信念のあるものづくり

昨日書いたNOTEで、間接的にハンドメイドの初めてイベントに参加した、
と書いた。

売れ行きは褒められたものではなかったけれど、
売れた、という事実があると俄然作りたくなるのだから、
つくづく現金なタチだなあと我ながら思う。

そこでだ。

今まではあまり考えずに、
作りたいものを作りたいだけ作ってきた。
次は少し頭を使って時間をかけて作ってみるのはどうだろう。

そもそも、本職があるのでそんなに自由に時間もお金もつぎ込めない。
金額的にはおそらく主婦の方よりは自由が利く部分があるだろうけれど、
私がやりたいのは趣味の延長ではなく、収入として成り立つ販売!
と昨日noteを書いていて気付いた。

上司がよく、
「仕事は楽しくやらないと!」
と言う。

それは本当にその通りで、
楽しみのない仕事は続けられない。
本職においては、管理がうまくいったとか、
お客様がありがとうと言ってくれるとか、
お客様がわたしの名前を覚えていて訪ねてきてくださるとか、
本当にちょっとしたことでいい。

(実は店員さん、ではなく名前を覚えていてくださるのは
ネームをつけない店ではかなりレアで、めちゃめちゃうれしい)

それでは、ハンドメイドにおいてはどうなんだい、
と自分に問いかけてみる。
これはこれでちょっと楽しみの意味合いが変わってくる。
趣味で作って、のスタートは同じでも、
売ろう!と決めた時点で、それは売り手側に回るということ。

そこにプロ意識も持つことはもちろんだけれど、
楽しみはきちんとした結果がついてくることだと思う。

前述した本職の楽しみは、
生活の基盤となる「お給料」が必ず発生する。
それはめちゃめちゃうれしい!と書いた、
名前を覚えてくださっているお客様が、ただお店に来てくださるだけでも、
何かを買ってくださったとしても変わらない。

つまり、買い手側の「会計」というアクションのあるなしにかかわらず、
現状お給料は発生するということだ。

会社員のいいところは、
会社がつぶれない限りは「お給料」というご褒美が毎月発生すること。
一概にそうとも言い切れなさそうな世の中だけれど、ね。

では、反対にハンドメイドでの楽しみはなんだろうか。

もともと接客という仕事を10年近く続けているのは、
お客様とお話しすることで得ることが多いからといっても過言じゃない。
百貨店勤めだったときは、お客様がふらっと立ち寄ってくれて、
テレビで見た健康法を教えてくれたり、最近見つけたおいしい和菓子のことを教えてくれたり、そういう他愛もない話をしてくれるだけで
ああ、なんかうれしい!と思ってしまうマニアックなところがあるのだ。

私の楽しみが「接客」にあるので、
ハンドメイドにおいて売れないけど作ってるだけでいいの!
とはなりにくい。
事実、一時期調子よく売れていた時はそれこそ
寝食忘れて没頭していたのに、調子が少し落ちただけで
作ることから少し距離を置いたりしていたのだ。

売れていたから楽しかったのか、と問われると
うん、とはすぐに頷けない。
問い合わせが来て、色違いで作れますか、とか
ここの色をこういう色に変えられますか、という
お客様のニーズを掬えることが楽しかったのだ。

自分ができる範囲のことで、
最大限お客様のニーズを掬って応えられる。
ここが本職とは違う楽しみ。

会社には会社のルールがあり、
いくらお客様のニーズがあることでも
その場ですぐには対応できない。

モノの責任が自分にあるからこそ、
フットワーク軽くその対応ができるのは、
店員としてもやもやする気持ちを一掃できる、
貴重な機会だ。

お客様とやりとりして、
これいいですね!と提案とニーズが一致する瞬間が一番の快感だったといってもいい。
そして対価が支払われて、私もお客様もどちらも嬉しい、
で取引が終わるのが楽しいのだ。

だからこそ、「売れないものを作る」は楽しい、ではない。
私は作ったものを通してお客様とコミュニケーションがとりたいし、
そのコミュニケーションの着地点はお互いが納得できるところでなくては。

お金の話をすれば、
入ってくるものがなければ次が作れないわけで、それでも作るとなると懐事情に大打撃になったりする。

生活かキリキリしている中で、
ニーズを掬い上げてお客様ひとりひとりと丁寧に向き合えるかというと、必ずしもそうではない。

やはり自分の気持ちの余裕を持てる生活の基盤があるからこそ、人に対しても気持ちの余裕が生まれるのだと思う。

ここまで整理して、
じゃあ、安いものをたくさん作るって、
テーマから外れてるんじゃないの?
という疑問がわく。

その一方で、
いきなり高いものを作っても売れないんじゃないの?
という声も反対側から聞こえてくる。

どちらも相反するけれど、
どちらもほんと。

さあて、じゃあどんなものを作ればいいのかしら。
ここまで書いてきて、こんなところで考えが止まるのも
おかしな話だけれど、
そんなに簡単には「安定した販売」にはたどり着かない。

そりゃ、そんなに簡単じゃ楽しくないもんね!

#コラム #ビジネス #ハンドメイド #その先へ
#アクセサリー #楽しみ

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ハンドメイド奮闘記

趣味のハンドメイドアクセサリー。 考える、作る、売る。 販売の原点を学びつつ、その先にあるものを見に行きたいともがいています。
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