サークル活動4回目

今日は会議室を借りたため、片付けしてからお稽古開始。

今日はいつもの柔軟体操を省いて、立ち方の稽古からしてみる。

肩幅に開いてハの字立ちから、横に開いて四股立ち、斜め前に前屈立ち、そのまま重心を後ろにして後屈立ち、足を巻き取って猫足立ち。

こんな感じで延々と動いていく。
のんびりとふわふわ重心を変えていくだけなんだけど…
いきなりあさきさんばてた。
自分の体重を使った筋トレやで、これも。
がんばればいいことあるよ。

次は突きの数打ち。
なんとなーくだけど、手だけじゃなくて体の捻じりも使えるようになってきた?
今度はそれを消す事やで。


そして、あさきさんが組手でよく使う、小手受けのバリエーション。
揚げ受け、内受け、外受け、下段払い受け、とおさらいしつつ。
全部を連続でこなしていく。
ここでつまづいたけど、まあしゃあない。
できるようになったら、受けひとつ毎に突きも入れてくからねー。


猫足立ち手刀受けも、ようやく脇を締める、という事が耳に入るようになって認識され始めた。
こんなの筋肉やない、骨格の使い方やで。
その方向に向けば、勝手になる。
どうにか筋肉でその形になろうとするからおかしくなるのよ。

これは立ち方でも突き方でも蹴り方でも、みんな同じ。
やれるようにやればいいのであって、やれるようにしかできん。
それを見つけてくのが日々の稽古なんやで。


そして今日は横蹴りの実際の使い方、という感じでやってみることにした。
私のは試合じゃなくて、型の分解でやってくから…いきなり掴みから教える。
何で掴みからか?
不安定な体勢で蹴るのではなくて、「相手が固定されて自分も固定された状況」で強い攻撃を出せるからよ。
掴んだ掴まれたという状況は、手の部分が固定されてるということ。
ここと地面の二点を支点にするから、蹴りも不安定じゃなくなるのよ。

更に言うなら、押し引きもバランスをとるのに使える。
そのためには、重心の移動を察知できるようにならんとね。
触れてる所で相手の動きを察知できるようにするのよ。

引っ張られたら自分の体重を重りにして動きを止めつつ、引っ張ってもらって蹴る。
押されたら、軸足は動かさず上半身で逃がしてそのままの勢いで蹴る。
攻撃されても、捌きながら同時に蹴る。
腰を捻じらない。

こうしてくと迂闊に攻撃できなくなるよ相手も。
手を出すと痛い目に遭うから。

型のこの部分よ、と見せて、こう使う…とやっていく。
こういうのは型の分解、約束組手という。
型ができなくても、エッセンスを理解してもらえば組手の役に立つから。
今後こういうのも増やしていこうと思ってる。
獅道会では教えても試合では、とかルールがとか言い出して…Iさん位しか教える甲斐ない。
Aさんなんて逃げるもんな?
…あんたに必要だから教えとんやで???

ルールも試合も、一部分でしかないのが分かってないんだなあ…凹


最後に、質問されてS太がやってるボディブローについて解説をした。

あれは、下突き…ボディブローじゃないね。
手首のスナップを使ったオープンブローだから、加減もできるんだね。
打とうとして手を下げるのではなくて、構えた位置に戻す。
突いた手を引くと同時に手を出すと、変に力入らず攻撃できる。

変化技もついでにやって見せて、バリエーションを意識させておく。
いつか使えるように、ね。


こんな感じで、結構濃い内容となった。
でもこの程度ならいくらでもできるから、いつでもいいよ。

楽しくできたみたいで何よりよ。