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1回目HARG治療

コロナでのびのびになっていた治療。

自分の本当のコンプレックスに向き合うのにはこんなにパワーがいるなんて。

もちろんお金がかかるからっていうのもあるけど。

13時にクリニック予約。

受付のお姉さんにドキドキしながらも

「よし、ここの先生に全てお願いして

自分のコンプレックスをなくすんだ。エイヤー」ってな気持ちで。

2度目のカウンセリング。

前回伺ってからコロナのため治療を開始することができず。

もう一度カウンセリング。

「3ヶ月もたったので、私はあなたのこと覚えてないんです」

と、言い切られるあたり気持ちいい。信頼できる。

先生はいつもあっけらかんとしていて物言いはとてもストレート。

私は直感でとても信頼できる方だと思った。

こういう治療をするとき、クリニック選びはとても重要。

自分の薄毛歴、普段どんな食事をしているのか

飲んでいる薬など等々ヒアリング。

そこで言われたのは、

あなたは

「自己免疫疾患の一つのびまん性脱毛症」です。と。

すごく気持ちが楽になった。

ああ病気なんだ。そりゃサプリやマッサージ、

大金をつぎ込んできたけど治らないわけだって。

特に二人目の産後、髪は抜けるばかりで

帽子を被らないと恐怖で外に出れないほどに。

夫にそんなこと言っても、

「え?気にならないしまた生えるよ」

と、呑気な応答がまた私をイラっとさせる。

こんなに悩んでるのに!

正直HARG治療はとても高額です。

症例を見ればわかりますが最低100万円ほど。

ものすごく悩みましたが、このまま髪がなくなって

ウィッグ?それとも投薬?

死ぬまでかかると思えば

まだひどくなる前に(それでもとてもひどいんだけど)

この価格を投資することは利がある

と、気持ちを奮い立て治療をはじめました。

こんな時、仕事しててよかった。。。と心の底から思いました。

夫の稼ぎから出させるのは躊躇います、正直。

先生のお話では、あなたの体の中では

例えば「A」とタイプすれば
「あ」とでるところ、「A」と打てば「い」と表示されると。

だから本来は髪を生やせと命令するところを

生やすなと言っていると。そりゃ髪の毛は生えないよね。

バグってるんです。

攻撃するところが髪ならば、髪がなくなるし

それが関節とかならリウマチになったりするし。

人の体って本当に不思議だなと。

今後の治療の内容としては主に二つ。

①抗酸化治療
②ハーグ治療(頭皮に注射)

まずは抗酸化療法として点滴をはじめに打ちます。

色々なものが配合されていて(色々入りすぎて覚えていないのですが)

いわゆるにんにく注射のビタミンBの匂いがほのかにするので

気になるならと、お茶と飴を用意してくれます。

そして恐怖の写真撮影タイム。

自分の薄毛と真っ向勝負。

現状を知ることが一番なのです。

ああ、心がえぐられる。私は本当に髪が生えるの?

ただでさえ産後でボロボロになった自尊心が

もう、消え入りそう。でも奮い立たせて。

そこから治療が始まります。


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