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Photo Story|飛沫-しぶき-/Sibuki

PENTAX KF f4.5 1/2000s 58㎜ Sizuoka Suruga
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「飛沫-しぶき-」

浜辺のテトラポットに
激しく打ちつける波。

大きな飛沫となって
空気中に飛び散っていく。

その荘厳さに目を奪われながら
自然の力を思い知る。

一方で、
波飛沫が作る形がとても美しい。

自然が創る形の残らないアート。


Photo Story

波を見るのが好きだ。

前回と同じ場所での記録。

その日は特に波の勢いが強かった。

浜辺に立って
ひたすらに打ちつける波を
カメラで撮影していく。

目的な勢いのある水飛沫。
あるいは波が崩れる瞬間に見せる
波のお腹の透明な部分。

何せいろんな波の形を切り取りたかった。

もちろん
自分のイメージ通りに
波の形を作っていることはなく

全てはタイミング。

ちょっと一休みしてたら
めちゃめちゃいい形の波飛沫が上がったり…。

その時ふと思う。

あれ?

これって波と遊んでる?


これだけ聞くと
友達がいないやつみたいに聞こえるが

いや、
それはあながち嘘ではないのだが…

いつのまにか
波に語りかけながら遊んでいた。

激しめに打ちつける波を見て、
「かっこええなあ!」

それが少し続くと
「もっと穏やかなやつ」

波腹の透明感が美しい時は
「あ、綺麗…」

それはさながら
モデル撮影をするカメラマンなようなのかもしれない。

しかし相手は自然そのもの。

他所から見たら恐らく危険人物だ。


でも、気のせいかもしれないけど
「かっこええやん」
と呟いた言葉の後は

大抵
めちゃめちゃいい波が来てくれていた。

それこそ
今回の画像のように
テトラポットに激しく打ち付けて
身長よりも高い波飛沫をあげてくれていた。

なんとなく呼応しているかのようで
すっごく楽しかったのだ。

しかし、それも束の間。

突然現れた釣り人に声をかけられ
ここで釣りしてもいい?と。

その瞬間、
ここでの波の撮影会は終了。

この撮影間は
めちゃめちゃ没頭していた。

カメラを見たり
波を見たり

とにかく自分に集中。
そして何度も押し寄せる波に全集中。

気のせいかもしれないけど、
全集中している時は
どこか自然と対話できるのかもしれない。

そんな不確かだけども
妙な確信を持っている僕だけども
共感してくれる人はいるのだろうか…。


ご覧いただきありがとうございました
どうぞ倖せが繋がりますように!

2023年11月8日


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