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Photo Story|漂木-ひるぎ-/Hirugi

PENTAX KF f4.5 1/160s 165㎜ Okinawa Higashi Gesaji
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「漂木-ひるぎ-」

東村の慶佐次げさし川に広がるマングローブ林。

何本、何十本という根を汽水域の水の中に降ろし、

葉っぱは水に濡れないようにしっかりと支えている。

どこか異様にも感じるその姿は、

長い間この植物が進化を遂げてきた最終形態でもある。

改めて生命の神秘さを感じながら・・・。


Photo Story

沖縄最終日編。

前回の続き。

荒天の中の辺戸岬を後にして、通常であれば沖縄の西側のルートを走りながら南に下るところを、敢えて東側のルートを進むことにした。

特に次の行き先は決めていないけど、ドライブの気分で沖縄を半一周したいなぁと。

ヤンバルクイナ飛び出し注意の看板を何度も何度も横目にしながら、できるだけスピードを出しすぎないようにゆっくりと走り抜ける。

移住体験ツアーで案内をしてくれた人によると、雨上がりの朝は結構道路で見かけることも多いと聞いていたので、より慎重に注意しながら車を運転していた。

西表島のイリオモテヤマネコや石垣島のカンムリワシなんかもそうだけど、車に轢かれて怪我をしたり死んでしまったりするケースも多いらしく、特に観光で訪れているような人たちは注意しないといけない・・・。

内地で走らせるようなスピードは絶対に出してはいけないと。

・・・

残念ながらヤンバルクイナに出会うこともなく、国頭村を抜けて東村へと入っていった。

どっかで休憩しようかなぁと思ってたどり着いたのが、「慶佐次川のマングローブ林」がある東村ひるぎ公園だった。

沖縄本島でも最大級と呼ばれるマングローブ林。

この緑色の川の両端に生える木が、マングローブと呼ばれるヒルギの木たち。

種類はあんまり詳しくないからわからないけど、この辺り一体にはヤエヤマヒルギ、オヒルギ、メヒルギの3種類あるらしい。

どこかジャングルへと続くようなワクワクを感じさせてくれるこの光景。

どうやらカヤックを漕ぎながら川を上っていくことができるとか。

いつか漕いでみたいなぁと・・・。

・・・

今回の旅とは違うが、数年前に一人旅で訪れた西表島の景色を思い出していた。

圧倒的な緑。

圧倒的なマングローブ林。

何だろう、この緑溢れる景色を見ていると、懐かしいというかそんな感覚になるようで。

きっと今世ではないどこかの記憶の断片を思い返しているんじゃないかなぁとそんな感覚。

慶佐次川も美しかったけど、また西表島に行きたいなぁとしみじみ・・・。

続く


ご覧いただきありがとうございました!
どうぞ倖せが繋がりますように。

2024年4月5日


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