30歳を過ぎてからの断捨離

今年の3月に会社を退職し、フリーターとして大阪市内に住んでいます。

新たな収入源を得る前に、所有している資産を減らして身軽にしたいと思い、2週間ほど断捨離をしました。

実際にやってみて、歳をとるほど断捨離は時間がかかるなと感じたので、経験談として綴ってみます。

手段1:売る

書き込みのある大学の参考書や、使わなくなったゲーム機などをメルカリで売りました。1品ずつ出品・梱包・発送とすると手間はかかりますが、市場での需要と価値を知ることができて良い経験になりました。

苦労したのはパソコンなどの電子機器類です。データを消去したり、付属のケーブルを探したり。。TVチューナーはB-CASに連絡して譲渡の手続きもとりました。デスクトップPCはセキュリティ面や売却後のトラブル回避のため、専門の買取業者に頼みました。

手段2:捨てる

5年前の資格試験対策本とか、サポートの切れたソフトウェアとかは価値がないので処分しました。UNIQLOのヒートテックとか無駄に出てきたので、店舗に設置されている回収ボックスに持って行きました。

メルカリで売っても売上より送料+梱包材費が高くなりそうな家電製品は、自治体の回収している資源ごみBOXに持って行きました。

手段3:電子化する

書類、名刺、ハガキはできる限り電子化しました。これらを綴じていたファイルも大量に不要になりました。

手段4:預ける

冬物の服、記念品のTシャツ、アウトドア用品、学生の頃の研究資料など、しばらく使わないものはサマリーポケットに預けました。

預けるものを選別しながらも、売れるものや捨てられるものがないかも再検討しました。

手段5:寄付する

ボールペンとか文具がやたら出てきたので捨てようかと思いましたが、NPOを通じて寄付することにしました。

詐欺団体に寄付してしまうと不法投棄される恐れがあるので、内閣府に登録されているNPO法人であり、SNSなどで活動していることがわかる団体を探しました。

手放すのが大変だったものは買わない

上記の手段1〜5で手放すのが大変だったものがあります。

パソコン

学生時代からファイルを溜めっぱなしだったため、パソコンに保存していたファイルを整理しました。今後は定期的にいらないファイルを削除する習慣をつけることにします。

また、デスクトップPCは物理的に場所をとるので、よほど必要がない限りノートPCだけにしたいです。周辺機器もケーブル含めると一気に散らかるので、できるだけ買わないようにしたいです。

収納ケース

服、CD、靴などを収納していたプラスチックケースがありましたが、中身を減らせたおかげでいくつか不要になりました。

大阪市の場合は30cmを超えるものは粗大ゴミになるため、処分がやや面倒になります。CDの収納ケースなどは汚れていないのでメルカリに出品できましたが、靴をしまっていた収納ケースは流石に処分します。今後、30cmを超える製品が買いたくなったら、処分の手間も考慮して検討したいです。

断捨離の手間は年齢に比例する?

ものを片付けて感じたのは、とりあえず残しておきたいと思っていたものが結構多かったことです。学生時代の研究資料や、パソコン内に残していた研究のデータが多かった。私の場合はせいぜい10年分くらいでしたが、40代、50代となるともっと色々なモノを保管しているのではないでしょうか。捨てるか残すか吟味するだけで、結構時間がかかりそうです。

一方で、忘れていたモノに気づくこともできました。私の場合はモノというよりデータですが、あの頃はこんな考えで頑張っていたんだなーとか色々お思い出せました。保管しているモノと向き合って考える時間ができたのは良かったです。

逆に、今の10代、20代の人たちは簡単に断捨離できると思います。そもそも買ったモノの総量が少ないというのもありますが、売ったり預けたりするサービスをすでに知っているのは大きな利点だと思います。

メルカリやサマリーポケットというサービスが昔はありませんでしたし、データ保管についても今はクラウドサービスを使うことができます。

シェアリングエコノミー世代なので、借りれば済むものは買わない習慣も身についている人が多いと思います。そもそも断捨離するほどモノを持っていないかもしれませんね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?