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【四柱推命】通変星でわかる個人領域と社会領域

四柱推命命式はその命式当事者の話だ。同時に当事者周辺の人々の話でもある。
 
自分という存在が一つひとつ集まって世の中になり、その世の中で自分がその世の中の部分としての役割を持っているからだ。もちろん、命式は世の中の人々がそれぞれ持っているので、最優先的な解釈は命式の主である自分を中心に解釈しなければならない。
 
しかし、自分の観点だけで見れば、中途半端な解釈になる。人は社会的動物であり、一人で生きられる存在ではないからだ。
 
無人島に遭難した人も、自分だけの力で生きているわけではない。その無人島で捕食するウサギがいるから、無人島でも生き残れるのだ。
 
だからこそ、人は自分も知らないうちに他の存在たち(特に人々)の関係によって運命の影響を受けるのだ。
 
自分と相手の関係!(社会と表現してもよい)
四柱推命用語で体用の関係だ。
 
宮星論で見ると、日干と月令の関係になり、肉親的な意味で見ると、印食と財官との関係になる。印星と食傷は日干である自分を中心に相生するので、個人的な領域だと言える。
 
そのため、肉親の意味も親子になる。血縁関係という意味だ。
すなわち、天倫だ。
 
個人的な領域なので、印星と食傷は個人の能力になる。印星なら習得能力になり、食傷なら活用能力になる。
 
印星は答えを出すことであり、食傷は質問をすることなので、二つのバランスが取れてこそ個人の力量の発展がある。
 
印星は準備することであり、食傷は行動することなので、二つのバランスが取れてこそよい結果が出る。
 
印星は待つことであり、食傷は進むことなので、二つのバランスが取れてこそ試行錯誤は少ない。
 
印星は集めることであり、食傷は捨てることなので、二つのバランスが取れてこそ損失を減らすことができる。
 
印星は頭を使うことであり、食傷は体を使うことなので、二つのバランスが取れてこそ文武を兼ね備える。
 
それで、印星と食傷が中心になった命式は自分がしたいことをしながら生きていく運勢だ。
 
人間的だ。
 
身強なら自分の能力を極大化でき、身弱なら能力発揮の限界が生じる。
 

財星と官星は日干である自分を中心に相剋するので、社会的な領域と言える。
 
そのため、肉親の意味も夫と妻になる。契約関係という意味だ。
すなわち、人倫だ。
 
社会的な領域なので、財星と官星は個人の処世術になる。
 
財星なら人の面倒を見る処世であり、官星なら人の従う処世だ。
 
財星は人に要求することであり、官星は人から要求されることである。
 
財星は妥協することであり、官星は約束を履行することなので、二つが相生すれば契約の成立がスムーズになる。
 
財星は疎通であり、官星は責任感なので、二つが相生すれば真のリーダーシップを発揮できる。
 
財星は革新であり、官星は犠牲なので、二つが相生すれば競争関係で優位を占めることができる。
 
財星はお金で官星は権力なので、二つが相生すれば野望が大きい。出世に命をかける運勢だ。
 
それで、財星と官星が中心になった命式は相手の望む事をうまくできる運勢だ。
 
事務的だ。
 
身強なら相手を支配でき、身弱なら相手が自分を支配する。
 

命式に印星と食傷がないということは(財官の命式)自分自身が不便だということであり、命式に財星と官星がないということは(印食の命式)相手が不便だということだ。
 
そのため、命式によってそれぞれ感じる幸せと成就感が違ってくる。
 
四柱推命命式を解釈する時、自分自身の基準で見てはいけない理由だ。
 
自分と相手はお互いにやり取りする関係なので、相手も自分の人生の一部になるからだ。
 
 
印食の命式は相手を配慮するのを自分自身を配慮するようにし、財官の命式は自分自身を大事にするのを相手に気遣うようにしながら暮らせば人生が楽になる。
 
もちろん、簡単ではない。
 
言葉では簡単だが、人が運勢に逆らうことができるだろうか?
 
運が変わるまでは難しい!


お読みくださりありがとうございました。

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