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スタバで一番おいしい食べ物はバナナ

スタバで一番おいしい食べ物はバナナである。間違いない。これに異論のある方はいるだろうか?スタバの食べ物というのは全然安くないのにどうしてガッカリ系なんだろうか。とりあえず全体的にパサパサしていて、ケーキはモサモサ、ラザニアはあまりにも生地がカピカピすぎてトマトの味が食い込む余地はない。そんな残念なフードがつどうスタバのラインナップのなかでも、ひときわ残念なのがサンドイッチだ。

スタバは今年の4月にサンドイッチをリニューアルした。(日本の)スタバが最初にサンドイッチを売り出したのは2015年のことだった。クラブハウスサンドイッチ(594円)、テリヤキチキンサンドイッチ(518円)など、サンドイッチだけで500円超えという石油王みたいな価格設定ながら、その味のビミョーさには定評がある。

何よりまず、パンが極めてまずい。焙煎大麦入りパンだったり、トーストした白パンだったりするのだが、いずれも湿ったダンボールみたいな食感である。じっとりしていて、噛み切りづらい。その湿ったダンボールによって、肉の味のしないハム、卵、氷のように冷え切った照り焼きチキンなどがサンドされている。具材はどれもプラスチックで出来ているかのように味がしないのが特徴だ。バターの味も感じられない。まずいパンで味のしない具材を挟むということで結果は推して知るべし。なぜか具材の量がアコーディオンみたいに多いのだが全然うれしくない。それらが冷蔵ボックスに並んで、芯までその身体を冷え冷えに冷やしている。

耳付きパンで出来のよいサンドイッチというと、ファミマのカフェサンドはなかなかクオリティが高いのだが、これは二枚づつの耳付きパンで具材を挟んでいるから食べやすいしパンもじっとりしていないのが良い。とりあえずスタバのサンドイッチはパンを二枚づつにするのが良いのではないだろうか。

サンドイッチの国・イギリスではランチなどもクソ高いので、ドラッグストアに、紙の三角ケースに入った安いサンドイッチが売られているのだった。スタバのサンドイッチは、パンパンに具を詰め込んだやつをビニールのなかにギチギチに入れているからあんなにパンが湿気ってまずいんじゃないだろうか。イギリスのほうのサンドイッチは、あまり美味しいと思って食べている人はいないと思うが、スタバのサンドイッチに比べれば全然おいしいんじゃないかと思う。


今回のサンドイッチのリニューアルでは「アボカドシュリンプ & モッツァレラサンドイッチ」というメニューが登場し、お値段なんと680円。松屋の牛めし並が二杯食べられる。オーマイガー!!なんてことだ。石油王が奢ってくれたら試してみてもいいが自腹では買いたくない。

ドトールもサブウェイもエクセルシオールもその場でサンドイッチを作るので、作りおきのスタバのサンドイッチは太刀打ちできないのかもしれないけど、もうちょっとやりようがある気がする。スタバの人!がんばって!!



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