「花毬-はなまり-」

緑の雑草たちの中に
毬まりのような可愛らしい花が
ポツンと一輪。

紫詰草、
またの名を赤詰草やレッドクローバー。

どこにでも生えてるけど
見つけたらちょっぴり嬉しくなる、
なんとも愛らしい花の一つ。

Photo Story

前回前々回の続き。

目指していた山を途中断念し、
途中に紅葉や落ち葉など
美しい光景に触れながらも下山してきた。

近くにある温泉に行こうかと悩んだけど
まだ開店時間まで1時間近くある。

少しだけ車を運転して
武尊高原のゲレンデ駐車場へと向かった。

・・・

特にここは何かあるわけではなく
当然スキーシーズンではないから
ほとんど人がいない。

それに駐車場から
少しだけ遠くの山々を観れるので
休憩するにはちょうどいい感じ。

泊まっていた宿が作ってくれた
大きなおむすびを食べながら一息つく。

ただぼーっと
車のフロンガラスの向こうの世界を覗きながら
美味しいおむすびを黙々と食べる。

ふと、右下側に目をやると
そこには毬みたいなピンク色が綺麗な花が咲いていた。

かわいい。

この花を見た時の第一印象。

最近はこうやって花とかを見ると
咄嗟に反応する習慣ができている。

例えば道端の花だろうと目がいくことが多く、
数ミリ程度の小さな花にも気がつくことがある。

いつ頃からか、
花がとても好きになっていたのだ。

その花を見つけるのは
僕にとっての些細な幸せ。

道を歩けば
小さな幸せが積もりに積もって
めちゃめちゃ大きな幸せになったりもする。

花は本当に美しい。。。

・・・

今やどこに行っても見れる紫詰草の花。

レッドクローバーとも呼ばれる彼女たちは
原産は南ヨーロッパ。

よく似た花の白詰草と共に
明治時代に北海道に牧草として輸入された。

それが今や
全国的に広がって野生化している外来種。

外来種ときけば
よくないイメージを持つかもしれないけど

クローバーとも呼ばれる彼ら彼女らは
みんなから愛されているように感じる。

四葉のクローバー探しなど
誰もが一度はやったことがあるのではなかろうか。

それくらい馴染み深い植物になっている。

出身がどこであれ
やっぱり美しいものは美しいと思える心を
何よりも大事にしたいなと思う今日この頃。

感性を大切に・・・。

ご覧いただきありがとうございました
どうぞ倖せが繋がりますように！

2023年11月15日

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