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50歳からでも変われる


私について

私は小さい頃から、あまり自己肯定感が高くなかった。というより低かった。人と比べて「ない」にフォーカスしてしまう自分がいて、何かと自信がなかった。だから人から言われた言葉に傷つき打たれ弱かった。さらに我慢することが美徳と勘違いし、ある意味いい子を演じていた。成績は優秀な方だったけど、人前で話すことが苦手すぎてクラスの委員長に選ばれるのが辛かった。(昔は成績のいい人が委員に選ばれる傾向があった)

学校の勉強はとにかく暗記してやり遂げ、達成感はあったが自信にはつながっていなかったと思う。学ぶのが楽しいと思ったのは、社会に出てから。自分が見つけた興味のあることを学ぶのがとても楽しく感じた。自分が満たされる感覚も重なり、好きな分野のあらゆる習い事をした。それは芸術系から食分野、ビジネス、心理学など多岐にわたる。
特に夢中になったのはお菓子や料理、紅茶などの食にまつわるもの。
色々なパティスリーのシェフにお菓子を習いに行ったり、イタリアンのシェフからフードコーディネーターさんまで幅広い先生から料理を習った。時には新幹線に乗って業界で巨匠と呼ばれる人のレッスンを受けに一年以上通ったりもした。新しい価値観に触れ自分の枠が大きくなるような、日常の自分にとらわれない時間を過ごすのがとても好きなのだ。

教えてもらう技やコツ、それを生み出した背景を知り、自分に取り入れていくこと、そして何よりその空間で過ごすことに心からの充足感を覚えた。また、その先生の想いを知ることで自分の人生まで広がっていく気がした。

そうやっていくつもの教室に通っては自分を満たしていた。もちろん生活や当時の仕事にも活かされていたが、そこにかけた費用と時間は相当なものだ。楽しいし自己投資だと思っていたのであまり躊躇なく飛び込んでいたが、知識や経験は蓄積されてはいくものの、他の人へ伝えたり、影響を及ぼすところまではいかずに終わっていた。

50歳にしておとずれた転機

そんな私が今、自分が伝えていく側になりたいと思っている。
今まで感動を与えて人生のかけがえのない時間を輝かせてくれた数々の先生のように。
ようやく自分の中だけで完結していたことを広げていきたいという領域にきた。

それは、私を目覚めさせてくれた『発酵』という世界に出会えたからだ。
高齢出産後、なぜだか激痩せして体調不良を経験してから『発酵食』に改めて出会い、麹を使った発酵調味料である「塩麹」や「甘酒」を知り、長い間、小麦偏食だったのを「お米」に変えていくことで少しずつ回復して元気になった。もちろん食だけではなく気持ちの持ち方も大きいが、当時のわたしに大きなきっかけを与えてくれたのは間違いない。そして「麹」の魅力にはまり、甘酒や米粉を使ってからだにやさしいおやつ作りを始めた。もともとお菓子が大好きで洋菓子業界に勤める私は、私生活でも仕事上でも美味しいお菓子に囲まれている。腕のあるパティシエが作る、それはそれは繊細なケーキやこだわりの焼き菓子、なかなか買えないと言われる希少なお菓子まで、選ぼうとすれば万と種類はある。お砂糖やバターを贅沢に使ってリッチに焼きあげたお菓子や、生クリームたっぷりのケーキは、やっぱりおいしい。でも、毎日食べたいと思えて、人生の後半戦に差しかかり健康を気遣う時も、お茶の時間を豊かにしてくれる体にやさしいおやつ、自分をいたわってあげるような、そんな『おやつ』のおいしさを伝えたい。そしておやつを囲むテーブルを豊かにしてくれる一杯の「紅茶」を楽しむことも伝えたい。

まずは自分が開くレッスンで始めていきたい。
自分の人生を変えてくれたきっかけが、誰かの役に立てるように、小さくてもスタートしたい。

でも、夢はそれだけではなく
もっとおっきい。

かなえたい、おっきな夢

それは『発酵』からつながる色々な方を講師として迎え、発信していく地元密着サロンを作ること。忙しい毎日の中で自分を見つけられる瞬間を提供していけるような場所づくり。

自分が伝えていけること、そして今まで出会ったたくさんの素敵な方にも講師となっていただき、そこに集まる人にとびきり豊かな時間をつくること。時には出張して地産地消の素材を使ったり、蔵元を訪れて素晴らしい素材をさらに世に広めたり。

きっと今まで数多くのレッスンに参加してきた私だからこそ、できる形があるのではと思っている。

お金や場所はどうする? 
計画するならも目標値を決めることも大切。

でも、まずはこうやって誰かに夢を語ることから始めたい。言葉にすると夢は実現できる周波数を発して、縁を引き寄せるというのだから。

今まで私の自己肯定感を上げてくれ、活力となってくれた『お教室』や『クラス』や『サロン』。
たかが趣味でしょ、と思われる方も多いかも知れないが、そこで人生を変える出会いがあるかも知れない。生きがいにつながるきっかけが見つかるかも知れない。
そう思うとステキな人と繋がれるだけの自分になっていなければとますます思う。

毎日に埋没してしまいそうな忙しさの中でも、
自分を見つける場所になるような、そして学ぶことで新しく踏み出すことができるような、そんなサロンを大阪の街の一角に作る。

思い続けること

夢は実現できるかどうかより
本当にかなえたいと思い続けられるか、
そしてワクワクできる事そのもの。

何歳からでも、どんなサイズでも
自分のかなえたい夢を持つ。
想像することからはじめて、そこに向けて
自分の力で進むことができるかどうか。
多少格好悪くても自分をさらけ出して努力したり、人に頭をさげてお願いしたり。
そんな人生を思いきり楽しみたい。

なので、これから色々なことがあっても
ここに立ち戻ってこようと思う。
わたし、何をかなえたかったのだった?って。
原点さえ忘れなければ、夢の形は変わったっていい。どんな風に進化していくのか、それも楽しみの一つだ。

最後に、そんな風に思わせてくれる場を作ってくださった note に心から感謝いたします!


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