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ちあきろく(にんぷろく)

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お腹の中に新しい命。(10月上旬出産予定) ぐんぐん変化する不思議な妊娠中のトツキトオカ。 思うことや変化などぽつぽつとできるだけ毎日更新。 「ちあきろく」の由来は、あきとあきが… もっと読む
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2019年2月の記事一覧

0228/電車おくりびと

ホームに着いて、一番最初に来た電車にとりあえず飛び乗るタイプだったが、やめた。

行きは空いている電車を発見したが、
帰りは空いてる電車を見極められていない。

電車の中の人のにおいや湯気は地獄なので、できるだけ空いてる電車で帰りたいのだ。(帰りはお腹も空いていて最高に気持ち悪いのだから)※まだマタニティマークがないので優先席使えず

まずは一番後部車両のホームのベンチに腰掛ける。来る電車を

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0227/つわりやすみ。

昨日、はじめてつわりで会社を休んだ。
何もない状態で嗚咽する状態が続いており、こりゃ無理だと判断したためだ。ちょうどその日は研修で、缶詰状態になるのも耐えられなそうだった(人のにおいがとにかく駄目)

休んで思い知ったのは「休んでても気持ち悪さはなんら変わらない」という残酷な事実である。

そして平日ゆえに、休みだが会社携帯には業務がどんどん降ってくる。緊急対応必要な案件は、結局対処しないとい

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0225/つわりと仕事

つわりと仕事の両立、そのバランスについてまだまだ掴めておらず「この状態でいける?!」みたいな綱渡り状態である。

・あたまいたい
・常に吐き気
・なんらかの匂いきっかけで嗚咽
・食べたいものがない
・口の中気持ち悪い
・集中力がない
・免疫力ない
・風邪もらう
・咳き込む→吐く

わりと気持ち悪い状態なのに、いや、ふつうに会社に行き続けることの大変さよ。つわりきっかけで辞める人がいるのにも納得

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食べるものがなくてオエオエ言いながら焼きそばを作る。冷凍庫に入っている豚肉を解凍するのを忘れていたが、解凍された豚肉を想像したらオエオエなったので、とりあえずキャベツを千切りにしてフライパンに投げる。食べられる。焼きそば食べられる。妊婦ってサバイバー。つわり期間初クッキング《終》

心拍確認と三歳児神話との遭遇

待合室。
忙しいところ(その後も土曜日だって関係なく仕事)ついてきてくれた夫は、くたくたなので隣で仮眠を取り始める。もういっそ、可愛いく思えてくる。隣の私は気持ち悪さと闘っている。(午前中のつわりは地獄)

体重と尿検査と血圧。
体重が服着た状態で1キロくらい落ちていた。
悪阻ダイエットである。

1時間40分くらい待って、診察室へ。
まさかの夫は外で待ってね、であった。
(エコー楽しみにして

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半分のパピコ

仕事でもやもやしている様子の夫。
「マッサージして?」など、甘えてくるのだが、相手が悪い。なにせつわり中の私である。「むり…ごめんけど…」といってまた布団に戻る。仕事が終わって「食べられそうなもの」を買ってまっすぐ家に帰ると、食べられるものを食べて、すぐに寝る生活を送っていた。

いつも夫は日が変わる頃に帰ってくるので、帰ってきたタイミングで私も一度起きるのだが、だいたい寝てた反動で気持ち悪くな

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“夢の”トイレ休憩

本谷有希子の20歳の頃の尖ったエッセイを読んでいて(もちろん架空の本)わたしはどうかね、と思っている夢だった。表現するすべ、表現するすべ、なんて思いながら試験の時間が再開して、なにやら小論文に戻るというところでトイレにいったんはいってじょーーーー、っとおしっこしてるところで、実際にお尻が濡れて目が覚めた。ええ。えええ。いい歳してお漏らしである。動揺。全部妊娠のせいにしたい。(実際そういうことはある

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マタニティーマークつけるか問題

まだつけてない。
帰りの電車、途中下車したくなるほど気持ち悪くなるのだが、主張すべきものをもってなくて途方にくれる。だかしかし、つけていて無視されるのもまたしんどそうだな。

途中、車内の臨海セミナーの広告の、子供向けの問題をふと考え始めてしまったら気持ち悪くなった。横を向くと食べ物の広告でこれまた気持ち悪くなる。四面楚歌である。

たべないと気持ち悪くなることはわかってきたが、たべたいという気持

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ばななばななばなな

日に日に食べられるものが限られてくる。
ついに蕎麦を食べていて気持ち悪いと思ってしまった。仕事帰りのコンビニで、ヤマザキのまるい大きなシフォンケーキを買う。なぜか食べられる。それとバナナを口に突っ込み、布団に倒れこんだ。

まだ序盤と思うと、気が遠くなる。

こんだけ気持ち悪いのにまだ周囲に言えないのつらすぎる。変なルールだなと思う。

夫は私が気持ち悪そうにしていると、心なしか嬉しそうだ。(育っ

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風邪と飲み会と煙草

免疫が落ちているからか、風邪をひいてしまって咳き込んだのちにえづくというきつい状態に。(1日空いてしまった)あまりにも気持ち悪いので、ついに直属の上司にだけこっそりとお伝えした。「おめでとう!」も嬉しかったけれど「本当にやばかったら、在宅勤務にできるよう交渉もできる」と言ってもらえて、これからようよう酷くなりゆく悪阻への不安が、少し和らいだ。あと産休スケジュールとか、育休明けの仕事何やりたい?とか

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「とにかくまずはおめでとう」

どちらの両親にも伝えたのは5週目の、産婦人科でくろいぽちっとしたものを見せてもらった翌々日であった。「心拍確認してから…」と思っていたが、だまっていられなかった。

心細すぎたのだ。
そもそも言っちゃダメなのって、流産の危険性が高いからだと思うのだけれど、もし万が一のことがあったとしても私なかったことにはできないし、きっと一緒にちゃんと向き合ってくれる人たちだと思ったから。

あと経験者に話を

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「たべたいもの」の消失

営業なので、打ち合わせの時にコーヒー出していただくことが多い。5件回ると4〜5杯ほど。断り方がわからない。
「カフェイン中毒でやばい」という言い訳を思いついて、使ってみたが、出してもらう前に言い出せず、結局冷め行くコーヒーをみまもる事しかできなかった。

ちなみに出張帰りのなが〜い電車でこれを書いているが、目には涙を浮かべている。

吐き気が尋常じゃない。
(まだ吐いてはいない)

しかも一

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「きみは赤ちゃん」

妊娠したら、絶対その時々のココロやカラダのことを書き残すんだ、って決めていた。

去年友人に貸してもらった川上未映子さんの『きみは赤ちゃん』という本の、壮絶さと正直さに心がふるえたからだ。そしてそれを読んだ時に「あーわたしもこうなっちゃう、きっとこうなっちゃう。それをおもしろがれるように、ちゃんと残そう」と思ったのだ。

いま、改め、買い直し、読み直し。
とても救われる。とてもとても救われる。

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ちいさな芽。いえない問題

お腹のなかに小さな命の芽がポツンといる、ということは、すごく、こわい。責任重大でこわい。まだちゃんと大きくなるかもわからないわけで。でも不安すぎて誰かと(できれば経験者と)話したくて、だからお母さんにだけこそっと伝えたいけど「それならうちの親にも!」という。※そもそもオットは諸事情あって早々に同僚に伝えてしまっていた

ずっと「食べちゃいけないもの」を調べてる。刺身もだめ、とくにマグロだめ、うな

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