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Photo Story|双子-ふたご-/Futago

PENTAX KF f6.3 1/200s 270㎜ Siozuoka Simada
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「双子-ふたご-」

川原に生えていたカワラヨモギ。

なんとも不思議なことに

緑色に染まった葉と
赤色に染まった葉が

1本の株から生えていた。

同じ場所で同じ時を経ながら
同じように成長しているものの

違うのは色味だけ。

気がついていないだけで
植物たちにもたくさんの個性があって

それを実は楽しんでいるんじゃないかなって
なんとなくそう思えた瞬間だった。


Photo Story

先日の晴れた土曜日。

珍しく風もなく
この季節にしては温度も高め。

空は雲ひとつない青空で、
まさに秋のいいとこ取りのような天気。

こんな日は写真を撮りにいきたいなと
そう思うのがカメラマンの性なのかもしれない。

朝一番にパートナーを職場近くまで送迎し、
帰ってきてから洗濯物を慌てて干したら
すぐ近くの大井川河川敷へカメラを持って直行した。

大井川から吹く河風はいつも強くて
この時期だと寒い日が多くなるけども
本当にこの日はピタッと風が止んでいた。

川のせせらぎに
野鳥たちの囀りが心地よく
朝散歩している人も
休日だからかもしれないけど
いつもより多い気がした。

この河川敷には
マラソンコースが敷かれていて
年に何回か大井川マラソン大会が開催されている。

河口から島田市神座という地域まで23kmほどで
往復するとちょうど42.195kmになるようだ。

何もイベントがない日は
散歩人、ランナー、自転車などが往来する
普通の道として使われている。

この道を歩いていても特に何もないので
いつも道から外れて草たちが生え茂るところを
あえて歩くようにしている。

色々な植物たちを見るのが楽しいからだ。

とにかく穏やかな天気の中で
植物たちにもついつい声をかけながら
ゆっくりと歩き始めた。

途中でいいなと思った瞬間にカメラを向けたりして
心ゆくままカメラ時間を送っていた。

そんな最中に出会ったのが今回の写真。

2色を彩るカワラヨモギだった。

ヨモギと言われてん?と思った人もいるかもしれない。

カワラヨモギの全貌はこんな感じ。

新芽は肉厚でかわいい

いつも見かけるヨモギとは違って
葉っぱは松のように細長いのが印象的。

これもきちんとヨモギの一種であって、
東洋医学では重宝されるくらい効能もある。

一目見た時からこの容姿に惹かれて
大井川を歩くときはいつも
カワラヨモギを見つけては声をかけている。

・・・

今回の写真みたいに
緑と赤に染まった姿は初めて見たので
足を止めて撮影会が始まる。

こんなちょっとしたことかもしれないけど
他とはほんの少し違うことを見つけるのにハマっている。

かわいいとか
綺麗とか
個性的だなとか

そんな感情になる時って
どこか心が幸せを感じている瞬間だなぁって。

そんな幸せが積み重なれば
きっと人生もっと豊かになるはず。

今日も今日とて
倖せ探しに出かけるのであった。


ご覧いただきありがとうございました
どうぞ倖せが繋がりますように!

2023年11月22日


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