テンプレ化している首相式辞制作などにChatGPT就任が待たれる
令和5年8月15日 全国戦没者追悼式にて岸田首相が行った首相式辞の内容が、去年の式辞と３箇所以外一字一句同じであった事から式辞のテンプレ化が問題になっていました。以下、Abemaプライムのスクショがわかりやすいので上げておきます。
日本政府はMicrosoftと契約し、Azure OpenAI Serviceを利用し、国会答弁なのど文書作成をChatGPTに担当させる計画です。国会答弁のみならず、カンペが離せない首相の式辞や記者会見などの文章もChatGPTに作らせたらテンプレ化が免れます。
GPT-4に本年度用 全国戦没者追悼式作文を依頼した
テンプレ化を免れるには去年の振り返りを織り交ぜる事が大切だと思い、GPT-4にこのような指示を出しました。
筆者問：岸田首相が終戦記念日に話した総理式辞が３単語を除いて去年と全く同じだった事に対して「式辞をテンプレ化するな」という意見があります。あなたなら、以下の2022年の主なニュースを踏まえて、
物価高・利上げ、世界経済に影コロナ後の回復腰折れ
習近平氏3期目「1極」体制が完成台湾統一「公約」に
円相場、32年ぶり150円台 日本経済の弱さ反映か
上下院ねじれ 縛られたバイデン政権 「プーチンの戦争」泥沼に
核の脅し、世界秩序動揺 岸田首相の政権運営
崩れた力学 安倍元首相撃たれ死亡
などを踏まえ、どのような「戦没者追悼式 総理式辞 」を述べますか？
GPT-4制作本年度全国戦没者追悼式作文
戦没者追悼式 総理式辞
戦後、我が国は数十年にわたり平和国家として、繁栄と調和を追求する道を歩んで参りました。今日、戦争の苦痛と教訓を胸に刻みつつ、新たな世界の挑戦と変化に対してもしっかりと向き合う覚悟を持っています。
物価の高騰、世界経済の不透明さ、そして国際的な政治的な緊張が増加しています。中国の政治体制の変化、円相場の大きな変動、米国政府のねじれ、そしてロシアによる最近の行動は、世界秩序の複雑な側面を映し出しています。我が国の政治的な挑戦とともに、これらは我々の外交政策と経済戦略を慎重に検討する時期を示しています。
しかし、これらの変動にも関わらず、我が国は変わらぬ価値と原則を保持しています。平和と協力、人権の尊重、そして国際法の遵守は、我が国が取り組む多岐にわたる課題の中核をなしています。
未だ争いが絶えることのない世界にあって、我が国は、積極的平和主義の旗の下、国際社会と手を携え、世界が直面する様々な課題の解決に、全力で取り組んでまいります。我々は強い日本経済の再建を目指し、国民の皆様と共に歩んでまいります。
そして何よりも、我々は戦争の惨禍を二度と繰り返さないという誓いを忘れません。安倍元首相の悲劇的な死を深く悼みながら、我々は彼の志を引き継ぎ、国と民を守る決意を新たにします。
終わりに、いま一度、戦没者の御霊に平安を、御遺族の皆様には御多幸を、心よりお祈りし、式辞といたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？