割愛。
・・・ということで完成です!(満足)
おまけ
せっかくなので、シールの素材の余部分で玄関先に貼る「犬シール」(保健所から狂犬病の予防接種の完了時にもらえるやつ)の別の動物バージョンを作ってみました。
次回もお楽しみに〜!
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