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東京の女子会

12月になると、全ての日本人は「忘年会(その年を忘れる会)」に出席するのに忙しい。日本人はくたびれきっているのだ。仕事に、安い給料に、申し訳ありませんということに、お辞儀をすることに、etc、etc。年末、人々は酔っ払ってストレスを発散する。でも新年には「新年会」があるから、忘れたことはそう遠くない将来またあなたのところに戻ってくる。

先日、ガールズたちと忘年会をした。ほとんどの日本人は長い時間立って飲むのを好まない。立ち飲みバーもあるが、少人数の時に行く事が多い。たくさんの人とパーティをしたい場合は、居酒屋というアルコールを出す和食の安いレストランに行く。

今回、我々が行ったのは「鳥貴族(鳥の貴族)」という居酒屋チェーン(原宿明治通り店)だ。

鳥貴族は愛を込めて「トリキ」と呼ばれている。トリキが有名なのは、信じられないくらい安くて美味しいからだ。この日もたくさんの人が行列していた。ちなみに原宿明治通り店は周囲の美容師さんとか、お客さんがかわいい女の子で溢れていたのでご興味ある方はチェックしてみてください。

トリキがすごいのは、コストとパフォーマンスの比率がぶっ壊れていることだ。全品すべて298円。すべて。ビール、ウイスキー、あらゆる種類の焼き鳥、美味しい釜飯。味も美味しい。もし3000円あったら、王様のように飲み食いすることができる。あなたが犬のように食べて、水のように酒を飲むとしても、ここでは3000円も使うことができない方に私は賭けよう。

まあそんなこんなで、女子会が始まった。

浮かれたメガネ、装着完了!!

今回の女子会では、プレゼント交換を行った。税込4000円のプレゼントをそれぞれ持ち寄り、「ロンドン橋落ちた」を歌いながらプレゼントを回す。

歌が終わった時に持っているプレゼントがもらえるものだ。

サチコはアニエス・ベーのチャームをゲット!

リカはシャネルの口紅をゲット!

ミオはミナ・ペルホネンのバッグをゲット!

他のメンバーはプレゼントを1個買って来たが、キシコはそうではなかった。今回、一番張り切っていた彼女は一度買ったプレゼントを「違う!わたしはもっとできる!」と朝起きた時に思い、買い直したのだという。このプレゼント交換のために家族会議まで開いたそうだ。そして一つのプレゼント(高級毛玉取り)のほかに、独自に「ワクワクお楽しみボックス」をエクストラでつけるというウルトラCをやってのけた。

こちらがワクワクお楽しみボックス

「ワクワクお楽しみボックス」は、女子ならよだれが出そうなコスメがたっぷり詰まって、かわいらしくラッピングされていた。「誰かを喜ばせたいという思いで毎日生きている」というキシコらしいプレゼントだった。ちなみに力を入れすぎてだいぶ仕事に支障が出たそうです。

〜まさかの死の山

そして今回、我々はさらなるプレゼントを用意していた。そのルールは、「家にある、使わないけど誰かが欲しがりそうなものを持ってくること。誰も貰い手がつかなかったら自分で持って帰って」というもの。わたしは、女の子なら多分家に買ったはいいけど使わない口紅とかリップとか、捨てるのもなんだけどもう一生使わないだろうな〜みたいなものがあると思っていたので、この提案をしたのだ。そしてその結果は...

ただの死の山ができた

ドラッグストアでもらったビ○レのサンプル、シャンプーのサンプル、何に使っていいかわからないサンゴの粉末、3ヶ月前に旅行に行った観光地で買ったウコン飴、誰も知らない謎のアーティストのペアチケット、カビの生えたみかんにしか見えない謎の人形...

たんなる死の山を前に、とにかく我々はめちゃくちゃ笑った。いらないものならいらないものほど笑える。店員さんが来て「うるさいです」と注意されるほどに盛り上がってしまった。あー笑った。

プレゼント交換は楽しい。そして、「家にある、使わないけど誰かが欲しがりそうなものを持ってくること。誰も貰い手がつかなかったら自分で持って帰って」もすごい楽しい。面白かったので、またやりたいと思います。それでは、happy holiday!

英語版はこちら

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