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アナログすぎる編集長が「デジタルな振る舞い」に挑戦してみた④

   寒すぎた3月も半ばを過ぎ、突如春爛漫というかいきなり25℃越えの夏日も混ざってきた(地球も終わりか?と思う気候変動っぷりです)。
  いよいよ最終タームである。ターム3までは毎週、細かな課題が出ていたのだが、ターム4での課題はたった一つ!4月6日の最終ピッチにむけて、3分間の動画を作成するのだ!3つのタームを何とか潜り抜けてきたとはいえ、「骨の髄までアナログな人間」(自称)としては、ガリガリの体からさらに肉がこそげ落ちそうなくらいのプレッシャーである。

 まずは、どの動画編集ツールを使うかを決めねばならぬ。CanvaからCapcutなどなど、ツールは様々。どれがおすすめか、先生に聞いてみたが「どのツールを使うかはどの服が好きかと同じで、カチカチやって使いやすいのを使うしかないですよー」とアドバイスを受ける。「スマホでも編集できますよ~」と言われたが、老眼と近眼が両方襲い掛かっている50代の目にはちょっと厳しい気がする。
   これはもう、ターム1で登場した、わが社の動画達人・テレビ局出身の心優しきKくんにお伺いするしかないであろう。ここまでほぼ自力で頑張ったし、この間アイスコーヒーを奢ったし、これくらい聞いてもいいはず(と勝手に解釈)。
「ねーえ、私みたいな素人が3分動画つくるとしたら、ぶっちゃけ、どのツールが一番いいと思う~?」と猫なで声で尋ねてみたところ、Kくんは動画編集の手を止めておごそかに答えた。
「そりゃCanvaでしょ」
 おお、そうか!ターム1でも使いやすかった気がするが、Kくんに言われると説得力100倍である!
「Canvaは右脳的にできてるんでパワポ放り込む感覚でやりゃできますよ。スマホで編集?やめたほうがいいっすね。絶対パソコンの方が編集しやすいですよ」とKくん。
 さすが右脳すぎる(多分)私のことをよくわかってらっしゃる! 今度はもうすこしいいものを奢ってあげねば。あといろいろ聞こうとしたが、私も本業の動画編集を頼んでるし彼も忙しそうなのでここまでにしておく。わからなかったらまた教えてもらおうっと(悪魔の囁き、再び)。
 一応、動画で先生が使い方を指導してくれたCapcutもダウンロードしてカチカチしてみたが、やはりわたくしには高機能すぎる気がするのと、これぞというテンプレートが見つからなかったのでやはり、Kくんご推薦のCanvaを選ぶことにした。1時間以上の講演は最近毎月のようにやっているが、ピッチなんて話に聞くだけで自分でやるのは初めてだし、そもそも動画が3分ぴったりに収まるかしら……不安だけが募っていく。  
 
 ここでいきなり追い風が吹いた!春休み中の娘を1週間実家に送り込むことに成功。出産してから約10年、初めて1週間まるまる育児から解放され仕事と課題に専念できることになったわけである。
 娘が帰宅するまでに、独立起業をひたすら妄想しながら、動画を完成させることに成功した。最初はCanvaにもかなり戸惑ったが、マニュアルを見ながらやると確かに右脳的な気がする!(科学的根拠はありませんが)無料のテンプレートを見つけ、自分の映像と声を入れることにも成功。あれだけプレッシャーだったが手を動かしていたのは数時間くらいだろうか。デジタル人間になるには、まず「案ずるよりカチカチするべし!」である。

   上記、最終課題動画です(※内容は現段階で架空ですので、講演などのお仕事お問い合わせ、↓ご依頼は下記、プレジデント社にお願いします☆彡)

    娘がいなければなんでもできる!自由だ!と小躍りしていたのだが、いつもいるはずの娘が家にいないとなんだか寂しくてよく眠れなかったりもした。お世辞にもママらしいとは言えず、よく初対面の人に「ええっ、お子さんがいらっしゃるんですか?!」なんて言われるんですが、意外にママモードになっていたのか?!たまった課題動画視聴も少しずつこなし、だんだんゴールに向かっていく。
 そして、いよいよ4月6日、人生初のピッチにトライである。東京駅近くの会場に集まり、一人ずつ3分間のピッチをこなしていく。1時間とかの講演は常にやっているが、3分なんて初めて。動画を流す人、別に資料を用意する人、様々だったが、私は冒頭1分くらいリアルで話して、あとの2分は動画の架空の事業説明部分を使うことにした。

    何とか無事終え、ピッチで賞をいただくことになった!
    この12週、デジタルな振る舞いも身についたが、加えてLPや動画制作、最後のピッチで、どうせなら妄想でも架空でも自分が事業をやるとしたら?と考えて作成していくうちに、ビジネス頭もそれなりに整理された気がする。元超アナログ編集長としては苦手分野のリスキリングだったので、2024年1月から約4カ月、プレッシャーがなかなかなものであった気がするが、やっぱり受けてよかったし、楽しかった。ぜひ、デジタルやデジタルを使った事業(副業含む)構築に興味のある方は受講ください!

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