母がうつ病と診断され抗うつ薬の内服が始まりました。

母の状態はさほど変わらず、逆に自分が鬱だと診断されたことに対して酷く落ち込むようになりました。しかし、機嫌がすこぶる良い日もあったりと精神状態の起伏が激しくなったようにも感じました。

ちょうどその頃から、母とのLINEのやり取りで、母の文章が乱れがちになってきたことに気づきました。

スマホの操作に慣れていないこともあっての打ち間違いなのかと思いつつも、以前は使えてた絵文字がなくなったり、話の流れと全く関係のないスタンプが送られてくるようになりました。

電話や、普段の会話では「あのー」とか、「えぇっと」とか、「あれたい、あれ!」などというように、スラスラと言葉が出てこないことが増えてきました。

会話が続かない状態は、さらに酷くなり、「はい」「いいえ」で、答えられるような問いかけを続けなければ会話が終わってしまうようになりました。

妹から聞いた話ですが、妹の子どもに母が絵本を読んでやろうとしてページを開いたのですが、そのまま固まってしまったそうです。

文字が読めなくなってきていたのです。

明らかに、鬱の症状とは違う。

そう思いました。

次の精神科受診には、妹に付き添ってもらい、母の状況を主治医に詳しく説明することとしました。

受診の結果、大学病院での精密検査が必要とのことで2週間の検査入院となったのです。